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名峰百選の山々 第103回 『13 羊蹄山』 北海道
独立峰(支笏洞爺国立公園) 1898m コース難度 ★★ 体力度 ★★★
名峰・羊蹄山をバックにゆく
函館本線の普通列車
羊蹄山 ようていざん (支笏洞爺国立公園)
道南で“ピカ一”の名所といえば、この羊蹄山 1898メートル であろう。 その姿の美しさから、『蝦夷富士』とも呼ばれているコニーデ型の火山である。 また、この山は北海道では珍しい独立主峰で、山頂からの展望は最高。 山のもう一つの魅力・高山植物も垂直分布を成して咲いており、頂上付近は天然記念物に指定される程豊富である。 羊蹄山・比羅夫登山ルート 行程図
行程表
倶知安町市街より車 (0:20)→羊蹄山・半月湖登山口 (3:40)→九合目・お花畑 (0:15)→八合目避難小屋 (0:45)→羊蹄山・最高峰(喜茂別ピーク) (0:25)→九合目・お花畑
(3:00)→羊蹄山・半月湖登山口より車 (0:20)→倶知安町市街
登山口の半月湖は、標高350m。 ここから、羊蹄山頂上までの標高差1550mを登っていかねばならない。 山岳ガイドでは、星マーク一つの“手軽な山”として紹介されているが、実際に登ってみると急登が延々と続き、結構キツいのである。 だが、登山者が多い事もあり、登山道はしっかりと整備されている。 それでは、登ってみよう。
半月湖登山口にある立て看板(各合目とその標高が記してある)を見て、“ギョッ”として出発。 登山道からしばらくは、エゾマツ林に覆われた平坦な広い道を歩いていく。 しかし、この平坦な道も20分ほどで終わり、やがて土砂利の急登へと変わる。 その変わり目が『一合半』と書かれた石ころである。 ここからは、ひたすらの急登だ。 合目の道標が現れることだけが心の拠り所の辛い登りが延々と続く。 羊蹄山麓に咲く花々 その1
キバナシャクナゲ
道中、景色でも見えたなら少しは気がまぎれるのであろうが、あいにくこの日はガスに巻かれて何も見えず、黙々と登っていかねばならない。 いい加減ヘバった頃、《8合目道標》を過ぎる。 これを見て、あと標高差にして100m登りつめると、森林が途切れて視界がパッと開けてくる。
ここから火山砂礫帯となり、待望のお花畑が広がってくる。 私の登った時はまだ開花時期には少し早く、チョコチョコと咲いていただけであった。 ここから山頂へ直接行くコースもあるが、ここはとりあえず八合目避難小屋に行こう。
羊蹄山麓に咲く花々 その2
キジムシロ
避難小屋までは外輪山の裾を巻くように道がつけられ、その脇にはチシマフウロ・キバナシャクナゲ・ウコンウツギなどの花が咲いている。 この花の小道を15分程歩くと、羊蹄山八合目避難小屋に着く。 ここは夏のシーズンのみ管理人が入り、寝袋も借りる事ができるので、ビバーク小屋としては最適だ。 但し、食事の提供はない。 水場も雪渓の融雪水が豊富にあり、8月中旬位までは大丈夫であろう。 避難小屋で十分休憩したなら、山頂にアタックしよう。 小屋から外輪山に直接登り、外輪山を半周して頂上に至るコースと、9合目・お花畑まで戻って《子釜》や《母釜》を見ながら山頂に至るコースとある。 ここは、楽な後者を取ろう。
羊蹄山麓に咲く花々 その3
チシマフウロ
小屋からお花畑の小道を望むと、途中に山頂へ短絡する道があり、登っていくと案外あっさりと外輪山の稜線に出る。 稜線上の砂礫混じりの砂利道を約15分で、三角点山頂の《京極ピーク》に着く。
ここの標高は1893メートル。 昭和時代の山頂である。
最高点であるが、ここから150mほど進むと岩の塊があり、この岩塊が《喜茂別ピーク》と呼ばれる最高峰である。 標高1898メートルと三角点峰より5m高い。 私が登った時は雨が降っていたので、誠に侘しい登頂となった。 《父釜》もガスでほとんど見えない。 下りは、往路を忠実にたどっていく。
夕日を浴びてオレンジ色に染まる外輪山
羊蹄山・八合目避難小屋より
さて、ここで羊蹄山の山名について一言。 『日本百名山』で有名な深田久弥は、この山のことを『後方羊蹄山 (しりべしやま) 』と称している。 何でも、『羊蹄山』だけでは“し山”としか称せないので、是非とも『後方』をつけて欲しいとの事である。 しかし、私はこの説に疑問を感じている。 第一に、漢字2文字で“し”としか読まない事は日本語として『禁則』であるし、また“しりべし”という地名は北海道に存在し、漢字では『後志』と表すのである。
