風来梨のブログ

別サイトに記載した景勝地ガイドを小出しに載せていきます。

名峰百選・西日本

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名峰百選の山々 第86回  『85 白山・大汝峰 ・ 86 白山・剣ヶ峰』  石川県・岐阜県 
白山山系(白山国立公園) 大汝峰 2684m,剣ヶ峰 2677m  コース難度 ★★  体力度 ★★
 
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大汝峰より白山を一望する
 
  《メインサイトより抜粋》
富士山・立山と共に『日本三大霊山』の一つに数えられる白山は、越前・加賀地方にまたがる両白山地の主峰である。 “白山”という名はこの山群の総称で、最高峰の御前峰 2702メートル 、次いで大汝峰 2684メートル ・剣ヶ峰 2677メートル と、3つの峰から構成されている。

・・日本海から吹きつける季節風をまともに受けるこの山域は冬季に大量の降雪があり、この雪が“万年雪”となって年中この山を白く輝かせる。 それが、この山“白山”の名前の由来である。
そして、この“万年雪”がこの山に豊富な水を恵み、高山植物の源となる。
ハクサンイチゲ・ハクサンチドリ・ハクサンコザクラ・・。 花をあまり知らない人でさえ聞き覚えのある花の名も、この白山から出たものが多い。 

また、山頂からの眺望も、コバルトブルーの水面をたたえる火口湖・《翠ヶ池》を前景に、関西の山から日本アルプスの山なみが見渡せる絶景である。
 

 
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白山周遊登山ルート 行程図
 
   行程表
《1日目》 金沢市街より車 (1:40)→別当出合 (2:20)→甚ノ助ヒュッテ (0:20)→南竜道分岐
      (0:30)→エコーライン分岐 (1:20)→白山・室堂
《2日目》 白山・室堂 (0:45)→白山・御前峰 (0:40)→白山・剣ヶ峰 (0:50)→白山・大汝峰
      (0:25)→千蛇ヶ池 (0:30)→白山・室堂 (1:10)→甚ノ助ヒュッテ
      (1:40)→別当出合より車 (1:40)→金沢市街
 
 
    ※ 《1日目》の行程『名峰百選 第85回 白山・御前峰』からの続きです。
 
  《2日目》 白山頂上めぐりと下山
《室堂》宿舎ではシーズン中、天気が良く御来光が拝めそうならば、日の出の1時間半前に大太鼓を打って知らせてくれる。 それに合わせて出発しよう。 見上げると、カンテラを照らした登山者の帯が頂上からきれいに連なっている。 この帯に乗って頂上までいこう。 約45分で《白山奥宮》の祠の立つ白山・御前峰 2702メートル に登りつけるだろう。
 
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白山山上周遊ルート 詳細図
 
頂上は左右に細長く、前後は至って狭い。 この中に御来光目当ての登山者が列をなして群がるので、のんびりとカメラを構えるには難点がある。 頂上からの眺めは、北アの黒部五朗岳から槍・穂高、乗鞍までが一団となって雲海に浮かんでいる。
 
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御前峰より剣ヶ峰を望む
 
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一直線に並ぶ北アルプスの山なみ
 
山なみの右端より昇る御来光のシーンは、霊山とおぼしき荘厳な情景である。 御来光が昇ると、宮司の音頭で“万歳三唱”と祝詞が挙げられる。 御来光を眺めたなら、残る大汝峰・剣ヶ峰の頂に立つべく先に進もう。
 
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高山植物の“代表格”
ハクサンコザクラ

御前峰山頂からは、大汝峰に向かってガレた岩ザクをジグザグに下っていく。 
途中に《天柱石》と呼ばれる奇怪な岩塊を見て、火口の底に下り立つ。 周囲は灰色のガレ岩に覆われた荒涼たる風景で、昨日から眺めた白山の緑豊かな山容とのギャップはかなり大きい。
 
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白山・御前峰と翠ヶ池
白山を語る上での『代名詞』的な情景
 
火口の底から標識に従って火口壁を乗り越えると、《紺屋ヶ池》・《油ヶ池》・・と火口湖群に差しあたる。
これらを眺めながら下ると、エメラルドグリーンに輝く《翠ヶ池》が現れる。
 
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剣ヶ峰には登山ルートがない

この湖畔の手前まで下ると、剣ヶ峰への踏跡が右に分かれている。 この踏跡を伝って、剣ヶ峰に登ってみよう。 剣ヶ峰は溶岩を積み上げたようなもので、ゴロゴロした浮石だらけで足場はつとめて悪い。 
落石や転倒に注意して登ろう。 登り着いた剣ヶ峰 2677メートル の頂上には『奥ノ院』が祀られている。
 
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雲海に一直線に浮かぶ
北アの名峰
 
縦走路から外れて人気がない剣ヶ峰からは、眼下に広がる《大白川》の原生林、奇怪な山容の三方崩山、ライトグリーンを魅せる《北弥陀ヶ原》の眺めなと、深く味わいのある眺めを魅せてくれる。 
十分に眺めを堪能したなら、往路を戻ろう。
 
