廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

全体表示

[ リスト ]

廊下のむし探検 第238弾

昨日は暖かかったのですが、前日までの寒さのためか、廊下には意外に蛾の姿は見られませんでした。先日、久しぶりにエゾヨツメが見られたと喜んでいたら、昨日はマンションの玄関近くの芝生で、オオシモフリスズメを見つけました。

イメージ 1

ただし、こんな姿で。以前は年1−2回くらいは見られていたのですが、ここ数年はほとんど見ることがありませんでした。やっと見られたと思ったら翅だけでした。でも、やはり発生はしていたのですね。

オオシモフリスズメは日本最大のスズメガで、幼虫も成虫も警戒音を出すので、私にとってはちょっと怖い蛾です。以前、隣の市の公民館の館長さんが、奇妙なものを見つけたといってバケツに入れて持って来られたのが、この蛾の幼虫でした。長さ10数センチ、太さ2センチほどもあろうかという大きなイモムシで、揺すると音を立てて体を振り回すので、本当に怖い感じでした。それでも、水槽に土を入れて中に入れてやるとやがて土の中で蛹になりました。でも、やはり乾燥してしまったのか、翌年は羽化しませんでした。

イメージ 2

廊下を歩いていると、こんな翅と脚だけになった蛾の姿をよく見かけます。おそらくスズメの仕業でしょうね。かなり大きなオオシモフリスズメですが、やはりスズメにやられたのでしょうか。(追記:通りすがりさんから、猛禽類かカラスかなぁというコメントを頂きました。確かに、オオシモフリスズメは大型で警戒音まで出すので、スズメには手に余るかもしれません

蛾の姿は少なかったのですが、この日はハチが多くいました。これまで、いろいろの虫の検索をしてきたのですが、ハチではアメバチしかしてこなかったので、相変わらず絵合わせで調べるしか方法がありません。それでも、名前や科が分からないものだらけです。

イメージ 3

すっきりしたハチで、小盾板に黄色の模様があるので、名前が分かるかなと思ったのですが、結局、分かりませんでした。(追記:通りすがりさんから、コマユバチ科でしょうとコメントをいただきました

イメージ 4

先日見たフタホシハバチの仲間に体型が似ています。おそらく、ハバチの仲間ですね。そう思ってネットや図鑑で調べてみました。ニホンカブラハバチに似ている感じがしますが、ちょっと違うような気もして、よく分かりません。(追記:吉田浩史「大阪府のハバチ・キバチ類」西日本ハチ研究会(2006)によれば、カブラハバチ属は日本に7種、近畿に4種記録されているそうです。近畿4種のうち、胸部背面が全面的に橙黄色になるのは、ニホンカブラハバチとイヌノフグリハバチの2種で、これらは基本的に腹部第1背板の色で見分けられますが、説明を読むと脚の色でも見分けられそうです。上の写真は♀のようですが、ニホンカブラ♀は基節から腿節の大部分が橙黄色、腿節末端、脛節背面と跗節の大半が黒色、イヌノフグリ♀は基節から腿節が橙黄色、脛節、跗節はほぼ全体黒色とのことです。これから判断すると、上の写真の個体はイヌノフグリハバチ♀のようです。イヌノフグリハバチは、春から初夏、秋に出現し、平地から低山地、農耕地から森林周辺まで普通に見られるとのことです

イメージ 5

独特のつやをもっています。これはルリチュウレンジでしょう。また、近縁種があるといわれるかもしれませんが・・・。

イメージ 6

これはツチバチの仲間ですね。腹の毛、触角、胸の背などを参考に図鑑を見てみると、ヒメハラナガツチバチに似ている感じです。

イメージ 14

これはヒメバチの仲間だろうなというところです。

イメージ 7

最後に、この小さなハチ。この間からいて、昨日は、ちょっとオーバーに言えば、1メートル歩く毎に1匹の割合で廊下にじっと止まっていました。

イメージ 8

イメージ 9

顔の部分を正面から見てみると、頭盾の部分が黄白色のものと黒いものがいます。おそらく、上が♂、下が♀でしょうか。大きさ的には小さいですが、この姿は以前見たウツギノヒメハナバチとよく似ています。そこで、1匹だけ捕まえてきて、「絵解きで調べる昆虫」で検索をしてみました。体長は6.5mm、大変小さなハチです。検索を続けていくと、最後はミツバチ科群に到達してしまい、どうしようかと思ったら、その下にヒメハナバチ科がありました。まだ、ちょっとはっきりしないのですが、ヒメハナバチ科のようです。以前、ウツギノヒメハナバチも廊下のあちこちで見かけたことがありましたが、このハチ、廊下でいったい何をしているのでしょうか。