日本の山で日本語の禁則を犯し、なおかつ、そこにある地名にも逆らう事は容認できない。 山の名称とは、その土地の風土がつけたものである。 もちろん、地名も同じである。 ある一つの歴史的出来事(アイヌ語で『羊蹄』=“し”の後にある山の事)を取り上げて、今までに培ってきた風土を無視する事は容認できないのである。 人が山の歴史を作ったのではなく、人が勝手に山に歴史をなすりつけているだけなのだ。 長々と文を連ねたが、私はやはり、この山を『羊蹄山 (ようていざん) 』と呼んでいる。
これが、《地名》や《風土》に逆らわぬ呼び方だと思うからである。
※ 詳細は、メインサイトより『羊蹄山』を御覧下さい。
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名峰百選・北海道
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名峰百選の山々 第99回 『1 利尻山』 北海道
独立峰(利尻礼文サロベツ国立公園) 1719m コース難度 ★★ 体力度 ★★★
海上に浮かぶ白峰・利尻山
利尻・礼文・サロベツ りしり・れぶん・サロベツ (利尻礼文サロベツ国立公園)
花の浮島、花の頂、花の大湿原・・。 花の国立公園・利尻礼文サロベツは見どころがいっぱいだ。
礼文島では、トド島探検や、エーデルワイス・レブンアツモリソウなどの珍種の咲く西海岸8時間コース、巨岩全体がお花畑となる『桃岩』など。 サロベツでは、エゾカンゾウの咲き乱れるサロベツ大平原や、利尻富士を眺める丘などがお薦めだ。 利尻島では、利尻山を映すオタドマリ沼。 そして、最大の見どころは、やはり利尻山 1719メートル だろう。 山からの眺望は元より、山頂付近に咲く花・花・花・・。 エゾノハクサンイチゲ・チシマフウロ・リシリリンドウ・ミソガワソウ・イワギキョウなど、色々な色彩の花が咲き乱れているのである。
利尻山・鴛泊登山ルート 行程図
行程表 駐車場・トイレ・山小屋情報
利尻島・鴛泊 (0:50)→三合目・甘露泉 (3:00)→長官山避難小屋 (1:40)→利尻山 (1:10)→長官山避難小屋 (2:00)→三合目・甘露泉 (0:45)→利尻島・鴛泊 チシマフウロ
利尻島に渡ったなら、是非とも“花の峰”・利尻山に登ってみよう。 この山は標高はさほど高くないが、海抜ゼロメートル地点から登るので、登りきって頂上一帯に咲き乱れる花々を見たときの気分も格別だ。 しかし、往復10時間近くかかるので、出発は早朝とせねばなるまい。 いくら登山の為といっても、海岸沿いの宿からそう早くは出発し辛いであろう。 従って、ここは三合目の《甘露泉》にあるキャンプ場をベースに登るのがベターであろう。
利尻山山頂付近に咲く花
花の名は不詳
他の方法として、前日に《長官山避難小屋》まで登り、翌日に御来光を見て下山という2日がかりの方法もあるが。 それでは、登ってみよう。 海際の集落から、三合目の《甘露泉》までは舗装道路が続く。 舗装道路の急坂を登りつめていくと、《甘露泉》のキャンプ場に着く。 この奥に、《甘露泉》の清水が流れている。 この泉は、日本の『銘水百選』に指定された清水として有名だ。 この清水を味わったなら、水筒にもたっぷりと補給していこう。 ここから先は水場がないので、充分に持っていく事を心掛けた方がいいだろう。
《甘露泉》からは山道となり、始めの内は旧道や《姫沼》への散策道が入り混じって少々判り辛いが、やがて樹林帯の中の一本道となり樹海のトンネルの中を黙々と登っていく。 この登りは展望も利かず、なおかつ風も吹かない暑くて辛い登りだ。 これが延々3時間続くのだから、登山慣れしていない人は、長官山辺りでヘバッて断念という事も有り得るのだ。
ウコンウツギ
やがて樹林帯を抜け、ハイマツ交じりの岩場を登るようになる。 それに伴って、展望も開けてくる。 ここまでくると、長官山まではあとひと息だ。 花もミソガワソウやチシマギキョウがチラホラと見え出し、山慣れをしていて息の上がってない人には快適な登り道となる。 この岩場を2つ程乗り越えると、避難小屋の建つ長官山 1218メートル の丘の上に立つ。 ここから見上げる利尻山は、山頂からえぐったような土砂崩れの大きな筋を落としている。 ここからは、このルンゼ状の土砂崩れの中をロープ伝いに登っていく。 登りは滑りやすい急傾斜なのだが、周りの斜面に広がる草地には、お花畑が七色に咲き競っている。 これらを見ながらの楽しい登りである。 ヨツバシオガマ・リシリリンドウ・エゾノハクサンイチゲ・チングルマ・コバイケイソウなどが七色に大地を飾る中、ルンゼを上までつめていくと、岩礫が積み重なった小狭い丘に立つ。 山頂直下に広がるお花畑
