あーてぃすと 中山英子の日記

スケルトン競技代表中山英子選手を応援するブログです

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ついに転機☆

きのう、10月5日をもって、17年勤めた信濃毎日新聞社を退社いたしました。
 
在職中、お世話になった方々、本当にありがとうございました。
 
記者活動15年、選手活動13年、たくさんの貴重な体験をさせていただきました。
 
出会った数多くの皆さまに心から感謝を申し上げます。
 
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辞めた理由は、選手活動に専念するためです。
 
私、先日41歳になりました。日本社会の常識からすると、「はあ〜?」と言いたくなるかと思います。その気持ちもわからんでもないです。
 
2010年のバンクーバー五輪への挑戦に失敗してから約2年が過ぎますが、その間、自分の人生、競技について、いろんなことを感じ、考え続けてきました。
というよりも、感じ、考えざるを得ませんでした。
 
自分はどう進んだらよいのか、本当は何がしたいのか、何が自分にとって大切なことなのか、と。
 
私は「こうあるべき」と理想を掲げて自分で苦しむタイプだったため、ゆっくりと構え、考えるよりも、感じることを大切にするように心がけました。
 
その間、いろんなことが起こりました。
母親が病気になりました。
久しぶりに恋もし、ふつうに結婚したいと思ったりもしました。
 
そんな中で、私のスケルトンはどうなるのかな?と、俯瞰しつつも、再チャレンジする勇気を持つには、時間がかかりました。
 
それは、体力への不安でもなく、お金がないからだけでもなく、10年間、競技を精いっぱいする中で、自分の一生懸命が空回りし続け、特に、トリノ五輪を終えてから、道が少しずつ閉ざされていく感覚を味わい続けたこと、その中でのトラウマが、私の脳裏を襲ってきたからだったと思います。
 
すでに、そんな中、昨シーズン、どんな形でもいいから、自分のスケルトンを完成させてみたい、と思い、自分の誕生日に新しいそりをイギリスに買いにでかけました。新しいもの、全く違った作者のものに乗ってみたかったからです。ただその一心で。40歳の誕生日はイギリスで、そりを作ってくれた友人が祝ってくれました。
 
昨年、このそりに乗って全日本選手権に出場しました。
これまで使っていたのとは全くタイプが違い、難しいそりだったので、自分の感覚と合致させるのに、少し時間はかかりましたが、大会の日にどんぴしゃで、合わせられました。
「かなりいける!」と確信を得、昨シーズンは、長野でベストタイムを0.7秒縮め、手ごたえを得て、終えました。
 
選手生活に戻りたいと、2月に会社と交渉しましたが、支援の道が閉ざされていることを確認し、会社か、競技、どちらかを辞める以外にないと、わかりました。
 
3月、辞めるつもりで、準備を進めたのですが、震災や自分の身の上にもショックな出来事が起こって、決断ができず、とりあえず心を鎮め、今の環境でトレーニングを精いっぱいやるという道を選びました。
 
トレーニングが順調に進み始め、これまでにないくらい楽しいと思え、動きすぎて、休む時間が取れなくなっていたころ、怪我をしてしまいました。思った以上にけがが長引き、夏の練習のゴールデンシーズンはリハビリに充てることとなりました。
 
いろんなことが起こったのですが、自分が一線に戻りたいという気持ちはじょじょに育ち、何が起こっても衰えませんでした。
 
9月24日に、一線に戻るための試合となった全日本プッシュ選手権、一カ月前からようやくそれなりにトレーニングを開始できるようになったのですが、けがのブランクは埋められず、現在のベストは尽くせましたが、いいタイムが出せずに終わり、どうしようかと思っていました。
そんな中、26日に、強化専門委員長の越さんが、11月初旬のアメリカズカップに大学生と回らないかという、打診をいただきました。
 
年内のレースに出られる可能性はない、と言われていたため、11月に遠征に出る準備を全くしていなかったため、どうしようかと思いはしたものの、最後のチャンスだと思って、開いた扉の先へ飛び込んでいく決意をしました。
28日、41歳の誕生日に、上司に話をし、一週間後の5日、退社手続きを完了しました。
 
本当に突然で、バタバタと進んだので、まだ、ぼんやりしていますけど、心は晴れやかです。
 
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自分の力で切り開き、切り開きすぎた私でしたが、転機は、願って、確認し、時間をかけて、待った結果、向こうから訪れました。
 
お金がなくなっても大丈夫なの?将来は大丈夫なの?
もちろんそういうことも心配しました。今、何も、決まったものはないけれども、とにかく、次の季節へまわれ右して進む体力と気力を今、蓄えるべく整えております。
 
どこかの時点で、競技をやり尽くさないと、次の人生は始まらないことが、はっきりとわかった瞬間がありました。もちろん五輪を目指します。
でも、もっとも大切なのは、自分がやり尽くしたという充足感を得ることだと思っています。
 
神からの備え、恵みを感謝し、恐れずに、大胆に進んでいきます。
 
私のチャレンジを共に、楽しんでいただけたら幸いです。
 
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします
 
中山英子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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