廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

全体表示

[ リスト ]

ちょっと外出したときに、小さなカメムシを見つけました。

イメージ 1

こんなカメムシです。ヒメジョオンの花に止まっていました。家に戻ってから調べてみると、コアオカスミカメ、ツマグロアオカスミカメ、それに別属のウスモンミドリカスミカメという、色彩変異の多い3種の可能性のあることが分かりました。

図鑑に書かれている特徴を比べながら調べてみると、どうやら、このうちウスモンミドリカスミカメらしいことが分かりました。そこで、その特徴を顕微鏡を用いてきっちり調べてみようと思いました。「原色昆虫大図鑑III」に書かれている説明をまとめてみると次のようになります。

イメージ 2

これを一つづつ調べていきたいと思います。

イメージ 6

この写真は表と裏から見た写真ですが、まず、体長は実測すると4.0mmでした。ちょっと書かれている値よりは小さめです。次に、色は淡黄緑色、翅には細かい毛がいっぱい生えています。(追記:写真が露出オーバーだったので、入れ替えました

頭部を見てみます。

イメージ 3

これは頭部の拡大写真ですが、頭頂の基部がどこかよく分かりませんが、図の矢印の部分に隆起線があります。これのことでしょうか。

イメージ 4

次に重要な特徴である口吻の長さです。口吻が後脚の基節末端より長くなっています。この特徴はウスモンミドリカスミカメの属するTaylorilygus属を特徴付ける一つの特徴になっています。

次は翅についてです。爪状部は上の図の矢印の部分ですが、その末端で左右が合わさっている部分に淡い黒条があります。さらに、革質部にも2本程度の淡い黒縦条があります。また、楔状部は図に示してあるとおりですが、その先端は小さく黒くなっています。さらに、その内側の膜質部にも黒い点がいくつか見えます。ということで、書かれている特徴とだいたい合っているようです。

イメージ 5

最後は脚の脛節の棘についてですが、上の写真のように薄い褐色になっています。この特徴もTaylorilygus属を特徴付ける性質です。

というとこで、この個体はコアオカスミカメなどが属するApolygus属ではなく、Taylorilygus属のウスモンミドリカスミカメではないかと思っています。ちょっと調べたついでに、記録として残しておこうかなと思って、頑張ってみました。

この記事に

閉じる コメント(2)

顔アイコン

今年はコアオカスミカメと思われるものと、ツマグロアオカスミカメと思われるものを見付けましたが、確かに違う様に見えますね。
カメムシも毎年必ず初見のものが見られるし、見てる分には割りと好きなんですが、寒くなってクサギカメムシとスコットカメムシが屋内で見られる様になると、ちっとも嬉しくなくなります(笑) 削除

2014/10/9(木) 午後 8:20 [ 通りすがり ] 返信する

顔アイコン

初め、図鑑で調べたら、コアオカスミカメかなと思ったのですが、よくよく調べてみると、違う属だったようです。せっかく調べたので、記録と思ってブログに書いておきました。

こちらはクサギカメムシとツヤアオカメムシが多いですね。スコットは見たことがありません。北方系の外来種なのでしょうね。

2014/10/9(木) 午後 9:16 [ 廊下のむし ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事