ここは『沓形コース』の分岐点である。 下の宿泊地に拘束されないのなら、下山はこのコースを下るのもいいだろう。 また違った角度から望む利尻山も、捨て難いものがある。
但し、五合目の《見返台公園》から、延々7kmの車道歩きを強いられるのが難点であるが。
この分岐から、なおも続く岩ガレ場をロープ伝いに登っていくと右手に大岩が見えて、この大岩を下方に見下ろすまでに登りつめると、頂上丘の上に出る。 後は、トラバース気味に緩やかな坂を200m移動すると、小さな祠のある利尻山 1719メートル の頂上である。
利尻山山頂にて
わ・若い・・
頂上からの眺めは言うまでもなく雄大で、北の海に浮かぶ『礼文島』は元より、足元から切れ落ちる岩稜や断崖が壮絶な光景を魅せている。 また、すぐそばにある《ローソク岩》もずんぐりとした容姿が印象的だ。 もちろん、周りは一面のお花畑で、特にエゾノハクサンイチゲの群落の中にひっそりと咲いているリシリリンドウの濃い群青色が目を引く。 エゾノハクサンイチ ゲリシリリンドウ
“花の浮島”にそびえる“花の峰”を充分楽しんだなら、下山に取りかかろう。 下りは往路を戻るが、砂ガレで滑りやすいので、くれぐれも花に見とれて転倒などせぬよう注意したい。
下山をし終えて《鴛泊》に着く頃にはきっと夕暮れとなっていて、山の景色と海原に落ちる夕日との2つの素晴らしい情景を味わう事ができるだろう。 この2つの絶景を望めたなら、もう言う事なしである。
山から下りて
海岸で美しい夕日を見る
贅沢な山旅のフィナーレを演出しよう |
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名峰百選の山々 第93回 『8 ニペソツ山』 北海道
大雪山系(大雪山国立公園) 2013m コース難度 ★★ 体力度 ★★★
アルプスばりの美しい姿を魅せるニペソツ山
東大雪 ひがしたいせつ (大雪山国立公園)
奥大雪より更に深く位置する東大雪。 登山客で賑わう『表大雪』と違って、人もあまり入山せず静かな山旅を味わえる事だろう。 また山容も、石狩連峰やニペソツ山など、『表大雪』にはない切りたった岩稜を示し、登山的な魅力を大いに引き立てている。 展望も『奥大雪』の絶好の展望台として、雄大な景色を魅せてくれる事だろう。
もちろん花も豊富で、今や大雪の中でも最も原始の香りが漂う山域ではないだろうか。
ニペソツ山・杉沢ルート 行程図 行程表
上士幌町・糠平より車 (0:50)→杉沢出合 (2:00)→天狗ノコル (1:00)→前天狗
(1:40)→ニペソツ山 (1:10)→前天狗 (0:40)→天狗ノコル (1:30)→杉沢出合より車
(0:50)→上士幌町・糠平
この山は日帰りで登頂できる・・とはいっても、往復15kmの長丁場であるので、早朝から登り始めたい。 それには、前夜の内に《杉沢出合》に入っておく事が望ましい。 かつての木材搬出の要害・『十勝三股』から林道が延びている。
この林道は途中で2方向に別れ、右手は石狩岳の《十石峠》や《シュナイダーコース》の登山口へ、左手はこれから目指すニペソツ山の《杉沢出合》へ、それぞれ延びている。 進路を左手に取って、林道の砂利道を都合約9km進んでいくと、《杉沢出合》の林道終点に着く。 車がやっとUターンできる程度の狭い空地に車を止めて、林道脇にテントを張って休もう。 なお、《杉沢出合》の車止めの前は、目の前を清らかな沢が流れる絶好のキャンプ適地となっている。 これは先程も述べたように、早朝から登り始めなければタイムオーバーとなってしまう危険があるので、ぜひ前日アプローチを心掛けて欲しい。 早朝出発は山行の鉄則だ。 いい山旅の鍵は、ほとんどこれにかかっている。 山岳美を魅せるニペソツ山へ
天狗岳やニペソツ山への距離が示してある登山口の道標を越えると、清らかな杉沢が流れていて、これを桟橋で渡る。 ここで、今日の行動水を水筒に汲んでいくといい。 沢を渡ると、対岸の土手を急登していく。 途中、山の湧水で足場がぬかるんで歩きにくい所もあるが、おおむね足場のしっかりした樹林帯の急斜面を登っていく。
