廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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ナガヒラタムシはナガヒラタムシ科に属する甲虫です。「原色日本甲虫図鑑II」によると、ナガヒラタムシ科は現存する甲虫目のうちで、起源がもっとも古く、2億年前に遡るとされています。したがって、化石にも多く発見されています。そこで、その変わった形状を顕微鏡を使って調べてみました。

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ナガヒラタムシはこんな甲虫です。体長は12mmで、全体に暗褐色をしています。「原色日本甲虫図鑑II」や「原色昆虫大図鑑II」によると、ナガヒラタムシの特徴は次のようにまとめられます。

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説明は「原色日本甲虫図鑑II」の方が詳しいですが、基本的に2つの図鑑の説明はほぼ等しいものでした。また、「原色昆虫大図鑑II」では腹部と脚に関して説明⑦⑧が加えられていました。

まず、①の特徴は上の写真で分かりますが、黄矢印で示したところに灰褐色の部分が見られます。②の正中溝と瘤は次の写真で分かります。

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触角の長さは上翅の長さより若干長いので、④の説明から、♂なのかなと思います。⑤は前胸背板についてで、次の写真で分かります。

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まず、中央の黄矢印が中央縦隆で、その両側は深くえぐれたようになっています。また、前角は上の黄矢印で示すように鋭角に尖っています。

⑥は上翅に関するものです。


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上翅にはこの写真で示したような筋(間室)とその間に横隆で区切られた点刻列が並んでいます。間室は奇数列が強く隆起しているのですが、⑥にあるように第3間室は確かに途中で弱くなっています。

さらに、⑦に関しては、次の写真で分かります。

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各腹節に弱い2条の横隆起が見られます。ということで、説明に書かれていることはほぼ確認できました。次からはおまけです。

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これは頭部を真上から写したものですが、歯のある大きな大顎と半球型の複眼が見られます。以上の写真は実体顕微鏡を用いて撮影し、深度合成により合成したものです。次の写真以降は生物顕微鏡を使って約10倍の倍率で撮影し、やはり深度合成により合成したものです。

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これは口の部分を下から見たものです。歯のある鋭い大顎が目につきます。その下にある黄色いものは何なのでしょうね。体は鱗のような鱗片で覆われていることが分かります

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これは頭頂部を写したものです。やはり鱗片に覆われ、瘤が尖っている様子や中央に正中溝が走っていることなどが分かります。

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これは触角を拡大したものです。ちょっと変わった形の節が連なっています。

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上翅の部分の拡大です。やはり鱗片で覆われています。上翅末端近くなので、灰褐色の鱗片も見えています。ところどころで白く光っているものが顆粒なのでしょうか。この赤い部分は何なのでしょう。

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最後に後脚の先端を裏側から写してみました。毛のようなものがいっぱい生えています。これも一種の滑り止めなのでしょうね。

いろいろと面白い特徴は見られたのですが、いったいどの特徴が原始的なのかはちょっと分かりませんね。

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