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白山二峰を見渡す

《翠ヶ池》畔に戻り、左前方に迫り立つ大汝峰に向けて歩いていく。 池底にある赤い石で血のように赤く染まった《血ノ池》を越えると、大汝峰への登道が分岐している。 先程の剣ヶ峰の黒光りした溶岩帯と異なり、白い砂礫のガレた急斜面だ。 登っていくごとに《翠ヶ池》がエメラルドグリーンの輝きを放ち、ピラミタルな剣ヶ峰を投影し始める。
 
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望む角度で三角錐ともなる大汝峰

砂礫の花咲く細い尾根筋を伝って大汝峰 2684メートル 頂上に登りつめると、白山山系随一の素晴らしい展望を望む事ができる。 剣ヶ峰と御前峰の影の間に真綿のような雲海が漂い、その上を北アの山が一列をなして浮かんでいる。 またその奥には八ヶ岳や南アルプス、富士山なども見渡せる。
素晴らしい眺めを心ゆくまで眺めたなら、頂上を後にしよう。
 
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大汝峰の頂上は
広い庭園となっている

《血ノ池》に戻ると、山頂散策路は《室堂》へ戻るべく左へ大きく進路を変える。 
更に進むと、《百姓池》と『熱雲堆積物』と呼ばれる白砂と巨岩が現れる。 この『熱雲堆積物』は1554〜56年にかけて、《翠ヶ池》の火口から赤熱した岩石や火山灰が火山ガスと共に山の斜面を雪崩の如く流出したものである。 

これらの砂地や巨岩の間には、砂礫に咲く高山植物が可憐な姿を魅せている事だろう。 
ハクサンコザクラ・アオノツガザクラ・コイワカガミ・イワギキョウなど、色とりどりの花を愛でながら歩いていこう。
 
大汝峰に咲く花
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               イワギキョウ                ミヤマダイモンジソウ
 
やがて、最後の火口湖で伝説の色濃い《千蛇ヶ池》に出る。 この池は夏でも水面が雪で覆われた温帯性の寒帯湖で、日本列島の温帯に属する地域では唯一のものという。 そして、この珍しい池には、当然ながら伝説もついてくる。 その伝説とは、泰澄大師が千匹の悪蛇を万年雪に封じ込めた・・というものである。 

それよりもこの伝説の凄い所は、“もし、万年雪が解けたなら、《御宝庫》と呼ばれる白亜の岩が上から崩れ落ちて地面を塞ぐ”という後のフォローまで考えてある事だ。 あとは、《室堂平》の草原地帯に咲くミヤマキンバイやクロユリ・ハクサンイチゲの群落の中を通って、《水屋尻雪渓》の縁を横切ると、《室堂》の宿舎が見えてくる。
 
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                  ツマトリソウ                 チングルマ

宿舎でひと息着いたなら、小屋に置いてあった荷物を引き上げて下山に取りかかろう。 
たぶん、白山頂上めぐりでは、素晴らしい眺めと美しい花々に随分時間を取られてタイムオーバー気味であろうから、下山道は最短コースを取ろう。 だが時間に余裕があるのなら、展望の良い『観光新道』を下るのもいいだろう。
 
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アオノツガザクラ

《五葉坂》を下り、《弥陀ヶ原》の草原を突っ切ると、《弥陀ヶ原》の端に立つ《黒ボコ岩》の前に出る。 
この岩は分岐となっていて、岩の右手に周り込むと『観光新道』へ、左手に周り込むと最短コースの『砂防新道』に続く。 この岩の下に続くジグザグ道を下ると、《延命水》なる冷たい湧き水が岩雫となって流れ落ちている。 もし、この道を登りに使うなら、この湧水は心強い“力水”となろう。 

この後、《十二曲》という最も急なつづら折りの坂を下りきると《三ノ越》、後は多少ガレた道に気をつけながら小沢を何本か横切ると《南竜道分岐》の左側に出る。 後は、往路で通った道を忠実に下っていこう。 下山口の《別当出合》まで、《甚ノ助ヒュッテ》より1時間40分位である。 
下山を終えたなら、《白山温泉》で山の汗を洗い落としていこう。
 
 
    ※ 詳しくは、メインサイトより『白山』を御覧下さい。

 
 
 
 

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名峰百選の山々 第85回  『84 白山・御前峰』  石川県・岐阜県 
白山山系(白山国立公園) 2702m  コース難度 ★  体力度 ★★
 
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白山をめぐるパーカーの群れ
 
  《メインサイトより抜粋》
富士山・立山と共に『日本三大霊山』の一つに数えられる白山は、越前・加賀地方にまたがる両白山地の主峰である。 “白山”という名はこの山群の総称で、最高峰の御前峰 2702メートル 、次いで大汝峰 2684メートル ・剣ヶ峰 2677メートル と、3つの峰から構成されている。

・・日本海から吹きつける季節風をまともに受けるこの山域は冬季に大量の降雪があり、この雪が“万年雪”となって年中この山を白く輝かせる。 それが、この山“白山”の名前の由来である。
そして、この“万年雪”がこの山に豊富な水を恵み、高山植物の源となる。
ハクサンイチゲ・ハクサンチドリ・ハクサンコザクラ・・。 花をあまり知らない人でさえ聞き覚えのある花の名も、この白山から出たものが多い。 

