廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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虫の目で見たキチョウ

キチョウは紫外線を反射します。一方、昆虫は一般に赤が見えなくて、代わりに紫外が見えています。いったい、虫の目で見るとキチョウはどんな風に見えているのでしょうか。そんな疑問に答えてみようと、いたずら実験をしてみました。

イメージ 1

まず、キチョウ♂の標本を縁側に置き、窓ガラス越しですが、自然光のもとに置きます(この日は曇りでした)。

ケンコーのSPカラーセットという赤、緑、青のフィルターをカメラ(Nikon D70+Micro Nikkor 55mm)に取り付けて、それぞれ撮影します。SPカラーセットの説明書通りに、赤、緑、青で露出指数をそれぞれ8、4、4倍にします。具体的には、フィルターなしの撮影ではF4 1/20sだったので、赤ではF4 1/2.5s、緑と青はF4 1/5sで撮影します。

イメージ 7イメージ 8イメージ 9

その結果がこんな感じです。試しに、これを合成すると元の色が戻るかどうか試してみます。

イメージ 10イメージ 11イメージ 12

それぞれをImageJで16bitグレイスケールに変換してみました。ちょっと赤が露出オーバーだったのですが、構わず、mergeという機能で色合成をしてみます。その結果が次の写真です。

イメージ 2

全体に暗く、ちょっと赤みが弱い感じですが、何となくもとの色が再現しました。特に、背景が同じような色になったので、そこそこうまく足されているのではないかと思います。

細かいことは抜きにして、次は紫外フィルターのU-360を用いて紫外写真を撮りました。露出指数は全く分からないので、いろいろと撮影したのですが、下の写真はF4 30sという条件です。

イメージ 3

窓ガラス越しで曇りの天気でしたが、やはり紫外線で後翅が少し光って見えます。

紫外線は虫には見えていますが、人には見えません。逆に、赤は人には見えますが、虫には見えません。そこで、虫の見える色を人の見える色に変換してみます。具体的には、緑→赤、青→緑、紫外→青という具合です。

イメージ 8イメージ 9イメージ 4

これを同じようにグレイスケールに変えます。

イメージ 11イメージ 12イメージ 5

そして色合成したのが次の写真です。

イメージ 6


やはり背景が同じような色になったので、そこそこうまく足されているかもしれません。
キチョウの翅でもともと黄色だった部分はやや地味な赤紫色になり、紫外で光っていた後翅の部分が青く光ってちょっと目立ちます。後翅だけが光っているのは、自然光照明が前方から当たっているからで、当てる方向を変えると光る場所も変化するはずです。

本当に、キチョウは、虫の目にはこんな風に見えているのでしょうか。

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