廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

全体表示

[ リスト ]

毎日のように「廊下のむし探検」をしているのですが、最近、またカミキリモドキに出会うことが多くなりました。昨日も何匹か見かけたのですが、大きな個体と小さな個体があるので、種類が違うのかなと思って採集してきました。

イメージ 2

イメージ 1

カミキリモドキの仲間はカンタリジンというエーテル・テルペノイド化合物を含んでいて、皮膚につくと数時間後に赤く腫れ、まもなく水泡が生じ、火傷と同じような症状になる(学研「危険・有毒動物」による)そうです。それで、触らないように気をつけて毒ビンに入れました。

この2匹は大きさがだいぶ違い、下の写真の個体の方がはるかに大きいです。上の写真の個体は翅の先端に腹部の一部が出ているので、おそらく♂で、下は♀かなと思われます。

採集した個体の写真を撮ったものが次の写真です。

イメージ 3

イメージ 4

2匹並べてみると大きさの違いがよく分かりますね。体長は♂と思われる個体が12mm、♀らしい個体が15mmですが、♂の方は腹部の先端が飛び出しているので、見た感じはもっと違いました。

イメージ 5

これは、「原色日本甲虫図鑑III」に載っているカミキリモドキ科の属の検索表です。これを使うと、アオカミキリモドキが属するナガカミキリモドキ属へは簡単にたどり着きます。

イメージ 6

イメージ 7

関連する部分の写真を載せておきます。前脚脛節末端の棘は確かに1本だけでした。また、触角の節の数は♂では12節、♀では11節です。さらに、複眼間の距離は触角基節間の距離に比べて短いことも確かです。

アオカミキリモドキの仲間には、カトウカミキリモドキやシリナガカミキリモドキのように似た種がありますが、これに対して、図鑑の解説はどうなっているのか調べてみました。

イメージ 11
手元にある2冊の図鑑では、ほぼ同じ内容です。♂では第5腹板は広く三角形にえぐられ、生殖節の2葉片が垂直に広がり、左右から合わさる、♀では第5腹板の先端が尖るということです。これも写真でお見せします。

イメージ 8

イメージ 9

こちらは♂です。腹部先端にはびっくりするような構造があります。確かに第5腹板は三角形にえぐられています。その部分から、解説にある葉っぱのような構造が2枚垂直に出て、その2枚が合わさるような形になっています。記述通りのような気がします。これに対して、「尾節板が浅くえぐられ」という部分と「第8腹板」という部分は理解ができませんでした。

イメージ 10

メスは単純で、確かに先端が尖った第5腹板がありました。記述通りなので、共にアオカミキリモドキで間違いないのではと思っています。

身近にいる虫ですが、詳しく調べてみると、なかなか面白いですね。

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事