廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第415弾

夏に「むし展」を開いたせいか、最近はマンションの住民によく声をかけられます。「虫はもういないでしょう」って。その言葉の通り、台風が過ぎ去って急激に寒くなったので、見るからに虫の季節ではなくなりました。昨日の「廊下のむし探検」の結果です。

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最初は、この間から出ているヒメノコメエダシャクです。右に傾き、左に傾き、天井に止まり、と続いたのですが、今度は壁に真横に止まっていました。当然、重力にしたがって腹は下に曲げています。どうやら、壁に止まった時は重力にしたがって腹を曲げるというので間違いなさそうです。これに対して、天井に止まっているときは、無理に左右に曲げているようです。いずれにしても遠くからみると、枯れ葉の切れ端のように見えて、まず、蛾には見えません。これも1種の擬態なのでしょうね。

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似た種にアシベニカギバとオキナワカギバがいていつも迷います。後者はもともと南方系なのですが、「標準図鑑」には本州(三浦半島、大阪府)が挙げられていて、さらに、北上している可能性があるということなので、大阪に住んでいる私としては無視できません。外観上の区別点は、前翅外縁中央部が出っ張るかどうか、横脈点が「く」の字になるか点になるかというところです。出っ張って、「く」の字だとアシベに、そうでないとオキナワになります。この写真の個体は外観上はオキナワに近い感じですが、いつも、ここからが進みません。とりあえず、オキナワカギバにしておきます。

ムラサキトガリバは山のようにいるので、今日はパスします。

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外壁の床に近い部分に止まっていました。セスジナミシャクです。いつもこの模様を見ると感心してしまいます。どうやってこんな模様を設計したのだろうかと。

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そのすぐ横にいました。完全に背景に溶け込んで、初めはまったく気が付きませんでした。おそらく、ナカウスエダシャクだと思います。

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この季節、こういう色の蛾が増えています。たぶん、オオバコヤガだと思います。これは模様がまだはっきりしていますが、

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こうなると何だかさっぱり分かりません。でも、おそらく、同じオオバコヤガかなと思っています。

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それから問題の種です。似た種がいろいろあるのですが、今頃はヘリオビヒメハマキとハラブトヒメハマキという2種の可能性があるということを、以前、ご指摘を受けました。♂の後翅基部を見ると区別できるので、この日は採集してきました。でも、♀でした。結論はちょっとお預けです。

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外壁にルリタテハが止まっていました。蛾ばかりを見た後だと、実に鮮やかですね。壁に口吻をさして、しきりに何かを吸おうとしています。隙間に水でもたまっているのでしょうか。(追記:通りすがりさんから、ミネラルを摂取しているというコメントをいただきました

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トビケラは写真だけ撮って、名前調べの方はちっとも進みません。そのうち、そのうちとは思うのですが・・・。

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ちょっと得体のしれない虫です。おそらくトビケラだと思うのですが・・・。これまで、5月に1回、7月に2回見ています。(追記2018/02/02:これはホソバトビケラ科のホソバトビケラかその辺りの種だと思われます

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ハチも現在はお手上げ状態です。これはこの間見た種と同じようです。中胸背に模様があるので、この間はそれを手がかりに探したのですが、やはり分かりませんでした。

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最近、クサカゲロウが気になっていて、見つけると顔を拡大しているのですが、たいていはスズキクサカゲロウですね。口の周りにある小腮鬚、下唇鬚が黒くて、頬に黒い丸があるので分かりやすいです。

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そして、いつものカネタタキ

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それにこのゴミムシです。前胸後縁の両側に特徴的出っ張りがあり、中央に凹んだ線が入っているので、それを手がかりに、琵琶湖博物館の「里山のごみむし」で探してみました。ノートパソコンの画面の左側にこの写真を右90度回したものをおき、右側に「里山のごみむし」の標本写真を置いて、矢印を押しながら次々と比べていくので、大変楽だし、また、面白いです。最終的には、ヒョウゴマルガタゴミムシかなと思ったのですが、決め手はありません。

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最後はこのクモです。この間から何度か出ていますが、おそらくコクサグモではないかと思います。

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今夜は外灯に何も居ませんでした。
寒さが刺激になって、次の秋の蛾が出てくるまではまた寂しくなりそうです。

ヤガやナミシャクなど、シルエットで蛾と分かり易いものが多いですけど、形を変えるというのは有効な手段になりそうとも思えますね。

チョウはいろいろなものからミネラルを摂取するので、水分の補給ではないでしょうね。
ミネラルの摂取は食事よりも重要な役割と見えて、時には触っても逃げないほどです。
おかげでシャッターチャンスとなることも多いですけど、あまり写したくないものから吸汁していることも多いのが難点ですね(笑) 削除

2014/10/16(木) 午後 10:37 [ 通りすがり ] 返信する

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通りすがりさん、お早うございます。

台風の後、朝晩、急に寒くなってきましたね。マンションの廊下の虫もだいぶ下火です。多いとうんざりするのですが、少なくなると寂しくなります。

星谷 仁さんの「非対称が天敵の目を欺く」という説はますます本当らしく感じられるようになりました。○○に似せるという擬態は多いのですが、○○に似せないというタイプの擬態もあるのかもしれません。

ルリタテハはミネラルを摂取しているのですか。知りませんでした。壁に止まって一生懸命水を探しているのかと思っていました。確かに、近づいても少しも逃げません。変なものではなく、壁に止まっていてくれて助かりました。

2014/10/17(金) 午前 8:40 [ 廊下のむし ] 返信する

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