イメージ 10

先日、検索を試みたオドリバエの♂がいました。早速、捕まえてきて検索の続きをしてみました。ちょっとはっきりしないところもあるのですが、Empis属Polyblepharis亜属に間違いなさそうです。さらに、「一寸のハエにも五分の大和魂・改」には種までの検索表が載っていました。これを使って検索を続けると、最後は専門用語が出てきてよく分からなくなるのですが、compsogyneあたりかなというところまでは辿り着きました。詳細はまたのちほど。

イメージ 11

以前なら、間違いなく、ガガンボの仲間と書いていたと思うのですが、最近は少し分かり始めました。まず、よく見ると、中胸の背(頭の後ろの黒く光っている部分)にV字の溝がありません。さらに、よく見ると単眼があります。これらの情報から、ガガンボの仲間ではないことが分かります。さらに、翅脈をみると、ハルカ科かカバエ科あたりにたどり着きます。一箇所、ハルカ科の特徴であるr横脈が写真からは見えないのですが、ハルカ科のハマダラハルカあたりとちょっと似たところがあります。ひょっとしたらその仲間かもしれません。(追記:通りすがりさんから、「ハマダラハルカは多分合ってます」とコメントをいただきました

イメージ 12

こちらも胸にV字溝がなくて、ガガンボの仲間ではありません。写真が不鮮明で単眼があるかどうかが分からず、ちょっと行き詰まりました。写真は翅脈と単眼が分かるように撮らないとだめですね。(追記2018/02/20:これは翅脈からキノコバエ科ではないかと思います

イメージ 13

複眼に毛がいっぱい生えているようでちょっと面白いなと思いました。(追記:「絵解きで調べる昆虫」でハエ目の科の検索をしたところ、ケバエ科になりました。さらに、D. E. Hardy and M. Takahashi, Pacific Insects 2, 383 (1960)(ダウンロード可能)で属の検索をしたところ、Bibio属になりました。その先の種の検索で手こずっています

イメージ 15

花粉でもついたのでしょうか、粉まみれです。

イメージ 16

最後は甲虫です。触角がすごいので、図鑑で調べてもすぐに行き着きました。ベニボタルの仲間のようです。そこから先はよく分かりませんでした。(追記:通りすがりさんから、ヒメアカハネムシ?というコメントを頂きました。甲虫は本当に難しいですね

この記事に

閉じる コメント(2)

顔アイコン

オオシモフリスズメ…犯人はカラスやフクロウなどの猛禽かなあ。
残念だけど、次の機会に期待が繋がりますね。

小盾板に紋のあるハチは、コマユバチ科でしょう。
ハチはアシナガバチやスズメバチ以外は苦手分野の1つです。

ハマダラハルカは多分合ってます。

赤い甲虫は…ヒメアカハネムシ? 削除

2014/4/10(木) 午前 1:05 [ 通りすがり ] 返信する

顔アイコン

通りすがりさん、いつもコメントをしていただき有難うございます。大変、助かっています。

そうですね、オオシモフリスズメに勝てそうな鳥というと相当大きいかもしれませんね。

ハチはコマユバチ科ですか。科が分かると大きなヒントになります。ハマダラハルカは自信がなかったのですが、「合ってます」と聞いて嬉しくなりました。甲虫はヒメアカハネムシですか。まったく気が付きませんでした。図鑑をみると確かに似ていますね。甲虫は本当に難しい!

2014/4/10(木) 午前 7:48 [ 廊下のむし ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事