区間ごとに、《前天狗》までの距離を示してある看板が木に掛けてあるが、これは“クセ者”であまり信用はできない。 それは、『上部にある看板が、下の看板よりも残りの距離表示が長い』という決定的な欠陥があるからだ。 これをアテにして登ると、事実を知った時の疲れが倍増するので念の為。 イワブクロ
登山口から延々と続く樹林帯の急登で汗を搾り取るだけ搾り取られるが、小天狗山が樹木の間から見えるようになると、ようやくこの急登も一段落着く。 しばらく、小天狗山を見ながらの緩やかな道が続くが、アカエゾマツの木々が視界を遮るようになり、最後のつめの急登でこれを乗りきると小天狗山から延びた稜線上のピークの上に出る。 しかし、ピークといっても展望の全く利かない林の中で、ピークに立った事すら意識できないであろう。 ここから下りとなり、迫り出した大岩を巻くようなトラバースで進行方向を180度転換して下っていく。 辺りが樹林帯から笹地に変わるまで下っていくと、《天狗ノコル》に下り着く。 ここは、雪渓のある時は何とか展場として使えそうだが、雪渓が消えると蒸し焼かれたような荒地で、とてもではないが泊まる気にはなれない。 東大雪の更に奥の山々を望んで
この荒地を越えると、ハイマツの上に積み重なった《前天狗》への登りだ。 それ程キツくないハイマツのブッシュ漕ぎでこのハイマツ帯を抜け出ると、ロックガーデンのような岩ガレ場の直登だ。 ロックガーデンまで抜け出ると展望はすごぶる良くなるが、これといって際だった山がなく、まだ一級の展望とは言い難い。 従って、黙々とこのロックガーデンを登っていこう。 やがて傾斜は緩くなり、大きな窪地状の中を歩いていく。 ここは、辺り一面岩ガレとなっていて同じような眺めが続き、ともすればリングワンダリングに陥る危険性のある所だ。 ガスに巻かれた時などは、充分な注意が必要だろう。 ガレ場の窪地を高台までつめるように登ってこのピークの上に立つと、前面の展望がパッと開けて、第一級の素晴らしき展望が眼前に広がる。 天狗岳より望むニペソツ山
1度目はガスって×
2度目も残念ながら天候が今イチだった ここが《前天狗》で、ここから撮られたニペソツ山の写真がしばしば風景写真集に使われていることからも解かるように、ニペソツ山が最も凛々しくその姿を魅せる所なのだ。 しかし、ガスのかかり方も早く、なかなかいいシャッターチャンスにならないのも確かな事だ。 私も、このおかげで撮り損ねたのである。
さて、《前天狗》からは、一度窪地に向かってロックガーデンを150m急下降する。 途中、浮石などが多くあり歩きにくい。 これを下りきると窪地のお花畑となるが、花を愛でる暇もなく、再び岩ガレ場の登り返しとなる。 これから、このようなアップダウンを数回繰り返すので、思った以上に時間がかかる。 この登り返しを乗りきると、砂礫地のお花畑を見ながら、全面に迫り出してくる天狗岳への緩やかな登りとなる。 天狗岳の登路は切りたった西斜面を巻くように登っていくのだが、この山には頂上の標示が全くなく、いつの間にか乗り越えてしまう感じである。 感覚としては、最も下が切れ落ちて見える所辺りがピークであると考えていいだろう。 天狗岳を越えると、眼前にそびえるニペソツ山に向かって急下降していく。
約150m下りきって稜線の鞍部に立つと、これより限りなく急峻なニペソツ山の東斜面の縁を350mイッキに登り返す、この山行最大のアルバイトが始まるのだ。
ミヤマオダマキ
ルンゼ状のザラ地の急登で汗を搾り取られ、ふくら脛が引きつるのにひたすら耐えて登っていこう。 このキツい登りも、ニペソツ山東斜面の崩落地が眼前に立ちはばかって見えるようになると一段落する。 ここは、ニペソツ山の崖っぷちに沿ってミヤマオダマキやミヤマアズマギクのお花畑となっていて、切りたった東斜面の崖を背景にするといいアングルなりそうだ。 だが、何分切りたった崖に近づくので、充分な注意の上で撮影して頂きたい。
エゾイソツツジ ミヤマアズマギク
このお花畑を過ぎると、東斜面の崩落地を避けるように進路を右に変えて、北斜面のガレ場を巻くようにトラバースして反対側の西斜面に乗り移る。 この辺りは、辛い登りにひたすら耐えたご褒美の如く、辺り一面にお花畑が広がる。 西斜面に移ると尾根筋の緩やかな道となり、そのままニペソツ山の頂上へと連なっている。
西斜面に乗り移ってから約7〜8分登ると、『東大雪』の秀峰・ニペソツ山 2013メートル の頂上だ。
