廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

全体表示

[ リスト ]

先日来、マニアックなブログを出しているのですが、今日は少しだけ進展しました。

透過型回折格子フィルムを使った分光器に一眼レフのカメラを取り付けて撮影しています。スリットがうまく作れなくて、スペクトルがみっともなかったのですが、厚めのアルミホイル(厚さ15ミクロン)にカッターナイフで切り込みを入れたら結構綺麗なスリットになりました。

今日は、嬉しくていろいろなものを撮影してみました。イメージ 1
殺菌灯、蛍光灯、ブラックライト、UV-LED、白熱電球などの光源だけでなく、写真用光沢紙をブラックライトで照らして出る発光についても撮影してみました。光沢紙は紫外線照射で青く光ります。

面白かったのはブラックライトです。私は殺菌灯の可視光の部分だけをカットしたものだと思っていたのですが、ブラックライトにはそれなりの歴史とポリシーがあるようです。まず、放電管のガラスにはウッドガラスという酸化ニッケルを含んだバリウム-ナトリウム-シリケートガラスを用いていて、320-400nmの間だけ光を通すようになっています。さらに、SrB4O7F:Eu2+やSrB4O7:Eu2+などの蛍光体が塗られていて、発光のピークが350-360nm付近になるようにしてあるのです。実際、手作り分光器で測ってみると、水銀の発光線と共にブロードな発光も見られました

これらの写真から、また、フリーソフトのImageJを用いてgray valueを求めてみました。これまでグレイスケール強度と書いていたのですが、通常、グレイスケール強度というと、視感度を考慮に入れて、RGBに重みをつけて足し合わせていることが分かりました。ImageJではRGBを均等に足しているので、ここでは、gray valueと書いておくことにします。

イメージ 2

イメージ 3

ブラックライトは鋭い水銀の輝線と共に、蛍光体による幅の広い発光が見られます。UV-LEDは水銀の輝線に比べるとかなり幅が広いことも分かりました。蛍光灯や白熱電球がいびつな形をしているのはカメラの検出特性のためだと思われます。

このいびつな形をなんとか補正したいと思い、白熱電球が2500Kの温度の黒体放射であると仮定して、プランクの輻射公式を用いてスペクトルを計算してみました。

イメージ 4

左上のA図で赤い線が計算結果です。本来、白熱電球は赤い線のようにならないといけないのですが、カメラの検出感度が波長によって異なるので、こんないびつな形になると仮定し、割り算をしてその補正曲線を計算しました。それがBです。この補正曲線を用いて、蛍光灯のスペクトルと光沢紙からの発光スペクトルを補正したものがCとDです。500nmの辺りの小さな山がまだ少し残っているのですが、ほぼ補正できた感じがします。650nm以上の近赤外はカメラに感度がないので、あまりあてにはならないようです。

だいたいうまくいったので、ムラサキシジミの紫外線反射も測ってみたのですが、暗くてまったく写りませんでした。明らかに感度不足です。明日は、スリットの広いものを作ってもう一度チャレンジしてみます。そのほかに、たくさんある蛾の標本をUV−LEDで照射してみると、ウスキツバメエダシャクなどの白っぽい蛾が蛍光を発しているようでした。これも明日測ってみようと思います。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事