また、山頂からの眺望も、コバルトブルーの水面をたたえる火口湖・《翠ヶ池》を前景に、関西の山から日本アルプスの山なみが見渡せる絶景である。
 

 
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白山周遊登山ルート 行程図
 
   行程表
《1日目》 金沢市街より車 (1:40)→別当出合 (2:20)→甚ノ助ヒュッテ (0:20)→南竜道分岐
      (0:30)→エコーライン分岐 (1:20)→白山・室堂
《2日目》 白山・室堂 (0:45)→白山・御前峰 (0:40)→白山・剣ヶ峰 (0:50)→白山・大汝峰
      (0:25)→千蛇ヶ池 (0:30)→白山・室堂 (1:10)→甚ノ助ヒュッテ
      (1:40)→別当出合より車 (1:40)→金沢市街
 
 
  《1日目》 エコーラインを使って白山・室堂へ
白山でも特に花の多い・・といわれている『エコーラインコース』を使って、名峰・白山の全ての峰をめぐってみよう。 行程表では《金沢市街》よりの“通し”としているが、できれば前夜に《別当出合》までアプローチをして、早朝登山を心掛けたいものである。 さて、登山基点となる《別当出合》には休憩舎・トイレ・駐車場があり、シーズンには登山指導所や売店も出て、設備上は申し分ない。 ここで支度を済ませて、さあ出発だ。 

トイレ前の道を奥に進むと、『観光新道』との分岐に出る。 今回の目的は花の豊富な『エコーラインコース』をめぐることにあるので、『観光新道』は見送る事にしよう。 分岐を過ぎて少し階段を下ると、《別当谷》に架かる吊橋を渡る。
 
渡り終えると樹林帯に入っての登りが始まる。 この地点はまだ奥手に作業林道が平行しているので、道も広く標識も整備されて歩き良い。 やがて、右上に『不動滝』と堰堤が見えれば、程なく林道と合流する。 

車も通れる作業林道を少し歩くと、《中飯場》に出る。 ここには架設トイレがあり、最後の憩いの場!?となるので利用していった方が無難だ。 登山道はトイレの脇から、山の土手に入り込んでいる。 
ここからは深い樹林帯の中の急登となり、時折ジグザグを交えながら高度を稼いでいく。 
登りつめると周りの樹木がダケカンバ類に変わりだし、やがて崖の突き出たような《別当覗》の展望所に出る。
 
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高山植物の“影”の女王・クロユリ
 
ここから望む《別当谷》の大崩壊は実にすざましい。 また、その背後に『観光新道』の尾根道が仰げて、こちらの『砂防新道』共々遙か右上の《黒ボコ岩》を目指して連なっている。 この展望所より進路を90°右に変えて、トドマツ交じりの樹林帯を登っていく。 『室堂まで3km』の道標を見る辺りから足元にクマザサが現れて、これを掻き分けながら階段状となっているサザレ石帯を登れば、丸い礎石の残る《高飯場跡》の広場に出る。 見上げると、《甚ノ助ヒュッテ》の屋根部分が見えている事だろう。 

少し登れば、程なく《甚ノ助ヒュッテ》に着く。 この小屋は無人小屋だが、高床式の“使用に十分耐え得る”造りの小屋である。 各地の無人小屋が荒廃し、あるいは倒壊している光景をよく目にする昨今では、とても嬉しく思える事である。 ちょうどここは、今日の行程の中間地点だ。
ここで少し休憩をしてから出発しよう。
 
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白山の“オアシス” 南竜ヶ馬場

《甚ノ助ヒュッテ》からは、左の山腹に切られた急な石段を登っていく。 これを登りきると、『エコーラインコース』や《南竜ヶ馬場》への分岐に出る。 この分岐を右に進路を取り、森林限界上の山腹をトラバース気味に伝っていく。 この辺りは展望の利く草原となっていて、そろそろ現れるお花畑を愛でながらの楽しい道となる。 進んでいくと、別山の登山道筋や《南竜ヶ馬場》のロッジ、そして色とりどりのテントが見えてくるだろう。
 
これらの景色が一望できる展望台を越えると、程なく《エコーライン分岐》に差しかかる。 
この分岐を真っすぐに進み《万才谷》の雪渓を越えれば、《南竜ヶ馬場》や別山、そして槍や穂高・乗鞍・御岳山が一列に望める『展望コース』への道だ。 もし、あと1日、日程に余裕があればこのコースにも立ち寄りたい所である。
 
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エコーラインから望む最高峰・御前峰
 
さて、この分岐を左へ取り、《万才谷雪渓》を右下に眺めながら草原と砂礫の丘の上を緩やかに登っていく。 この辺りは、本邦最大といわれている白山でも随一のお花畑が広がっている。 
ハクサンイチゲ・ハクサンチドリ・ハクサンフウロ・クロユリ・クルマユリ・イワギキョウ・ハクサンコザクラ・ニッコウキスゲ・・など、色とりどりの花が草原を染め上げている。
 
花の峰・白山に咲き競う
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                キヌガサソウ               ハクサンコザクラ
 
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            ミヤマキンバイ                   イワカガミ
 
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         ハクサンフウロ                        クロユリ

