廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第443弾

一昨日、外出する前にマンションの廊下をざっと歩いて、写真撮影とハエの採集を行いました。ハエは毒瓶に入れているのですが、中に100円ショップで売っている除光液(酢酸エチルを含む)を入れておくと、意外に保湿効果があって、乾燥も硬化もせず、そのまま観察できます。それで、一昨日採集した個体だったのですが、今日はじっくりと観察出来ました。

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今日の最初はこのハエです。これまでのヤドリバエ科、クロバエ科と比較すると、明らかに翅脈が異なります。「原色昆虫大図鑑III」の検索表を用いて検索するとイエバエ科にたどり着きました。

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翅の写真を載せます。翅脈の名称は「大図鑑」によっています。イエバエ科にはM1+2脈が上に曲がる種と真っ直ぐになる種がありますが、これは真っ直ぐなタイプです。この辺りが「絵解きで調べる昆虫」の検索表では分かりにくくなっていました。

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これは側面図です。検索表では、中副基節に剛毛列がないこと、それにCuA+CuP脈が翅端に達しないこと、それにA1脈の延長がCuA+CuP脈の延長とが交わらないという条件で、イエバエ科にたどり着きます。何度かやっているうちに検索にも少し慣れてきましたが、科がやっとで、種まではまだまだというところです。

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これも上と同じような翅脈ですが、検索して見るとやはりイエバエ科にたどり着きました。

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このハエはこの間からいるので、捕まえようと毒瓶を構えるのですが、意外にすばしっこくて捕まりません。やはり捕虫網が必要みたいです。

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こちらはセスジユスリカかなと思っている個体です。ユスリカについては、属までの詳しい検索表が「日本産水生昆虫」に載っています。今回は採集していなかったので、写真だけから亜科までの検索をやってみました。

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これは前脚と翅の部分を拡大したものですが、M脈とCuA1脈の間に横脈がないこと、R2+3脈があること、それに、前脚の第1跗節の長さが脛節の長さより長いという3つの条件で、ユスリカ亜科にたどり着きました。これから先はかなり長い道のりでユスリカ属に達し、その属に属する20種のうちの1つがセスジユスリカになるはずですが、まだまだ大変みたいです。

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これはヒメバチ科のトガリヒメバチ亜科だと思っている種ですが、これも亜科までの道のりが大変でまだ到達していません。今日は、H. Goulet and J. T. Huber (eds), "Hymenoptera of the world: An identification guide to the families"(Agriculture Canada, 1993) (ここからpdfをダウンロードできます)をダウンロードしてその検索表も見てみましたが、これもかなり大変なようです。でも、何とかしたいですね。

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最後はこの間もいたツヤアシブトコバチらしい個体です。いろいろな方向から写してみたのですが、このぐらいの角度が一番良いかなと思いました。

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