廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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もしも紫外線が見えたら世の中どんな風に見えるのでしょうか。昆虫は赤が見えない代わりに、紫外線が見えます。昆虫になったつもりで世の中を見てみたい。こんなことを昔から思っていました。

紫外線写真は撮影出来ても、人間は実際には紫外線は見えません。そこで、昆虫の三原色(緑、青、紫外)を人間の三原色(赤、緑、青)に変換してみることにしました。

イメージ 1

具体的な手順をムラサキシジミの標本を使って説明します。

1)普通に写真を撮ります。それが左側の写真です。
2)次に紫外フィルター(U-360)を入れて撮影します。
3)ImageJというソフトで、普通に撮った写真をR、G、Bの成分に分けます。8bitのグレイスケールになります。
4)紫外で撮影した画像を8bitのグレイスケールに変換します。
5)この4枚の写真のうち、GをRに、BをGに、UVをBにして色を合成します。

実際には、UVで撮影した写真の露出を合わせるために、白っぽい背景色がほぼ同じ色になるようにBrightを調整しました(上の写真では背景が緑がかってしまってうまくいっていません)。そうしてでき上がったのが右の写真です。

ムラサキシジミはもともとRとGの成分はほとんどなくて、Bの成分だけが明るいので、全体として深い青色に見えています。紫外線もよく反射します。そこで、色をずらすと、BとUVに対応したGとBだけが明るいことになるので、合成した色はシアンになります。この色の関係を左右の丸で表しています。明るいものにはそれぞれの色をつけて、暗いものは黒くしてあります。少し明るいものは灰色です。

深い青色のムラサキシジミは、もし人間が紫外を見ることができたら、実は、こんなに鮮やかな色で光っているのです。

いろいろなチョウの標本を自然光のもとで写真を撮って、もとの写真と比べてみました。

イメージ 2

イメージ 3

上がキチョウの♂、下が♀です。キチョウの♂は紫外を反射し、青を反射しないので、昆虫の目で見ると紫に見えます。♀は紫外を反射しないので、黄色になります。♂♀ははっきりとした色の違いがあるのです。

イメージ 4

モンキチョウは紫外を反射せず、青もわずかしか反射しないので、赤みがかった色になります。

イメージ 5

イメージ 6

モンシロチョウの♂は紫外を反射せず、♀は反射するので、昆虫の目で見るとはっきりとした色の違いとして見えているはずです。ここでは、オスは黄色く見えているのに対して、メスは人間が見た場合と全く同じ白色になっています。

イメージ 7

最後にルリシジミです。最初のムラサキシジミと同じで、青い色が水色の鮮やかな色に変わりました。

今回はチョウの標本を使ったのですが、今度は、花や景色なども調べてみたいです。


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