また、展望も素晴らしい。 見上げる白山・御前峰も、“花の峰”らしい丸く優しい山容を魅せてくれる事だろう。 正面に雪渓を挟んでの別山と、それに連なる稜線の《大屏風岩》が緑濃く印象的な眺めである。 色とりどりの花を愛でながら緩やかに尾根筋を伝っていくと、《万才谷雪渓》の上部が途切れる辺りから最後のジグザグ急登となる。 これを乗りきると、《弥陀ヶ原》の下端に登り着く。
 
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五葉坂
室堂への最後の試練だ

早い時期だと、この辺りは豊富な雪が乗る大雪原となり、ルートを見失う危険も生じる所である。 
雪が解けると大草原のお花畑となり、庭園状の静かな雰囲気にマッチした眺めを魅せてくれる。 
庭園の中をほぼ真っすぐに伝っていくと、左斜めから寄り添ってくる『砂防新道』と合流する。 
合流してなおも《弥陀ヶ原》の大平原を突っ切ると、《五葉坂》と呼ばれる最後の登りを経て、宿舎の建つ白山・《室堂平》へとたどり着く。 
 
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室堂から御前峰を見上げる

宿泊手続の後、ひと休みして体力に余裕が出てきたなら白山最高峰の御前峰に登ってこよう。 
なお、御前峰までのルート解説については、明日の御来光を望む時に述べたいと思う。 
なお、テント幕営ならば《南竜ヶ馬場》に大規模なキャンプ指定地で野営する事になるが、御前峰の山頂までが遠くなって、山頂での御来光を眺めるのは難しくなるだろう。
 
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白山・剣ヶ峰と霞む北アの山なみ
 
続く《2日目》は、次回の『名峰百選 第86回 白山・大汝峰、剣ヶ峰』を御覧下さい。
 
 
    ※ 詳しくは、メインサイトより『白山』を御覧下さい。
 
 
 
 
 
名峰百選の山々 第84回  『95 阿蘇山』  熊本県 
阿蘇山系(阿蘇くじゅう国立公園) 1592m  コース難度 ★  体力度 ★
 
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やまなみハイウェイより望む
阿蘇のスカイライン
 
  《メインサイトより抜粋》
東西18km・南北25km、面積1155k㎡。 世界一大きなカルデラ・『阿蘇』。 
当然の事ながら、四季を問わず見どころいっぱいである。 まず、ドライブの観点からのお薦めは、阿蘇カルデラの手前まで延びる《やまなみハイウェイ》からの山々の眺望である。 城山や大観望などからの山々の展望は、雄大で素晴らしい。 もちろん、阿蘇五岳は手に取るように見える。 

そして、登山。 根子岳 1433メートル ・高岳 1592メートル ・中岳 1506メートル ・杵島岳 1326メートル ・烏帽子岳 1337メートルからなる阿蘇五岳への“花の登山”だろう。 ミヤマキリシマ・ユウスゲ・クサフジなど、色とりどりの花が草原状の山々を染める中を歩くトレッキングタイプの楽しい登山である。 他にも、草千里からの雄大な眺め、冬の樹氷林など魅力を挙げたらキリがない。
 

 
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阿蘇山周遊ルート行程図
 
   行程表
熊本市街より車 (1:00)→阿蘇山西駐車場 (0:30)→砂千里 (1:10)→阿蘇・中岳 
(0:20)→阿蘇・高岳 (0:45)→阿蘇山展望所 (0:40)→阿蘇・中岳
(1:00)→阿蘇山西駐車場より車 (0:20)→草千里 (1:40)→熊本市街

我が国でも国民的な観光地・『阿蘇』。 ここをシーズン中にめぐるなら、それなりの覚悟が必要だ。 
それは、決して計画通りに事が運ばない・・という事である。 山行自体は半日もあれば周遊できる簡単な行程であれども、アプローチに数時間かかるという事だ。 

それは、《阿蘇登山道路》の渋滞と、それに輪をかけたようなロープウェイなどの時間待ち。 
登ったら登ったで、雲霞の如く押し寄せる人波で風景写真を台無しにされる事だろう。 
それでも、頑張っていい写真をゲットしよう。 素材となる風景は“ヒカ一”なのだから。 
それでは、阿蘇山めぐりをしてみよう。
 
・・できる限り観光客に蹂躙されたくない。 そんな思いが頭を過ったなら、ベストの方策がただ一つある。 前日にロープウェイの下駅(これより上はPM6:00で閉鎖される)までアプローチしておいて、その日は火口見学や《草千里》などに当てよう。
 
そして翌朝早く、日の出前に出発して、人出の比較的緩い午前中に山をめぐる行程プランである。
これなら人出の波に邪魔される事なく、『阿蘇』を存分に味わう事ができるだろう。
それでは出発しよう。 
 
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朝日と雲海で神秘的に輝く根子岳

本来なら朝5時半まで歩道も閉鎖扱いなのだが、ロープが仕切られているだけなので、かいくぐって歩道に出る。 歩道といっても、車道に沿ってつけられているだけだ。 約1km程これを歩いて、《砂千里》の入口に立つ。 ここから、《砂千里》の火山灰土を縦断していく。 

ここは、ひたすら真っすぐ突き抜けるといいのだが何分目標が乏しく、ともすれば“リングワンダリング”に陥る危険性をはらんだ所だ。 約1km砂地を歩いていくと砂浜が途切れ、火山性の岩が積み重なった阿蘇山塊への取付に出る。 ここから、このゴーロ(岩石)帯をほぼ直登で登っていく。
登っていくごとに、《砂千里》の全貌が視界に広がっていく。 
 
