廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第207弾

1月終わりといえば真冬のはずなのですが、廊下を歩いてみると意外に虫がいるものです。今日は大物もいました。

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ヤガ科のアケビコノハです。見た目は枯れ葉そっくりなのですが、こんな白い壁に止まっているとよく目立ちます。成虫越冬のはずだと思って「大図鑑」を見ると、「主たる越冬態は成虫だが、実験すれば卵でも幼虫でも越冬可能で、特定の休眠期はない」という変わった生態の蛾でした。

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シモフリトゲトゲエダシャクがたくさんいました。今日だけで5匹も。こんなに一度にたくさん見たのは初めてです。大発生でもしているのでしょうか。幼虫は多食性だが、サクラ類によくいるとのことです。

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廊下にはアオモンツノカメムシもいました。

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それに、外壁にはナナホシテントウも。

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廊下で一匹のハエがじっとしていました。どうやら死んでいるようです。翅に変わった模様があり、最近、ハエ目に興味があるので、チャック付きのポリ袋に入れて持って帰りました。

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実体顕微鏡下で撮影した写真がこれです。いつものように、焦点位置を変えて59枚ほど撮影し、深度合成により作成したものです。目が大変綺麗ですね。翅の模様も独特です。図鑑で見てみると、ミバエの仲間に似ているので、「ミバエ」で検索すると見つかりました。おそらく、ミバエ科ハマダラミバエ亜科のクロホソスジハマダラミバエ(Hendelina fossata)でしょう。

九大の日本産昆虫目録データベースで調べてみると、Hendelina属には3種、H. fossata、H. pulla、H. nigrescensが載っていますが、後二者については標本写真がネットで見れました(H. pullaH. nigrescens)。翅の模様がいずれも違うようです。やはり、クロホソスジハマダラミバエでよさそうです。

ついでに、翅脈も見てみました。

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翅脈の名前は"Manual of Nearctic Diptera" Vol. 2 (1987)(ダウンロード可能)に従って付けました。ミバエ科の特徴は、「Sc脈がC脈の切れ目に向かって直角に折れる」ということですが、確かにそのようになっています。翅脈が分かると、ハエを調べるのも結構楽しくなりますね。

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