頂上からの眺めは、石狩連峰の大きな“楯”の後ろに、残雪模様の美しい大雪の山々や《高根ヶ原》の大平原が広がって壮観だ。 一方、振り返った東側は、先程に見た東斜面が怖い位に真っすぐ谷底に切れ落ちている。
ニペソツ山山頂にて→
残雪眩しい高根ヶ原やトムラウシを望んで・・
ニペソツ山も『表大雪』の好展望台だ
この切れ落ちた崖っぷちにも花が群落を成していて、カラフトゲンゲ・シコタンソウ・エゾルリソウなどが可憐な姿を魅せている。 思わず近づきたい所なのだが、過去に転落死亡事故のある危険地帯なので、近づかない方が良さそうだ。
ニペソツ山東面の崩壊地に広がるお花畑 チシマフウロ
しかしその先は奈落の底だ
『東大雪』の最高点の眺めを満喫したなら、下山に取りかかろう。 帰路は往路をたどるが、天狗岳・前天狗・小天狗と3つの登り返しがあるので、思ったより時間がかかる。 カメラ片手に下っていくなら、登りと同じ位の所要時間を見るべきであろう。
※ 詳しくはメインサイトより『東大雪<2>』を御覧下さい。
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名峰百選の山々 第73回 『12 カムイエクウチカウシ山』 北海道
日高山系(日高山脈襟裳公園) 1979m コース難度 ★★★★★ 体力度 ★★★★
八ノ沢カールを中央に従え
威風堂々の憧れの峰・カムエクへ・・
十勝幌尻岳より
カムイエクウチカウシ山 登山ルート行程図
行程表
《1日目》 中札内村・上札内より車 (0:35)→ 札内ヒュッテ (1:20)→七ノ沢出合 (1:40)→八ノ沢出合 (2:10)→1000m三股 (2:30)→八ノ沢カール
《2日目》 八ノ沢カール (2:00)→カムイエクウチカウシ山 (1:40)→八ノ沢カール 《3日目》 八ノ沢カール (2:20)→1000m三股 (2:10)→八ノ沢出合 (1:40)→七ノ沢出合 (1:20)→札内ヒュッテより車 (0:35)→中札内村・上札内 《1日目》 七ノ沢出合から八ノ沢カールへ
どんな山に登る時もそうだが、できるだけ早立ちするのが望ましい。 しかし、上札内に宿屋はなく、宿泊となると帯広となり早立ちは不可能だ。 そこで登山前日は快適!?な《札内ヒュッテ》に泊り、翌朝は夜明けと共に出発しよう。 《札内ヒュッテ》よりは、一般車両は進入禁止なので林道を歩いていく。 札内林道は『道道・静内−上札内線』として、日高山脈をぶち抜くべく工事が進められていた。 しかし、相当な難工事だった事と、同じく日高山脈を貫いて浦河〜広尾を結ぶR236号線の天馬街道が開通した事で、不要不急道路として凍結されようである。 現在の林道終点は、《七ノ沢出合》のダムである。 ダムの堰堤を越えると、いきなり徒渉が始まる。 従って、《沢靴》と《ピッケル》は絶対の必需品だ。 水量の多い札内川本流を徒渉する
七ノ沢のよどんだ流れを渡ると、札内川本流の大瀬に向って遡行していく。 本流の徒渉は八ノ沢出合まで4〜5回だが、いずれも水量が多く流れも速いので、流れに足を取られて転倒しないように注意しよう。 最初の本流徒渉を終えると、中洲の河原や水量の少ない支沢をたどっていく。
途中、土手に入っていく所や徒渉地点など、道の変わり目には“リボン”が結ばれているので見落とさないように遡行していこう。 ルートは《八ノ沢出合》までのほぼ中間地点で本流を渡り、対岸の土手に上がって樹林帯を歩いていく。 尾根側の土手が大きく迫り出してくると、《八ノ沢出合》は近い。 この尾根の土手を過ぎる所で、札内川を渡り返して《八ノ沢》に入っていく。
《八ノ沢》の合流口付近を徒渉すると、いいキャンプサイトとなっている《八ノ沢出合》だ。
《八ノ沢カール》までテントを持ち上げるのがキツいのなら、ここでキャンプをして“空身”の楽な身なりでカムエクまで往復するのも一つの手だ。 だが、カムエクまで往復10時間はかかるので、それなりの覚悟は必要だ。 これより《八ノ沢》をつめていき、“夢の楽園”《八ノ沢カール》に向う。 いよいよ本番だ。 岩がゴロゴロして歩き辛い河原を、徒渉を何度も絡めながら登っていく。 今までの札内川本流遡行と違い、目印となる“リボン”の数もめっきり減って、かなりのルートファインディングが必要となってくる。 徒渉地点・土手を高巻く地点・岩を飛び越える地点と、歩く事の全てに“経験に元づく勘”が必要だ。 途中、藪コギなどもあり、距離の割に大いに時間を食うが、ここは辛抱してひたすら歩こう。 やがて、遠目に見えていた《八ノ沢カール》が見えなくなるまで沢をつめると、落差100mはあろうかという三筋の無名滝が瀑布を掛けている“崖”にぶち当たる。 ここが《1000m三股》だ。
