廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第139弾

9月に入って急に涼しくなってきました。そろそろ秋の虫シーズンかなと思って、勇んで「廊下のむし探検」に行ったのですが、出会ったのは蛾ばかりでした。

今日一番目立った「むし」はこれです。

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こげ茶色の翅に白い筋が目立っています。似た種類がないので大変分かりやすい種です。ヤガ科のホソオビアシブトクチバです。もともと暖かい地方に産する種だったのですが、庭で栽培するバラや生け垣のウバメガシなどを足がかりに北上を続けているようです。1982年に出版された「大図鑑」によると、東北地方で採集例はあるが土着は明らかでないとありますが、2011年の「標準図鑑」によると、分布は北海道、本州、・・・と、北海道まで広がっているようです。

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この写真の蛾も「廊下のむし探検」初登場です。似た種が多いので、名前調べが大変ですが、この写真では、翅の一番下の中央に見える「V」字マークが決め手です。ヤガ科のヒメツマキリヨトウだと思います。これまで、7月と9月に採集していました。

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同じくヤガ科のミツモンキンウワバです。この間から登場していますが、この日は特に数が多かったです。

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翅がだいぶ破れているので、種類が特定しにくいですが、丸い模様(環状紋)とその右の細長い模様(腎状紋)辺りの特徴を参考に探すと、ヤガ科のマメチャイロキヨトウだろうということになりました。

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壁に止まっていたのですが、近づくと急に飛び立ち、床に降りてしまいました。今にも飛び立ちそうな格好をしています。これはこの間も登場したウンモンツマキリアツバでしょう。似た種が多いのですが、翅の端にある半月の模様が特徴です。

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これはリュウキュウキノカワガです。以前はヤガ科に入れられていたのですが、「標準図鑑」によるコブガ科に分類されています。「琉球」と名前がついていますが、本州、四国、九州に広く分布しています。食草はヤマモモだそうです。

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これはアカスジアオリンガです。この種も以前はヤガ科だったのですが、今はコブガ科に入れられています。

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頭の部分は橙色で、黒っぽい翅に黒い点が並んでいて独特の姿です。ヒトリガ科のクワゴマダラヒトリです。オスとメスは色が全く違っていて、黒っぽい個体はオスの方です。

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これはツトガ科のコブノメイガです。「廊下のむし探検」初登場ですが、実は、大変、数の多い種です。

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これはツトガ科のホシオビホソノメイガです。

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この写真の蛾は、図鑑をみてもいつも良く分からない種で、とりあえずフキノメイガということにしておきます。

蛾以外の虫もちょっと。

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ツチイナゴの幼虫が来ていました。以前、我が家のベランダで成虫がひと冬越したことがあります。成虫越冬する変わった種です。

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廊下の壁に止まっていました。クモの仲間で、ハエトリグモ科のヤガタアリグモだと思います。アリに似ていますが、慣れてくると離れていてもアリではないなと気が付きます。

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廊下にあるガラスに大きなスズメバチが来ていました。オオスズメバチです。ぶんぶんいって外に出たがっているようすです。怖いので、ちょっと離れたところから撮影しました。(追記:MSWiさんから、「ヒメスズメバチではありませんか。」というコメントをいただきました。腹の長さや触角の長さなどからでも違いが分かるようです。ネットで調べてみると、ヒメは腹端が黒いのが特徴のようです)(追記:私の勘違いで、腹の長さや触角の長さはスズメバチの♂と♀の見分け方だったようです。その後、MSWiさんから、「♂は触角が13節、腹部が7節で出来ていますが、♀は触角12節、腹部6節です。♂の方がそれぞれ1節ずつ多く持っていて、見た目にも長いですね。・・・(中略)・・・♂の腹端は平たい、♀の腹端は尖っている、という部分も区別点になりますよ。♂蜂には針が無いので、当然刺しません。」というコメントをいただきました。触角と腹部の節の数が♂♀で違うのは知りませんでした。いい勉強になりました。どうも有難うございました

9月入って、蛾が少しずつ増えてきたようです。その中でもヤガ科の種類が増えてきました。逆にメイガは少し減ってきました。これから秋に入ると、蛾の数は急速に減ってきます。晩秋から冬にかけて、昨年はキリガとフユシャクばかり撮影していたのですが、今年はどうなるでしょう。

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丸1年以上前の記事に今更?という感じですが、最後のハチはヒメスズメバチではありませんか。
♂っぽいので刺される事は無かったでしょうが、それでもスズメバチはビビりますよね(笑)。その場じゃあ、腹の長さや触角の長さなどよく分からないでしょうし。 削除

2015/1/5(月) 午前 8:26 [ MSWi ] 返信する

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MSWiさん、コメントを有難うございました。

状況はもう忘れてしまったのですが、大きかったのでてっきりオオスズメバチだと思ったみたいです。スズメバチの違いがあまり分からないのですが、ちょっとネットで調べてみると、腹端が黒いというところからヒメは分かるようですね。実は、昨年はハエをちょっとかじってみたので、今年はハチを調べてみようかと思っていたところです。どうもご指摘有難うございました。

2015/1/5(月) 午後 7:48 [ 廊下のむし ] 返信する

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あぁ、「腹の長さと触角の長さ」というのはヒメスズメバチの特徴ではなくて、スズメバチ類の♂と♀の区別点です。
♂は触角が13節、腹部が7節で出来ていますが、♀は触角12節、腹部6節です。
♂の方がそれぞれ1節ずつ多く持っていて、見た目にも長いですね。
「たった1節の違いが分かるか?」と思える感じですが、これが意外に分かります。
触角に関しては長さだけではなく、♂の方が少し先の方がしなっている事も♀と違いますね。
♂の腹端は平たい、♀の腹端は尖っている、という部分も区別点になりますよ。
♂蜂には針が無いので、当然刺しません。 削除

2015/1/6(火) 午後 6:05 [ MSWi ] 返信する

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あっ、すみません。これは大失敗でした。でも、代わりにいいことを教えていただきました。♂と♀とでは触角と腹部の節数が違うのですか。これは知りませんでした。やはり、今年はハチの年にしないといけませんね。どうも有難うございました。でも、針がなくても近づくのは怖いですねぇ。

2015/1/6(火) 午後 7:32 [ 廊下のむし ] 返信する

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