廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第217弾

寒い日が続いています。マンションの廊下の手すりにこんなつらら(氷柱)ができていました。

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昼なのにまったく解けません。

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この日も1階の外壁にフユシャクの♀が止まっていました。小さな翅が生えているので、おそらく、シロフフユエダシャクでしょう。今年は本当にフユシャク♀の当たり年です。

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♂の方はたくさんいました。全部で4匹です。蛾は普通、地下駐車場が多いのですが、フユシャクの場合は不思議と廊下でよく見かけます。10年前のマンション改修工事の際に、廊下の照明を赤っぽい色に変えたせいか、虫がめっきり少なくなってしまいました。地下駐車場は以前のままの青っぽい照明なので、蛾はそちらに集まるのかなと思っていました。フユシャクは積極的に明かりに集まるというわけではなく、何となくふらふら飛んでいて、マンションにぶつかり止まったのかもしれません。

「冬尺蛾 厳冬に生きる」(築地書館、1986)という本を書かれた中島秀雄氏は、その本の中でフユシャクの日周行動について書いておられます。その内容を少しだけ引用すると、クロスジフユエダシャクなどの少数のフユシャクを除いて、フユシャクは一般に日没後に行動することが知られています。日中、ウスバフユシャクは♂も♀もじっとししています。日没後20分くらい経つと、♂は触角を上げ、翅を震わせた後に活発な飛翔を開始します。飛翔後1時間後ぐらいが最も活発で、その後、飛んでいる個体は次第に少なくなっていきます。一方、♀は、日没後、腹部を少し上げ、歩行と静止を繰り返します。この時の歩行速度は大変速く、1分間で1.5mほどにもなるので、うっかりすると見失ってしまうこともあります。この日没後が交尾の時間なのですね。

ウスモンフユシャクの観察では、翌朝、交尾したままの個体が♀を上にして、少しずつオノエヤナギの木を登って行くのが見られました。やがて♂が離れていくと、♀は地上から1.3mの高さまで登って、尾部を左右に動かし産卵を開始しました。30分ほど経つと、また、ゆっくりと上に登り、5分後に2mくらいの高さで2回目の産卵を開始したそうです。やはり30分ほど経つと、もっと上に行こうとするので、作者はつい採集してしまい、後で後悔されていました。フユシャクの日周行動を観察すると面白そうですね。しかし、夜の観察はやはり大変でしょうね。

その他の虫です。

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ユスリカとハエです。ユスリカはじっとしていましたが、ハエの方はカメラが近づくと嫌がるように少しずつ移動していきました。翅脈からハエの種類を調べてみようと思ったのですが、どれも皆似ていてよく分かりませんでした。今度は採集してきて同定してみようかな・・・。

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