これから、この無名滝の中央の滝を上がっていかねばならない。 数少ない“リボン”の指示に従って、中央の滝の右側の土手を“文字通り”急登する。
途中、滝に合流する沢をよじ登ったり、滝のそばにある一枚岩を登ったりしながら、滝上部の沢に上がっていく。 この登りは滝の水で滑りやすく、かなり危険だ。 この地点は、雨が降った時は絶対に登降してはいけない。 増水すると、滝が鉄砲水となって襲ってくるからだ。
1000m三俣の大滝
この滝の右側を登っていく→
八ノ沢カール直下の無名滝
裕に落差50mはある
滝の上部に登り着くと、樹林帯と岩崖を絡めて《八ノ沢カール》から流れ落ちる沢に出る。
この沢を徒渉し、あるいは高巻くなどして着実に登りつめると、お花畑の広がる“夢の楽園”《八ノ沢カール》の下手に出る。 ここで沢から離れてお花畑の中にある踏跡を登っていくと、“夢の楽園”が眼前に広がってくる。 八ノ沢カール壁に咲く花々
ハクサンチドリ ミヤマリンドウ ウメバチソウ
“スプーンでえぐった”ようなカール壁にのっかる雪渓。 これが《八ノ沢》の源となるのだ。
そして、広がるお花畑。 カール壁の上にそびえるカムイエクウチカウシ山。 この神秘的な情景の中、キャンプを張って一夜の夢を結ぼう。 八ノ沢カールより眺める
通称“ピラミット峰” コバイケイソウ越しに望む日高の山なみ
《2日目》 カムイエクウチカウシ山 往復
《八ノ沢カール》の神秘的な夜明けを満喫したなら、“カムエク”と愛称されるカムイエクウチカウシ山に登ってみよう。 カムイエクウチカウシ山へは、“ピラミッド峰”と呼ばれる峻峰との鞍部に向ってカール壁のお花畑の中を登っていく。 この登りはカール壁を登るにしては傾斜が緩く、お花畑を見ながらゆっくり登れる。 端正な三角錐を示すピラミッド峰
だが、緩い傾斜地は、得てしてヒグマがよく出没する所でもあるのだ。 運悪くヒグマとバッタリ遭遇してしまったなら、その時は覚悟を決めて“闘う”構えで睨みつけるしかないであろう。 不意に遭遇せぬ為にも、こちらの居場所をヒグマに悟らせる“クマ避けの鈴”は絶対の必需品だ。
この《八ノ沢カール》周辺は、日高山域の中でもとりわけヒグマが出没する“クマの巣”として有名だ。 1970年に福岡大学のパーティがヒグマに襲われて、3人が犠牲になったそうだ。 《八ノ沢カール》の幕営地にある岩にはレリーフが掲げられ、山に眠る3人が祀られている。 山の鎮魂歌
大自然に抱かれて安らかに眠れ・・
さて、お花畑のカール壁を登りきると、“ピラミット峰”を先頭に日高国境稜線の山々が視界に広がってくる。 また、緑豊かな《コイボクカール》も前面に押し出してくる。 しかし、歩きよいのもここまでだ。
ここからは、ハイマツのブッシュや真下に《コイボクカール》が待ち受ける切り立ったカール壁の通過など、緊張する道が続く。 ハイマツの根に足をからまれつつ、岩をよじ登る・・といった感じでカール壁の急登を登っていく。 未知のカール・コイボクカールを見下ろす
こうして、ピラミッド峰から見上げて、カール壁の頂点と思しき所に登り着く。 だが、まだ終わりではない。 “見かけのカール頂点”に登りついたなら、下からは見えなかったカール壁の突起が次々と現れ、その都度急登が課せられる。 だが、晴れていたなら眺めは満点だ。 鶴翼の如く尾根を広げる
カムエク西南尾根
《コイボク》・《八ノ沢》と2つのカールに突き上げられたカール壁からは、2つのカールは元より、日高の山なみ、そして遠くにそびえる大雪の山々と展望が360°広がる。 この足元を気にしながらの“山遊漫歩”を続けると、ハイマツと岩場はいつの間にか過ぎ去り、斜面一帯に広がるお花畑の道となる。
あとは、このお花畑の急斜面を突っ切るように登っていけば、日高の一番“奥深き”山、そして“憧れ”やまなかった山、カムイエクウチカウシ山 1979メートル の頂上に立つ。
憧れのカムエクの上に立つ・・
このカムイエクウチカウシ山は一等三角点を持ち、日高山脈の中央に風格ある姿を魅せる名峰だ。
だが、この“憧れ”の山の上に立つには、これまでに述べたような困難が伴う。 それゆえ、この頂に立った時の喜びは、言葉では言い表せないだろう。
カムエクの頂より望む日高の未開の山々 ピラミッド峰の背後に1823峰が・・
