廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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この間からアリの勉強を始めています。今回は、マンションの近くでもよく見る小さなアリを調べてみました。

イメージ 1

対象とするアリはこんなアリです。マンションの近くにいる小さなアリを片端から吸虫管で吸うと、大部分がこのアリでした。大きさは2mmほどの小さなアリです。

アリの検索には、「日本産アリ類全種図鑑」(学研)と「アリ類画像データベース2003」が大変役に立ちます。このアリはおそらくトビイロシワアリというフタフシアリ亜科シワアリ属に含まれるアリだと思われます。そこで、顕微鏡写真を使って、検索表に沿って確かめていきたいと思います。

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まず、亜科の検索は上の3項目を確かめることでフタフシアリ亜科であることが確かめられます。関係する画像を載せます。

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検索項目に該当するところには矢印を入れています。また、項目には通し番号をつけていますので、図を見て確かめてみてください。亜科の検索の場合、関係するのは①から③で、腹柄が2節あること、触角の入り口が額隆起で覆われていること、爪が単純なことでフタフシアリ亜科であることが確かめられます(②の額隆起縁は後で載せるFig. 6の方が分かりやすいと思います)。

次は属への検索です。

イメージ 5

項目が多いので、もう少し関連する画像を増やします。

イメージ 6

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こうして拡大してみると、しわがいっぱいで、シワアリという名前の由来もよく分かります。検索各項目を順に図を見ながら、追いかけていけるようにしてあります。この中で、シワアリ属を見分けるのに特に重要な項目は、⑬の触角の先端の太い部分(こんぼう部)が3節であることと、⑭の触角挿入部の前方で顕著な隆起縁を形成するという点です。特に、後者は分かりにくいので、さらに拡大してみました。Fig. 6は生物顕微鏡に対物レンズ10xを取り付けて撮影したものですが、次の写真は20xを取り付けたものです。

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この写真ではしわよりは高いはっきりとした隆起線(白矢印)が見られます。おそらくこれのことを指すのだと思います。

これでシワアリ属にたどり着いたのですが、種への検索は次のようになっています。

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これに関係する図を一つ増やします。

イメージ 11

この項目の中では、⑯がよく分からなかったのですが、色から判断しても、トビイロシワアリで間違いないのではないかと思います。

この間のアミメアリに引き続いて、トビイロシワアリの検索をしてみました。このアリは日本全土で見られますが、特に、西日本では普通に見られるということです。検索をしてみた感想としては、⑭の隆起縁が初めよく分からず悩みました。おおよそ分かってからは、それを写真で表すのに苦労しました。これで合っているのかどうかは分かりませんが、こんなことをしていると少しずつアリにも親しみが湧くようになってきました。

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