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阿蘇カルデラより“下界”を望む

更に登ると、《阿蘇登山道路》が縫うように連なる『阿蘇』の高原や、《阿蘇カルデラ》に囲まれた街並みなどが望まれる。 《阿蘇カルデラ》壁と街並みが見え出すと、中岳の稜線は近い。
《砂千里》から標高差にして150m位であろうか、ナメてかかるとなかなかキツい登りを40分程耐えると、稜線上の端に這い出る。 

ここには案内板があり、『頂上まで380m』とある。 ここから小さなコブを2つ3つ上下すると、阿蘇・中岳 1506メートル だ。 阿蘇・中岳からは、最高峰の高岳が右に迫っているのが目に入るだろう。
この高岳の“高い”事。 標高差は90m足らずなのだが、それを凌駕する圧倒的な眺めである。
阿蘇・中岳からガレた外輪山壁を伝うこと20分、登ってみると“標高差”通り簡単に高岳 1592メートル 頂上に着く。
 
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高岳への登りで見る阿蘇火口群
 
頂上展望は、一番高いこの場所が山群の中央にあるので、360°の大展望が広がっている。 
根子岳・杵島岳などの“阿蘇五岳”や、大小11あるという噴火口の半数は見渡す事ができる。 
頂上展望を楽しんだなら、ある所に立ち寄ってから高岳を後にしよう。 

それは、《月見小屋(阿蘇山避難小屋)》である。 動機はいうまでもなく、“怖いもの見たさ”である。 
岩の積み重なったドリーネ(摺鉢状の窪地)の壁を斜めに突き下ると、“月のクレーター”のようなドリーネの中、高岳がぽっかりとたたずんでいる名景が望まれる。 カメラにこの情景を撮り込んだ後、ドリーネの端に建つ《月見小屋》へ行ってみる。 
 
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“月のクレーター”の中に静かにたたずむ阿蘇・高岳
月見小屋より

《月見小屋》は、その名称の通り“月が見れる廃屋”であった。 そして、そのたたずまいは、中世ヨーロッパの監獄のようでもある。 水場もないし、まず泊まりでは使えないだろう。 まぁ、交通機関が発達してアプローチもすごぶる便利になった今、この山域では避難小屋など必要はないのだろうが。
小屋の見学!?の後、高岳の裾を巻いて中岳へ戻る。 

中岳から往路を戻るのだが、その前に《阿蘇山火口東展望台》に寄ってみよう。 
中岳から150mを急下降で下りていくといい。 所要は約30分だ。
なお、途中でやや痩せた火口壁を伝う所があるので注意しよう。 
 
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エメラルドの火口湖から噴煙を噴き上げる
阿蘇・第一噴火口

《火口東展望台》からは《第一火口》と《第二火口》が望まれるが、噴煙もなく今イチ迫力不足だ。 
昨日に見学した《火口西展望台》からは噴煙を上げる《第四火口》を眺めることができたので、東西どちらかと比べるならば《西展望台》の方がお薦めであろう。 

《東展望台》から《西展望台》を望むと、そろそろ観光客の車によって渋滞が起き始めている頃だろう。 
後は往路を戻るのみだ。 《火口東展望台》より中岳へは、急登の“アルバイト”を強いられるがほんの一時だ。 
 
観光道路で2〜3時間の渋滞に巻き込まれる事を思えば、何の事もないだろう。 
往路をゆっくり戻っても、午前10時頃には下山できるだろう。 帰りの観光道路では・・6km・7km・・と続く上り線の渋滞を見ながら、スイスイと帰路に着く事ができるだろう。
 
 
    ※ 詳しくは、メインサイトより『阿蘇』を御覧下さい。
 
 
PS・・
この季節に登った山のネタが尽きちゃいました。 季節外れの山を紹介するのも何だと思いますので、春先まで『名峰百選の山々』も中断しようかと・・。
 
 
 
 
 
 
 名峰百選の山々 第60回  『100 宮之浦岳』  鹿児島県
屋久山系(霧島屋久国立公園) 1935m  コース難度 ★★★  体力度 ★★★
 
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海上アルプス・宮之浦岳の勇姿
 
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屋久島山岳周遊ルート 行程図
 
   行程表
《1日目》 屋久・宮之浦港よりタクシー (0:45)→白谷雲水峡 (1:10)→白谷小屋
《2日目》 白谷小屋 (1:10)→軌道出合 (1:15)→大株歩道 (0:30)→ウィルソン株 
      (1:30)→縄文杉 (0:10)→高塚小屋 (1:00)→新高塚小屋
《3日目》 新高塚小屋 (2:10)→平石ノ岩屋 (0:30)→焼野三叉路より永田岳往復 所要1時間30分
      焼野三叉路 (0:30)→宮之浦岳 (1:30)→黒味岳分岐・黒味岳往復 所要約40分
      黒味岳分岐 (0:10)→花之江河 (1:20)→淀川小屋 
      (0:50)→淀川登山口よりタクシー利用 (1:00)→安房バス停よりバス
      (0:45)→屋久・宮之浦港   
 