しかし、残念なことに山頂には一等三角点の石柱があるだけで、山頂を示す表示は全くなく(2002年に再訪した時は山名を示すキロポストのような標柱があった)、“アリバイ写真”は撮れそうにないのである。
カムイエクウチカウシ山の頂上を示すものは
三角点の石柱だけ・・と侘しい限りだ→
帰りは、お花畑を楽しみながら往路を着実に戻ろう。 お花畑には、ウメバチソウ・チシマフウロ・エゾウサギギクなどの花が咲き競っている。 また、時期さえ合えば、カムイビランジ・ヒダカソウ・ヒダカイワザクラなどの日高山脈の固有種も咲いている事だろう。 でも、お花畑に見とれて足元が疎かにならないように。
カール壁上はお花畑が広がる
お花畑と国境稜線の贅沢な眺めを楽しみながら下ると、あっという間に《八ノ沢カール》に戻り着く。 余裕があれば、このままテントをたたんでイッキに下山も可能だが、都合10時間の徒歩となるので慎重に判断しよう。 下山の場合はかなりの早立ちを強いられ、また頂上稜線でのゆとりもあまりない。 そして、沢を下降する午後には、夕立に降られる可能性も高くなる。 増水時の沢が危険なのは、前にも述べた通りである。 それよりも、せっかくここまでやってきたのだからもう一夜、“夢の楽園”であるカールで夢を結んでもいいのではないだろうか。 もし、夜明けの神秘的な景色を見ていないのなら、尚更である。 “夢の楽園”・八ノ沢カールで迎える朝
《3日目》 八ノ沢を下って七ノ沢出合へ
カールの夜明けは、どうしてここまで神秘的なのだろう。 その素晴らしき光景に、しばし言葉を失う。 朝露を浴びた花が、淡い朝の光を浴びてより一層光り輝く。 陽が昇るにつれ、カール壁が紫色から赤色、そしてクライマックスのオレンジ色を経て眩い黄金色に変わっていく“七色の変化”も神秘的で、これを目にした感動は言葉では言い尽せない。 朝日に染まる八ノ沢カール壁は神秘的だ
また、遠くにそびえる日高の未開の山々も、オレンジ色から黄金色に変わりゆく空の中、美しい三角錐の姿を魅せてくれる。 そして、あまりにも見事な三角錐の姿を誇る“ピラミッド峰”にカールから湧き立つ雲がかかり、空の色の七変化と相まって神秘的な情景を魅せてくれる。 カールより望む日高の未開の山なみ
カールから望む贅沢な朝
朝日に染まるチシマフウロ 朝日は風景を神秘的にする
そして、陽が昇って“早朝”から“朝”へとなると、この限りなく神秘的な情景も一段落する。
一段落した所で、いつまでも飽きないこの情景ともそろそろお別れだ。 テントをたたんで出発の準備に取りかかろう。
陽の光が高くなれば
そろそろ下りにかかろう
カールのお花畑を下ると、《八ノ沢》が寄り添ってくる。
この沢を往路の通り下っていく。 沢は札内川に向って、山を深く刻んでとうとうと流れ落ちている。 振り返ると青空の下、沢のしぶきが光り輝いている。 心安らぐ情景だ。 しかし沢下りは、登り以上に滑りやすく危険だ。
また、登り以上に時間がかかり、緊張が続くので精神的な負担も大きい。 下り調子で飛ばしていくと大ケガの元だ。 ゆとりを持って慎重に行こう。
特に、《1000m三股》の無名滝への下りは一枚岩の下降もあり、足の取っ掛かりを見つけるのに苦労する。
十勝幌尻岳を見ながら
沢を下っていこう→
距離の割に時間を食うこの《八ノ沢》の沢下りも、《八ノ沢カール》と“カムエク”が背後に見えるようになると、札内川が近づき終わりを告げる。 《八ノ沢出合》からは、避暑も兼ねて札内川本流をゆっくり徒渉していこう。 本流の徒渉は水量が多いので気を引き締めていこう。
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名峰百選の山々 第67回 『2 羅臼岳』 北海道
知床山系(知床国立公園) 1660m コース難度 ★★ 体力度 ★★
知床連山縦走ルート 行程図
行程表
《1日目》 斜里町・ウトロより車 (0:30)→岩尾別温泉 (3:00)→羅臼平 (1:00)→羅臼岳 (0:45)→羅臼平
《2日目》 羅臼平 (0:40)→ミツミネ山幕営地 (2:20)→二ッ池 (0:50)→南岳 (0:40)→知円別岳鞍部のグラウンド
《3日目》 知円別岳鞍部のグラウンド (1:50)→第一噴火口分岐 (0:25)→硫黄山 (0:20)→第一噴火口分岐 (2:40)→新墳火口 (1:00)→硫黄山登山口
