廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第151弾

秋の定番の蛾、クスサンが登場しました。

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クスサンはヤママユガ科の代表的な蛾ですが、私のマンションではそれほど多くは見られません。1995年から5年間ほど蛾の数を記録したことがあったのですが、その時は9-10月にかけて5年間で合計4匹だけでした。ヤママユが7-9月にかけて66匹、ヒメヤママユが10−11月にかけて32匹に比べると、如何に少ないかが分かります。東京都では絶滅危惧種I類に指定されています。

クスサンは繭から糸を取る天蚕として知られていますが、それほど実用化はされていません。むしろ、幼虫が多食性でいろいろな樹木の葉を食べるので、樹木の害虫として知られています。名前の由来になったクスノキのほか、ブナ科、ニレ科、ウルシ科、ヤナギ科など数え上げるときりがありません。中国ではこの蛾のことを、イチョウの害虫という意味で「銀杏大蚕蛾」と呼んでいるようです。

クスサンの学名が図鑑によってまちまちなので、ちょっと調べてみました。1982年に出された「大図鑑」には、Dictyoploca japonica (Moore)と書かれていますが、2011年に出された「標準図鑑」では、Saturnia japnoica (Moore, 1872)と記されています。「大図鑑」の発行の後、学名の変更を記した"PostーMJ"という小冊子がいくつか出されています(MJはMoths of Japanの略で、「大図鑑」を指しています)。それによると、1994年のEdition 1では、Caligula japonica Moore, 1862と変更されたことが書かれていました。その後、2000年にもEdition 2が出され、それには、Saturnia japonica (Moore, 1872)となって、「標準図鑑」と一緒になりました。

学名の書き方は、「属名 種名 命名者, 発表年」となっていますが、命名後に、属名が変更されると、命名者と発表年を括弧付きで書くことになっているようです。1994年のEditionでは、1984年に出されたInoueの論文に従って、もとの命名に戻されたが、その後、Nassig 1994年に出された論文に従って、Saturnia japonicaになったということのようです。ただし、Google検索をすると、Caligula japonicaが最も多くて3420件、次にDictyoploca japonicaで2730件、最後にSaturnia japonicaで1520件でした。

その他の虫です。

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この蛾はヤガ科のマエキヤガです。マエキの部分が結構太いので見たときドキッとしました。

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複雑な模様ですが、ヤガ科のヒメエグリバです。

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何度か出てきていますが、シャチホコガ科のスズキシャチホコです。

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これも何度か登場していますが、ヨツモンマエジロアオシャクです。前翅の前縁が白くなっています。

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やや大型のハマキガです。模様から判断するとアトキハマキだと思います。

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この蛾の名前は少し迷いました。翅にある鍵型の模様が特徴的で、おそらくハラブトヒメハマキだと思いますが、ちょっと自信はありません。

イメージ 8

カメムシでは相変わらずツヤアオカメムシが多いのですが、その他に、オオホシカメムシもいました。

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これは以前にも出てきた、サビマダラオオホソカタムシだと思います。天井に止まっていました。

秋になってきても、そこそこ虫がいますね

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