廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第244弾

廊下のむしも名前調べの難しい日が続いています。この日もバラエティーに富んでいましたが、やはり名前調べは難しいものが多かったです。そんな中、ちょっと変わった虫がいました。

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一見すると蜂のようでもあり、ちょっと奇妙な感じを受ける虫です。私は初めて見ました。おそらく、ハチモドキバエだろうなと思って、保育社の「原色日本昆虫図鑑(下)」の図版を見ていたら、似た種がいました。ミツモンハチモドキバエという種です。今度はこの名前で画像検索すると、似た写真がぞろぞろと出てきました。図鑑の説明を読むと、単眼がなく、触角直下に黒色の小円紋が3つ、翅に輪郭の不明瞭な3個の褐色紋、翅端も褐色に染まるとあります。確かに、単眼はないし、触角の下に黒い点が一つ見えています。翅には細長い褐色紋がある感じです。

日本産双翅目科一覧」というページがあるのですが、そこで、このハエの属するデガシラバエ科を見てみると、4属6種が載っていました。ミツモンハチモドキバエはPorpomastix属に入っているのですが、日本産はこの1種だけでした。おそらく、ミツモンハチモドキバエでよいのではと思っています。デガシラバエ科では、過去にオオハチモドキバエを6−7月に見ています。それにしても、面白い翅脈をしています。ちょっと興味の湧くハエですね。(追記:通りすがりさんから、産卵管についてのコメントがありました。「原色日本昆虫図鑑〈下)」によると、「♀では産卵筒は長く、残余の腹部よりも長く、下方に湾曲している」とのことです。腹部を横から撮影すればよかったなと、ちょっと後悔しています

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この奇妙な形の虫はケブカヒゲナガというヒゲナガガ科の仲間です。♂は触角が非常に長いのですが、♀はこの写真のように、触角はやや短く、その代わり途中まで黒色鱗で覆われています。ヒゲナガガは野外ではよちよちしながら飛び回る姿をよく見かけますが、マンションの廊下にも時々やってきます。「標準図鑑」で調べると、アトキケブカ、ムモンケブカという近縁種がいるのですが、いずれも後翅の色や縁毛に違いがあって、この写真からはよく分かりません。この日は2匹見かけました。

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やっと名前の言えるコメツキに出会えました。体長7mmくらいの小さなコメツキですが、おそらく、ヨツキボシコメツキだと思います。図鑑によれば、春、花に集まるとのことです。いつも「コメツキの仲間」としか書けないのに、名前が書けるとやはり嬉しいですね。今度はコメツキも頑張って調べてみたいなと思います。

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で、こちらの虫。相変わらず、コメツキの仲間です。(追記:通りすがりさんから、「多分カバイロコメツキ」というコメントを頂きました

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クチブトゾウムシ、最近、毎日のように見かけるようになりました。そろそろ名前調べをしないといけないですね。(追記2015/04/13:2015/04/11に行った検索により、ケブカクチブトゾウムシだと思われます

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今頃の季節、一番多い虫はこのヒゲナガカワトビケラです。マンション全体で数十匹かなというぐらいたくさんいます。川が近いからでしょうね。

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翅の後縁に白い紋があるトビケラです。以前からウルマーシマトビケラかなと思っていたのですが、きちんと調べたことはありませんでした。標本はたくさんあるので、今度調べてみます。

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この間から出ているカワゲラです。アミメカゲロウ科かなと思っているのですが、幼虫の時の鰓の痕跡がどれだか分からず、検索がストップしています。今度、カワゲラ科のヤマトフタツメカワゲラが出てきたら、それと比較して調べてみたいと思っています。

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ちょっとぐたっとした感じですが、セイヨウミツバチでしょうね。マンションの廊下ではミツバチも時々やってきます。(追記:通りすがりさんから、ニホンとセイヨウは後翅の脈で見分けるというコメントを頂きました。原色日本昆虫図鑑(下)によると、「(セイヨウミツバチは)後翅M3+4が短いことで区別される」とのことです。ネットで調べるといろいろなサイトに区別点が描かれていました

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最後も小型のハチです。今年は是非ともハチが分かるようになりたいなと思っています。

お知らせ

なにこれ生き物探検」という姉妹ページを作ってみました。野外を歩いているときに見つけた虫や植物を調べてみたいなと思うことは多いのですが、「廊下のむし」というわけではないので、ブログに出しにくかったからです。試しに、「ヤエムグラ」という植物のとげを深度合成写真で撮ったものを載せてみました。なぜか、新着記事のリストに載らなかったので、あまり見ていただけませんでした。こちらの方もときどき出していきますのでよろしくお願いします。

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ミツモンハチモドキバエ、長く大きな産卵管のわりに腹部が大きくないんですよね。
中に産卵管がある様だから、鞘になるのかな?

コメツキは多分カバイロコメツキ…

ミツバチもニホンミツバチとセイヨウミツバチを正確に見分けようとしても、後翅の翅脈が見えなくて分からないことが殆どですね。 削除

2014/4/15(火) 午前 11:22 [ 通りすがり ] 返信する

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ミツモンハチモドキバエの腹部が奇妙な形をしていると思ったら、これは産卵管を収めた鞘なのですか。面白いですね。もう少し詳しく観察すればよかったのですが、写真を撮っただけでした。

カバイロコメツキ、どうも有難うございました。

ニホンミツバチとセイヨウミツバチは胴体の縞で見分けるのだと思っていたのですが、後翅の翅脈で分かるのですかぁ。初めて知りました。今度、それらしい個体を捕まえて一度見てみます。

2014/4/15(火) 午後 1:26 [ 廊下のむし ] 返信する

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ニホンミツバチは夏に巣を見てみると、セイヨウミツバチの様な色のものが見られますね。
翅を重ねてしまうので自然状態では観察しづらいですが、捕獲するなら刺されない様に気を付けてください。 削除

2014/4/15(火) 午後 2:49 [ 通りすがり ] 返信する

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翅脈が違うのは知りませんでした。是非、見てみたいです。でも、そそっかしいので、刺されないように気をつけます!

2014/4/15(火) 午後 9:15 [ 廊下のむし ] 返信する

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