廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第192弾

いよいよ、年も押し詰まってきました。最近、天気が悪かったので、あまり廊下を歩く気分になれなかったのですが、昨日はちょっと晴れ間も出てきたので思い切って歩いてみました。どうせ何もいないだろうなと思ったのですが、思いの外、虫はいました。

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今日の最初の虫はこの黒い薄気味悪い蛾です。廊下の窓枠の上の壁に止まっていました。白い壁なのでよく目立ちます。カレハガ科のウスズミカレハです。昨年も12月14日と20日に出現しました。この時期だけに発生する変わった蛾です。島根、群馬、茨城ではレッドデータ準絶滅危惧種に指定されています。昨年は、1982年に出された「大図鑑」を見て、広くヨーロッパに分布し、December moth(12月の蛾)と呼ばれていると書きましたが、その後に購入した「標準図鑑」とPost-MJ(1994)「大図鑑以後の追加種と学名の変更」という冊子を調べてみたところ、少し事情が違っていました。

これまで日本に生息するウスズミカレハは、ヨーロッパなどに分布するPoecilocampa populiの亜種とされ、P. populi tamanukiiと呼ばれていました。それが、1993年にZolotuhinの論文で、この同定が誤りであり別種であることが分かり、P. tamanukiiという学名に訂正されました。同時に、朝鮮半島から中国に分布する種もP. teneraという種に同定されたそうです。ただし、標準図鑑では学名がP. takamukuiとなっていて、これはP. tamanukiiの誤記なのかどうかはちょっと分かりません(2013.11.30現在の正誤表には出ていませんでした)。

いずれにしても、日本の種はヨーロッパのDecember mothではないようです。December mothはドイツではKleine Pappelgluckeと呼ばれ、Kleineは小さい、Pappelはポプラ、Gluckeはカレハガを意味するので、ポプラを食する小さいカレハガという名前になります。中国では栎杨枯叶蛾と呼ばれ、栎はクヌギ、杨はヤナギで、枯叶蛾がカレハガを指しています。杨枯叶蛾というヤナギカレハガ属に属する種でクヌギを食するという意味でしょう。日本のウスズミカレハは翅が透き通った感じの薄墨色なので付けられた名前です。

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この蛾はノコメトガリキリガです。秋に出る秋キリガです。翅の外縁が鋸の歯のようにギザギザになっているのがよく分かります。この部分に縁毛と呼ばれる細長い鱗粉がついていて、その歯型を隠している感じです。

後はお馴染みの虫たちです。

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私の家の玄関の向かいの壁に止まっていました。先日も登場したヤガ科のミドリハガタヨトウです。この蛾も歯型が付いています。

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蛍光灯に止まっていた蛾で、ちょっとはっきりしませんが、おそらくムラサキトガリバだと思います。

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クロスジフユエダシャクは、この日は2匹いました。

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それに、いつものアオモンツノカメムシ

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このハチはこの間から見かけるのですが、図鑑を見ても、ネットで探してもなかなか見つかりません。さて、何でしょう。

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そして、最後はいつものように名前の分からないハエ目の昆虫です。こんな虫の名前がさっと分かるといいなと、いつも夢見ています。

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