廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第346弾

「虫展」疲れが治まった昨日、午後から廊下を歩いてみました。「夏=昆虫採集」という図式がありますが、実は、夏はほとんど虫を見かけません。やはり暑いからでしょうね。でも、マンションの廊下はそんな暑さを避けてきている小さな虫も多いようです。

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今日はこんな小さな虫から紹介します。廊下の壁を黒い小さなハエのようなものが結構速く動いているなと思ったら、この虫でした。以前にも何度か出てきましたが、チャタテムシの仲間のウロコチャタテです。「ウロコ」は鱗を意味していて、翅には毛でなく、鱗粉が生えているのです(詳細は以前のブログを参照してください)。気がつくと、マンションの上から下まであちこちでこの虫を見かけました。

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この小さな羽アリもよく見かけます。雄アリは名前が分からないと書いてきたのですが、日本産アリ類画像データベースには雄アリの亜科と属の検索についても載っていました。左のメニューから検索キー→雄アリと進んでみてください。今朝はこの検索表を使って調べてみましたが、「腹部第2節前板は腹部第1節に覆われて隠れる」というところでつまづいてしまいました。前板というのが何を指しているのか分かりません。この項目を飛ばして、二股の両方の道をたどると、一つの道は行き止まりになってしまいました。そこで、もう一つの道をたどっていくと、最終的にオオアリ属にたどり着きました。本当かどうかはほとんど分かりませんが・・・。なお、オオアリといっても体長は僅か4.5mmです。

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虫展で皆さんが気にされていたカメムシもいました。普段はあまり撮影しないのですが(そのくらいたくさんいる)、マルカメムシです。

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それとヒゲナガカメムシです。カメムシも種類が多くて、こんなに細長くてもカメムシの仲間です。

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テントウムシもいました。ヒメカメノコテントウだと思うのですが、似た種にコカメノコテントウもいるのではっきりとはしません。

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それに、先日もいたシロテンハナムグリです。

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この日の「廊下のむし探検」の最後のころにいたので、ぞんざいに撮影してしまいました。後で考えると、寸法を測ったり、もう少し丁寧に写せばよかったなと思いました。脚の脛節が曲がっているので、ゴミムシダマシかなと思って図鑑を見ていきました。上翅の点刻列と列との間である間室が平坦のようです。触角も少し見えています。こんなところを手がかりに、コマルキマワリかなと思ったのですが、まったく自信はありません。

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オオフタモンウバタマコメツキの本州亜種をフタモンウバタマコメツキというのでしたね。沖縄に生息する原名亜種とは上翅の末端の切り込みを見ればよかったのでした。詳細は以前のブログを参照して下さい。

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ここからは蛾です。ハマキガの仲間は区別がなかなかつかないのですが、これははっきりした模様です。ヨモギネムシガといいます。幼虫がヨモギの根や茎の下部に侵入するそうです。

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いつもは斜め前から撮影するのですが、この日は後ろから写してみました。小さい蛾なのですが、翅がきれいに見えますね。オオウスベニトガリメイガです。

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これはカシノシマメイガです。

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翅の中ほどが黒いので、おそらくシバツトガですね。

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そして、よくいるコガタシロモンノメイガです。

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幼虫が苔を食べるコケガの仲間です。ベニヘリコケガです。翅の中ほどにある黒い点が長いものがベニヘリ、短いものがハガタベニです。この日は2匹見かけました。

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ヒメシャクの仲間で、種類は分かりにくいです。おそらくヤスジマルバヒメシャクではないかと思います。蛾はこれで全部でした。それにしても7月終わりごろからいつもは見るヤママユにまだ一度もお目にかかっていません。

最後はあまり見たくない連中たちです。

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小さなクモですが、びっくりするような速いスピードで動きます。追いかけていってやっと写しました。でも、何だか分かりません。

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長さは2-3cmのムカデの子供です。といっても、ムカデは幼体と成体の区別がないというので、どれが子供で親なのかはよく分かりません。オオムカデという種には3亜種があって、それぞれトビズ、アオズ、アカズという名前がついています。「ズ」は頭の意味でしょうか。頭部がちょっと青いのでアオズムカデかなとも思うのですが、このあたりにいるのはトビズムカデなので、トビズムカデの子供かもしれません。(追記2018/02/26:ムカデの種類は分からないので、とりあえずムカデの仲間ということにしておきます

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最後はオオゲジです。玄関ホールの天井にいました。論文によると、オオゲジにもオオゲジ、カマクラオオゲジ、ヤマシナオオゲジの3種が、日本に生息しているそうです(高桑、1943)(ここからダウンロード可能)。その論文によると、触角鞭状部、および、第1対歩肢の前腿節の刺で見分けるらしいです。いずれにしても捕まえないといけないのですが、それはちょっと・・・。

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夏はセミやカブトムシ、クワガタ、大型コガネムシ類くらいのイメージですね。
葉が柔らかい初夏にいろいろな虫が活動した後は、葉は固いし花は少ないしで活動する種が限られちゃいますからね。

脚が8本以上あるものはダメですねえ。
特にエビやカニやシャコなんてもう…なんて饅頭怖いみたいな冗談は置いといて、クモとムカデとゲジなんて苦手の三巨頭ですかね。
トビズムカデが家の階段で死んでいた時なんか、死んでると分かっていても死体の処分が怖くて、震えながらレジ袋に入れてごみ箱へ。
それでも見付けたら捕獲はしないまでも、種まで推測するくらいには撮ってみますけどね(笑) 削除

2014/8/6(水) 午後 11:51 [ 通りすがり ] 返信する

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通りすがりさん、苦手な三巨頭を載せてしまい、すみませんでした。虫が少ないとどうしても目がそちらに向かいますね。

ムカデは怖いですね。私は死んでいてもめったに近づきません。いつも望遠だけで。だから、なかなか種の特定ができないのですが・・・。

関西ではアシダカグモという巨大なクモが普通にいます。私も関東に住んでいたのですが、関西に引っ越してきたとき、部屋の壁にそのクモがべたっと止まっていたときには息が止まるかと思いました。水をかけたり、ほうきで追い回したり、なんとか追い出したのですが、こちらではゴキブリを食べるからと、トイレなどで飼っている家もあるのですよ。それにも驚きました。

2014/8/7(木) 午前 7:25 [ 廊下のむし ] 返信する

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目の前に出てこなければ大丈夫です(^_^;)
だいぶ免疫もできた様で(笑)

コアシダカグモなら長野で毎年見ますけど、アシダカの方はどうだろう?
千葉では何度かどちらかを見てるんですが、見なかったことにして逃げたんで分かりません(笑)
だって風呂場のドアを開けたら4匹も居たんだもの。 削除

2014/8/7(木) 午後 1:30 [ 通りすがり ] 返信する

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風呂場に4匹もいたら、気絶してしまうかもしれませんね。千葉はおそろしいところですね。私は部屋に1匹いただけで、顔の血の気が引いてしまいました。

2014/8/7(木) 午後 8:27 [ 廊下のむし ] 返信する

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