廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第204弾

冬本番ですね。今日、外はみぞれが降っていました。こんな天気なのですが、一応、廊下も歩いてみました。で、期待どおり、ほとんど虫の姿は見かけませんでした。

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わずかにいたのは、壁に止まっていたこんなハエと天井に止まっていたクサギカメムシだけでした。(追記2018/02/14:ハエの方はトゲハネバエ科かなと思われます。詳しくはこちらを見てください

そこで、この間から続きで、双翅目〈ハエ目)の翅脈を調べてみようと思いました。双翅目はカ下目とハエ下目に分かれますが、とりあえずカ下目について調べてみました。

実際には、カ下目に属する各科について、ネットから翅脈を集めてくるという作業です。カ下目は「原色昆虫大図鑑III」に39科が載っていますが、昆虫の翅脈を集めたこんなサイトがあり、ほとんどの科の翅脈を集めることができました。大体集め終わった頃、保育社の「原色日本昆虫図鑑下巻」を見てびっくり。この中には検索表が載っていて、それぞれの科について翅脈が載っていました。それで、それもスキャナーで取り込み、最終的にこんな図鑑のようなものを作ってみました。

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例として、ガガンボ上科を載せます。著作権の問題があるので画素数を減らして載せています。出来上がったものを眺めてみると、結構満足できるようなものになりました。

次に、こうして集めた翅脈が、検索表で書かれた翅脈の特徴と合っているかどうかを、「原色昆虫大図鑑III」の検索表で確かめてみました。ガガンボ科などで、若干、疑問になった点もあったのですが、ほとんど検索表で追いかけることができました。

そこで、今度は検索表そのものを表形式にまとめてみようと思い立ちました。出来上がったものがこんなものです。

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この表は、検索表のうち、翅に関するところを集めたものです(若干、翅以外の特徴も含まれています)。橙色が検索表で科を特定するのに使われた条件で、橙色の下の青色の部分は、それに反する特徴を持つ科を示しています。例えば、一番上の条件は「翅に二次的な皺や折れ線がある」というもので、それに合うものが上の2種で、それを橙にしています。その条件に合わないものは残り全部で、それを青色で描いています。

このようにすると、一番上はアミカモドキ科ですが、この科は結局、最初と2番目の条件だけで決定されるということがすぐに分かります。それに対して、一番下はクロキノコバエ科ですが、この場合はすべての条件に反する特徴を持つ種だということができます。従って、クロキノコバエ科であることを決めるのは大変だということですね。

こんな表をつくると、すべての項目について分からなくても、だいたいの項目さえ分かれば、上の翅脈の図鑑と合わせると科が特定できるのではと思っています。標本を作らず、写真だけで判定するときには、こんな工夫も必要かなと思います。

・・・というようなことをしてたら、今日一日はあっという間に過ぎていってしまいました。

(上の表の見方の補足: 例えば、表の中央部分の「単眼欠如」という条件が、写真からは分からなかったとします。検索表を追いかけていくと、大概はそこで行き詰まって、やる気を失ってしまうのですが、この表では、「単眼欠如」という条件に対して、「YES」と「NO」という2つの道ができることがすぐに分かります。従って、それぞれの道を進むことで2つの答えが得られることになります。得られた2つの科を翅脈の図鑑で比較すればよいのです。分からない条件が増えれば、その分候補が増えますが、お互いに近縁ではない場合が多いので、それほど同定には支障にならないのではと思います)

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