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宮之浦岳への道は雲水峡の渓流から始まる
 
  《1日目》 白谷雲水峡より白谷小屋へ
宮之浦港より、タクシーで45分で《白谷雲水峡》の入口に着く。 プレハブの料金所に300円を払って、《雲水峡》の中に入る。 峡谷の左岸にあるコンクリートの階段を登っていくと、最初の屋久杉の大木・“弥生杉”が見えてくる。 やがて、渓谷沿いのコースと屋久杉の森林コースに道が分かれるが、いずれの道を取っても《楠川分れ》の吊橋の前で合流する。
 
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樹齢三千年の弥生杉がお出迎え
 
《楠川》に架かる吊橋を渡り、峡谷の右岸を伝っていく。 足下は苔むした岩がゴロゴロと転がって、山間部の降水量の多さを物語っている。 この道を45分程伝うと沢は勢いを失って小沢となり、この小沢を跨ぐと《白谷小屋》である。 

この《白谷小屋》はかつて食事付の有人小屋だったらしく、こわれた額縁に料金表が掲げてあった。 
しかし、今は寂れ果てて、コンクリート造の建物が冷たく感じて雰囲気が悪い。 
このような訳で、天気が良ければテント幕営をお薦めしたい。 明日は早く出発しよう。
 
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独特な尖峰岩を突き上げる黒味岳
 
  《2日目》 大株歩道を伝って縄文杉へ
朝、テントを出て、まずすべき事がある。 それは、全天における雲の占め具合の確認である。 
この『屋久島』において、雲が全くない・・という事はまずあり得ない。 そして、『屋久島』における“快晴”とは、雲が全天の70%を占める位までを指すのである。 この調子で述べると、全くの曇天は“晴れ”、小雨交じりが“曇り”ということなのである。 私が登った時は、『屋久島』における超“快晴”であった。 しかし、これが2日と続かないのが『屋久島』の空なのである。 

小屋を出発して縦走路に戻ると、《辻峠》への150mの登りだ。 まだ、気合十分で難なくこの登りをこなす。 《辻峠》からは、獣道のような枯草交じりの道をジグザグを切って急下降していく。 
この坂を下りきった所が《軌道出合》だ。 ここからは、『屋久島森林軌道』の軌道跡(通称・トロ道)を1時間以上伝っていく。 途中に“三代杉”という、三重の株の郭の中から延びる大木もあった。 
 
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       杉並木に囲まれた森林軌道跡                トロ道の途中
         “トロ道”を歩いていく                黒味岳の尖峰岩が姿を現す
 
このトロ道は、途中の橋梁部分がかなり朽ちていて迂回を余儀なくされる所もあるので、全くの気楽で・・という訳にはいかない。 それに長くてやや退屈だ。 所々に見える黒味岳の頂点に鎮座する奇岩を眺めて気分転換を図ろう。 軌道敷を距離にして3.5km、時間にして1時間強歩くと先の鉄橋が落ちていて、その行き止まりを告げるかのように『大株歩道・入口』と記された大きな立札が立てかけてある出合に着く。
 
この立札には《ウィルソン株》・《新高塚小屋》・宮之浦岳への距離と所要時間が記してあり、大変参考になる。 《大株歩道入口》からは、左の土手をハシゴを使って斜めに切るように登っていく。 
少し登って密林の中に分け入り軌道跡が全く見えなくなると、“翁杉”と呼ばれる一本杉の巨木が見えてくる。 

この杉は形が端正で“作品に”と狙ってみたのだが、どうやら光量不足で厳しいみたいである。
“翁杉”を過ぎて15分程登ると、人が群れている木立の広場に出る。 
その中央には、鳥居を前に祠る大きな株の郭がある。
 
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      鬱蒼とした森の中にあるウィルソン株           ウィルソン株の中は
                                  都会のワンルームマンションより広い
 
・・推定樹齢五千年の《ウィルソン株》である。 鳥居と切株の門をくぐり、株の郭の中に入る。 
株の中は八畳強はあり、都会のワンルームマンションより広い。 この中に入ると、都会が何かとせせこましいという事を実感できる。 この郭の中に流れ込んでいる“御神水”で力をつけて、再び登り始めよう。 

《ウィルソン株》からは、ハシゴや階段が連続的となり、風も吹かぬ密林の中だけにかなり暑い。 
《ウィルソン株》と《縄文杉》の中間地点には夫婦のように寄り添う2本の巨木・《夫婦杉》や、立っている巨木では《縄文杉》に次いでの老木・《大王杉》などが姿を現す。 登りのキツさでは、《大王杉》辺りが一番のヤマ場であろう。 

《大王杉》の下にある休憩櫓で、大概の人がひと息を入れている。 《大王杉》を越える辺りに長いハシゴが連なり、これを登っていくと《縄文杉》から流れ出る小沢に出る。 見上げると、高々と櫓が立ちはばかっている。 度重なるハシゴの急登にいささかウンザリとしているだろうから、この櫓の出現はかなりコタえるのである。 

約100段の階段は、直射日光が照りつけて暑い。 この階段を昇る前に、下の沢水で喉を潤しておいた方が良さそうだ。 汗をかきかき乗りきると、櫓の上の展望台に護られるように《縄文杉》が空に嗄れた大幹を伸ばしている。
 
