廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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深度合成に初挑戦

実体顕微鏡にカメラを取り付けて昆虫の撮影をしているのですが、焦点深度が浅くて、どうにも像がはっきりしません。焦点深度を測定したりしていたのですが、やはり、どうしようもないなと諦めていたところ、外国の友人からサジェスチョンを受けました。深度合成という方法です。

これまで、そういうソフトがあることは知っていたのですが、ソフトで合成するのは、所詮、造り物だと思って試していませんでした。しかし、メールで「試してみる」と返事をした手前、やってみないといけないなと思い、今日、試してみました。

深度合成というのは、焦点位置を少しずつ変えて写真を撮り、焦点のあった所だけを使って一枚の写真を合成する方法です。焦点合成とか、多重焦点ともいわれています。英語では、Focus stackingと呼ばれているようです。

とりあえず、今使っている実体顕微鏡で試してみようと思いました。機材は、Olympus SZX7実体顕微鏡のカメラポートにNIKON D90を取り付け、ズームを5.6xにセットして、少しずつ、手動でフォーカス位置を変えて撮影していきます。試料には、以前、同定に用いていたケブカクチブトゾウムシの頭部を用いました。

普通に複眼に焦点を合わせて撮影すると、次の写真のようになります。

イメージ 1

複眼の表面にはピントが合っていますが、それ以外はぼやけてしまって、あまりはっきりした印象が得られません。

イメージ 2

同じような写真を少しずつ焦点を変え、全部で39枚の写真を撮りました。上の図はそのうち4枚ごとに抜粋したものです。撮影条件は、ISO-200、露出時間1/2sです。

深度合成には、2つの代表的なソフトを使ってみました。Helicon FocusとCombineZPです。前者は1カ月だけ無料で使えるソフトで、後者はフリーです。後者については次のサイトに使い方が詳しく書いてありました。前者の使い方は、少しずつ焦点を変えた写真を順番に指定していき、最後にRUNを押すと出来上がります。

イメージ 3

イメージ 4

上はHelicon Focusで、下はCombineZPで合成した写真です。複眼だけでなく、いろいろな場所に焦点が合っているように見えます。CombineZPの方は重ね合わせるときにずれてしまうのか、ちょっとぼやけています。それに対して、Helicon Focusの方はかなりうまくいっているように見えます。計算時間はいずれも、1-2分のオーダーでした。Helicon Focusの方は得られた写真を3次元で動かすアニメーションも付いていて、ちょっと感動的でした。

ネットを探してみると、深度合成の方法を用いて、恐ろしく綺麗に撮影されている方がおられます。それに比べると、恥ずかしいような出来ですが、初めてにしてはまずまずではないかと思っています。

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