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上野動物園のシャンシャン&シンシン母娘のお花見(2018年)です。画像は「毎日パンダ」さんよりお借りしました。

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昨日も今日も雨ばかりの1日ですが、昨そごう美術館で開かれていた「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」の招待券をいただいたので見に行ってきました。
そごう美術館で開かれていた「ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」の招待券をいただいたので見に行ってきました。
ウィリアム・モリスの名前はこれまでほとんど意識したことがなかったのですが、チケットの柄を見て「よく見る絵柄なぁ」と思い、興味が湧いたのです。
でもそれが、壁紙に使われている絵柄というのは今回初めて知りました。
国内では、カーテンや布地、包装紙の絵柄として目にすることが多いかもしれません。

古くから欧米の建物では、壁画を描くことが行われてきました。職人が直接壁画を描いていた時代には、一部の富裕層の家にのみ見られた壁画も、プリント技術の進歩により「壁紙」が大量生産されたことによって、大幅なコストダウンができ、中産階級を中心に多くの住宅で壁が彩られるようになっていきました。
ウィリアム・モリスが登場する前の壁紙は、大柄の花などが描かれた、昔の壁画のイメージを強く残したものが多いです。また中国や日本の絵をモチーフとしたオリエンタルな絵柄も多く見られます。
やがて、現在の壁紙にもみられるような、比較的小さな絵柄を連続させたりリボン状や線状に繋げていく、どこで切断しても全体像が一定となる壁紙が増えてきました。
ウィリアム・モリスは「モリス商会」を設立し、多くの壁紙のデザインを発表し、生活と芸術を一致させようという「アート&クラフト運動」を展開し、また後進のデザイナーも育成していったのです。
ウィリアム・モリスの壁紙に多く使われているのは、やはり植物🌱です。ベースの色と植物モチーフが比較的同系色の中におさめられているものが多いです。そして、プリントは浮世絵の版画のように、いくつもの版木を重ねて印刷していきます。

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英国の住宅を彩る壁紙は、ウィリアム・モリスの時代も現在も家具とマッチして統一感を出していますが、日本の一般住宅では、壁紙は白系統一色が多いでしょう。ウィリアム・モリスのデザインはカーテンやファブリック製品等で多く見られますが、植物モチーフの壁紙もとても素敵です。

イメージ 2


展示の最後は、近年国内で良さが見直され、再び生産されるようになった「金唐皮紙」となっていました。紙でありながら、皮風に仕上げてあり、古い時代の調度品のデザインを彷彿とさせます。高い技術と、紙製品ゆえ大量生産に適しているメリットを活かして、これからの時代にも残して欲しいなと思います。

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