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どのように撮ってもグロテスクな縄文杉
 
その形相は、“凄い”というより“不気味”でさえある・・。 この《縄文杉》もどうにか作品にできないものか・・と色々とアングルを変えて迫ってみたが、不気味さ以外は全く表現し辛いのである。
まぁ、そうそう来れる場所でもないので、納得のいくまでアングルを探すといいだろう。 
 
《縄文杉》の撮影を終えたなら、この櫓から10分位先の《高塚小屋》に向かおう。 
自然保護の為、トイレはこの《高塚小屋》で願いたい。 この《高塚小屋》だが、宿泊は可能だが人気は今ひとつの様である。 それは、水場がトイレのそばと悪条件であるのと、あと1時間程頑張れば快適な《新高塚小屋》がある為であろう。
 
だが、上の《新高塚小屋》は大勢の登山者が押しかけて“すし詰め”状態となり、夜はほとんど眠れない・・という苦しみに遭うのである。 まぁ、一番いいのはテント持参でゆったりと眠る事であるが・・。
しかし、これも雨が降れば“地獄絵巻”と化する。 

・・となると、これはかなりの考慮が必要だ。 しかし、これだけはいえる。  それは、これらに備えてどのようにも対応できるテント持参は強い・・という事だ。 こういう事を考えていると1時間はあっという間に過ぎ去り、《新高塚小屋》の水源を示す立札が目に入る。 ここからルンゼ状に掘れた坂を少し下っていくと、ウッデイハウスのような真新しい《新高塚小屋》に着く。 

早朝5時に《白谷小屋》を出ると、昼までにたどり着く事だろう。 この時間ならば、まだ団体の登山客は来ていない。 もし、小屋泊スタイルで登るのなら、この時間帯に小屋に着いて場所を取らないと“玄関の登山靴の上で寝る”ハメとなるだろう。
 

2時から3時位になると、下から上から次々と登山客がやってくる。 この山の登山に最も適した季節である5月の連休ならば、40人の定員に150〜200人の人が押し寄せるのである。
こうなると寝返りも打てなくなり、ロクに睡眠を取る事も適わぬだろう。 このような事態に遭遇した時が、テント一式を担いできた苦労が報われた・・と思う瞬間である

・・明日も晴天であって欲しいと願うのだが、こればっかりはどうしようもない。 
下手すれば雷付の大雨となり、ここで停滞となるかもしれない。 “ひと月に32日雨が降る”といわれるこの『屋久島』では、十分に有得る事なのである。 それに備えて、予備日を1日設けておこう。
 
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永田岳が姿を現した
 
  《3日目》 九州最高峰・宮之浦岳へ
今日は、いよいよ“洋上アルプス”の頂点に立つ・・。 今日の行程はかなりハードなので、5時には出発できるようにしよう。 もし、1日停滞したならば(筆者は1日停滞した)、多少の雨でも出発せねばなるまい。 但し、雷が鳴っている時は自重しよう。 これは生命の危険に関ることなので、見極めには十分な注意が必要だ。
 
小屋からイバラが行く手を遮る道を登っていくと、約40分であまり展望の良くない《第一展望台》に登り着く。 かつては眺望が良かったのであろうが、今はイバラが方々に突き出して見通しは至って悪い。 
《第一展望台》に立っている大岩を巻いてから、鞍部に向かって急下降していく。
 
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第二展望台でようやく展望が開ける
 
一度下って、相変わらずのイバラ道を再び急登すると《第二展望台》だ。 ここは大きな岩が横たわっていて、この上に上がると宮之浦岳より南にそびえる山なみがよく見渡せる。 
また、縦走路の平石付近の崩壊地も、粗々とした光景を魅せている。 だが、残念な事に、宮之浦岳は《平石》の崩壊地に隠れてまだその姿を現さない。
 
 ここからはイバラ漕ぎからは解放されるものの、クマザサとひどいぬかるみ帯が行く手を遮る。 
特に、ぬかるみは悩ませる存在だ。 長距離を歩く場合は、靴をできるだけ濡らさないのがセオリーだ。
しかし、このぬかるみでは、“無傷”では行けそうもない。 重い荷物を担いで水溜りを飛び越えるのも辛い。 この道はさほど急登である訳でもなく、取り立てて通過に苦難な所でもないが、こういうジレンマで結構時間がかかる。 やがて、《坊主岩》という大岩の基部を巻いて、《平石》への急登となる。
 
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平石の高み
右にある大岩が“仏面岩”

《第二展望台》で望んだあの崩壊地だ。 《平岩》のガレ場の横に、ササクレ立った岩が直立する奇抜な姿の永田岳がそびえ立つ。 そして、この《平岩》のガレ場の上部に、柔和な仏の顔を現した《仏面岩》がレリーフのようにはめ込まれている。 この傾斜をイッキに登っていくと、巨大な《平石ノ岩屋》が乗っかっている上部の丘に出る。 “岩屋”というだけあって、巨大な岩の下はどうにか雨風を凌げそうだ。
 
