廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第367弾

一昨日の「廊下のむし探検」の続きです。この日はこんな虫がいました。

イメージ 1

ゲンセイ(芫菁)の仲間でキイロゲンセイだと思います。近縁に翅の先が暗色のツマグロキゲンセイがありますが、触角と脚から見分けられるようです。キイロゲンセイは触角第3節が第2節より長く、第4節は第2節の約2倍ということです。また、脚の脛節、跗節は暗色、ときに強く黒、ということは、腿節は黒くないということになります。写真で調べてみると、触角の第2節、第3節、第4節の長さの比は1:1.3:1.9となり記述とほぼ合っています。また、脚については、写真で黒く見えているところは脛節と跗節で、胴体の脇に見えている突起のように見える部分が腿節で橙色になっています。ということでキイロゲンセイでよいのではと思います。

ゲンセイはツチハンミョウの仲間で、ファーブル昆虫記の「ツチハンミョウのミツステリー」の中にも登場します。この仲間は、曲芸のようなことをしながらハチの♀の体にとりつき、産卵のときに卵に乗り移り、それを食するという変わった習性を持っています。図鑑にはハナバチ類に寄生すると書かれていますが、以前出てきたウツギヒメハナバチにもツチハンミョウの仲間が少数寄生していたという記録がありました(前田泰生、但馬・楽音寺のウツギヒメハナバチ その生態と保護、海游舎 (2000).)。ゲンセイ(芫菁)という言葉の由来については以前書きましたので、そちらを参照してください。

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これはサビカミキリかなと思うのですが、はっきりはしません。サビカミキリという名前は「原色日本甲虫図鑑IV」には載っていませんが、「学研生物図鑑 昆虫III」には載っています。カミキリムシの和名変遷を書いたサイトがあり、それを見ると、ムナクボカミキリとサビカミキリという名前が時代により交互に出てきます。学名もArhopalus rusticusからArhopalus coreanusに変わったようです。あまりよくは分かりませんが・・・。

イメージ 3

これは以前にも出てきたハチで、その時は、コマユバチ科のハラボソコマユバチ亜科ではないかと書きました。ハラボソコマユバチ亜科は九大の目録を見ても50種、それ以後の目録では86種もあり、そこからが進みません。ハチもなかなかとっかかりが見つかりません。(追記2015/07/06:これはオオハリアリ♂だそうです

イメージ 4

普通のハエかなと思ったのですが、翅脈がやけにはっきりしているので、「原色日本昆虫図鑑(下)」を使って、翅脈だけで検索をしてみました。すると、ナガレシギアブ科の翅脈によく似ていることが分かりました。本当かどうかは分かりませんが・・・。(追記2016/02/12:「大図鑑」の図版をつらつら見ていたら、シギアブ科のサンジョウダケシビアブ♀に似ているみたいです

イメージ 6

こんな細長い体なのですが、これもカメムシの仲間でクモヘリカメムシです。

イメージ 5

最後はこのおどろおどろしい姿のオオゴキブリです。こんなゴキブリが家の中に出てきたら、きっとパニックになってしまいますね。幸い、林の中で暮らすゴキブリなので家の中までは入ってこないでしょう。幼虫、成虫ともに朽木の木質部を食べると書いてありました。

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サビカミキリはよく似たものが多い上に、ムナクボカミキリと別れたり一緒になったり、学名が変わったりともう訳がわからなくなってます(笑)

オオゴキブリが出てくるとは珍しいですね。
住みかを移動中だったかな? 削除

2014/8/31(日) 午後 6:54 [ 通りすがり ] 返信する

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サビカミキリはやはりそうですか。図鑑を見てもよく分からなかったはずです。オオゴキブリは林のゴキブリだというのですが、だんだんマンションの中まで入ってきているようです。そのうち、家の中にもなんてことはないでしょうね。

2014/8/31(日) 午後 9:52 [ 廊下のむし ] 返信する

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