(0:25)→湯ノ滝バス停よりバス (0:35)→岩尾別温泉より車 (0:30)→斜里町・ウトロ
冬の知床連峰
《1日目》 岩尾別温泉から羅臼岳へ
知床連峰の最高峰・羅臼岳へは、最短コースの『岩尾別コース』を使っていこう。 この登山道は整備が行き届いていて、水場も豊富にあり、登山者も比較的多い“初心者”コースだ。
登山口は、『ホテル地の涯』横の《木下小屋》よりついている。 登山者名簿に記帳したなら、登山を開始しよう。
登り始めは、つづら折りの急登で着実に高度を上げていく。 やがて、岩場に出ると視界が開け、眼下に《知床五湖》や紺碧のオホーツク海が望める。 時間が合えば、『知床岬めぐり』の遊覧船がオホーツク海をゆっくり漂っているのが見えるだろう。 道は一時、視界の良い岩場だが、やがて樹林帯に突入して暑い森の中の登りとなる。 視界の利かない中の暑い登りで、汗をたっぷりと搾り取られて喉が渇く。 登りで、2㎏の重さをカットできるのは貴重な事である。
それも、テント用具一式を担ぐ・・となればなおさらだ。
この水場で水を補給して、再び樹林帯につけられた登山道を登っていく。
←シナノキンバイに憩う高山蝶
しばらく、ダケカンバのトンネル帯を通り、道も平坦になる。 これが徐々に傾斜がキツくなっていって、これを登りきると第二の水場・《銀冷水》に着く。 ここの水場も悪くはないが、《弥三吉水》に比べると今一つである。 ここから樹林帯をひと登りすると、樹林帯が途切れて視界が開け、大沢の雪渓に向って真っすぐ進むようになる。 この雪渓は、例年7月いっぱいまでは大きく残っていて、緩やかな傾斜であるが雪渓登りとなる。
この雪渓を登りつめて雪渓上部の岩ガレ場を越えると、ハイマツに混じってシナノキンバイやエゾコザクラの花がチラホラと見え出す。 ここまでくれば、もうひと踏ん張りだ。 ハイマツの段差がなくなり、ミツミネ山と羅臼岳の岩塊のドームが両側にそそり立つ広場に出ると、そこが《羅臼平》である。 もちろんお花畑も豊富で、チングルマ・イワギキョウ・アオノツガザクラ・エゾコザクラなどが咲き乱れる。
イワギキョウ エゾコザクラ
《羅臼平》で充分休憩したなら、荷物をデポって身軽になって目の前にそびえる知床最高峰・羅臼岳にアタックしよう。 道は、《羅臼平》からハイマツの刈り分けの中を登っていき、やがてハイマツが途切れると羅臼岳のドームの岩にぶち当たる。 この大きな岩の上からは岩清水が滴り落ちていて、口に含むととても冷たくて美味しい。 上部に雪渓があるようには見えないので、これは知床連峰の最標高地点の湧き水であろう。 頂上直下の石清水の
冷水を浴びるイワウメ
岩の周りには、イワウメ・イワヒゲ・ジムカデなどが花びらに水滴を浮かして咲いており、周りの岩苔の淡い緑と調和して瑞々しい彩りを魅せてくれる。 ここからは、このドーム岩を巻くように登っていく。 時には岩をよじ登り、時には岩に着いた雪田に悩まされながらも、一歩一歩登った岩の高さごとに高度を稼いでいく。 登っていくと、やがて上を見上げても岩がない状態となる。 こうなれば、後は頂上の標柱に向って岩をトラバースするだけである。
羅臼岳 1660メートル 頂上に着くと、360°遮るもののない絶景が広がっている。 中でも印象深いのが、北方領土・国後島である。 うっすらと霧がかった国後島を見渡すと、“最果て”にやってきた情感が胸に込み上げてくる。
羅臼岳にて→
硫黄山に続く知床連峰の山なみ
また、明日より目指す硫黄山も、ミツミネ山の又の間から望む事ができる。 その他、ぼんやりと浮かぶ水溜りのような《羅臼湖》や、羅臼とウトロの街も一望できる。 360°大パノラマを心ゆくまで味わったなら、下りに取りかかろう。
登りでよじ登った数々の大岩を、足を挫かぬように慎重に下っていく。 約45分で《羅臼平》に下る事ができるが、途中の岩清水で水を補給しておくといいだろう。 なお、今日は体調の関係で(とどのつまり、ダレたのである)ここに幕営することにしたが、余裕のある人は鞍部を一つ越えて《ミツミネ山幕営地》まで進むといいだろう。 そうすれば、明日の行程はかなりキツくなるが、明日中の下山も可能である。 明日はいよいよ、原始の香り漂う知床連峰の懐深くに入っていく。 続き《2日目》以降は、『名峰次選 第65回 知床・硫黄山 その1』 を御覧下さい
※ 詳細はメインサイトより『知床<3>』を御覧下さい。
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