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平石の上でようやく宮之浦岳が姿を現す
 
それよりも、この岩の上に立ってみよう。 目の前に広がるは、正に絶景だ。 
豊かな節々を抱き、雄大な草原を頂点に突き上げる名峰・宮之浦岳が正面にそびえるのだ。 
何と若々しく、力強い峰なのだろうか・・。 思わずうっとりしてしまう“艶かしい”姿を魅せている。 
ここから、宮之浦岳と永田岳を分ける《焼野三叉路》まで30分の道程だ。 
草原の風を味わいながら、ゆっくりと歩いていこう。
 
《焼野三叉路》からは、いよいよ【名峰百選】のしんがりを締める名峰・宮之浦岳の頂上を目指す。
岩ガレの中を30分ばかり登ると、花崗岩の庭を形成する宮之浦岳 1935メートル の頂上だ。
 
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九州最高峰・宮之浦岳にて


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海上アルプスの頂からの眺めは
以外や“山また山”の展望であった
 
頂上からは、山肌に突き刺さる岩々が奇抜な容姿を象る永田岳や、密かな大瀑・《龍王ノ滝》、広がる草原の裾野、海辺に寄り添う街など、『屋久島』の全てが見渡せる。
しばし、この素晴らしき眺めを味わおう。
 
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宮之浦岳より望む永田岳
 
     続く永田岳と下山路は、『名峰次選 第60回』を御覧下さい。
 
     ※ 詳しくは、メインサイトより『屋久島』を御覧下さい。
 
 
名峰百選の山々 第57回  『89 大峰・八剣山 その2』  奈良県
大峰山系(吉野熊野国立公園) 1915m  コース難度 ★★  体力度 ★★★
 
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大峰・奥駈道 縦走路 行程図
 
    行程表            
《1日目》 
大阪・阿部野橋駅より鉄道 (1:15)→下市口駅よりバス (1:30)→洞川バス停
      (0:15)→稲村ヶ岳登山口 (2:20)→山上辻 (0:50)→稲村ヶ岳 (1:30)→山上ヶ岳
      (0:55)→小笹ノ宿跡
《2日目》 
小笹ノ宿跡 (2:00)→大普賢岳 (2:45)→行者還岳 (2:00)→石休場ノ宿跡
      (1:00)→聖宝ノ宿跡 (1:00)→弥山小屋
《3日目》 弥山小屋 (0:35)→大峰・八剣山 (2:00)→舟ノ垰 (3:50)→釈迦ヶ岳 
      (1:00)→太古ノ辻 (1:50)→前鬼
《4日目》 前鬼 (0:40)→林道ゲート (0:30)→不動七重ノ滝展望台 
      (1:20)→前鬼口バス停よりバス (2:25)→大和上市駅より鉄道 
      (1:20)→大阪・阿部野橋駅 
 
  ※ 前回《2日目》行程は、『名峰次選 第56回 大峰・大普賢岳』をご覧下さい。
 
 
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空が七色になる一瞬・・ 
 
  《3日目》 八剣山・釈迦ヶ岳を連ねて前鬼へ下山
朝、テントを出てかぎろい色の空を望めたなら、“幸運であった”と思うべきであろう。 
雨の多い地域だからこそ、より素晴らしい山岳風景を望めるのである。 入道のように頭をもたげた大普賢岳、そしてそれをスライドさせる三段の山なみ、その奥には台形の立て屏風を成した稲村ヶ岳と山上ヶ岳と、昨日一日かけて歩いてきた道程が雲海の上に映し出されている。 

対面には日出ヶ岳を盟主とした台高の山なみが、ずっしりと節々を大地にはわしている。 
1500m足らずの山なみを多く連ねる山塊とはとても想像しえない、威風堂々とした山岳風景を魅せている。 真に素晴らしくなかなかに去り難いが、今日も長い行程ゆえに、遅くとも6時には出発できるように準備しておこう。
 
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朝の大峰・八剣山
 
弥山からは一度鞍部に下って、数ヶ所あるオオヤマレンゲ自生地の保護柵をくぐりながら登っていくと、大峰連山最高峰・八剣山 1915メートル の頂上だ。 大峰連山最高峰の上に立って、これから向かう釈迦ヶ岳への山なみのうねりを眺めたなら、いよいよ大峰連山の核心部へ向かって足を踏み入れる。
 
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大峰・八剣山の頂上にて

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大峰・八剣山より望む奥駈の山なみ
これより、この山なみを忠実に上下していく
 
八剣山の頂上からは、シラベやトウヒ林のワラ状となった倒木帯を下り気味に伝っていく。 
道端の所々に“行”を奉納したお札を飾った岩屋や大木を見るにつけ、宗教色が濃い山なのだ・・と感じさせられる。 樹林帯の少し開けた所は《禅師ノ森》・《楊枝ノ森》と、たいてい“森”という名称がつけられていて、また庭園状を成しているので、これらの“森”を目安に休憩を入れていくといいだろう。
 
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振り返ると大峰・八剣山の大岩壁がそそり立っている・・

・・八剣山南面の大岩壁がそそり立って見える程に歩いてくると、《舟ノ垰》と呼ばれる船窪状の所に出る。
 
 
   なお、この続きは、『名峰次選 第57回 大峰・釈迦ヶ岳』で語る事にしよう。
   ※ 詳細は、メインサイトより『大峰山<2>』を御覧下さい。
 
 
 
 

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