廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第448弾

今日はちょっと変わった蛾に出会えました。

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この蛾です。私は見たのが初めてだったのですが、おそらくクロモンウスチャヒメシャクだと思います。「標準図鑑」には、「本州での記録は少なく、山口県周防大島町、大阪府箕面市で採れているほか、・・・」と書かれていて数は少なそうです。箕面市と書いてあったのでひょっとしてと思って、山本義丸先生の「箕面山蛾類目録」(誘蛾燈 Suppl. 5 (1996))を見てみると、「4、6-8、10-11月:少ない。1988年以降の採集個体は8頭。」と書かれていました。やはり、この辺りでは見られていたのですね。

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クロスジフユエダシャクがあちこちにいます。いよいよフユシャクのシーズンですね。

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今日も♀がいました。廊下の手すりのところに止まっていました。

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ちょっと顔をアップ。ちゃんと口吻を持っているのですね。翅がないのに、何を吸うのでしょうね。(追記:通りすがりさんから、「クロスジフユエダシャクやナカオビアキナミシャクには退化した口吻があった気が。退化してるんで摂食はできなかった筈です。」というコメントをいただきました。中島秀雄氏の「冬尺蛾」を調べてみると、確かにフユシャクでは口吻が退化しているみたいです。おまけに口吻の長さまで測っておられ、クロスジフユエダシャク♂では3.7-4mm、♀では1-1.4mmとのことです。上の写真ではもっと長いように見えますが・・・。本によると、口吻の退化は耐寒性を身につけるため、凍結核となるエサの摂取をやめたためというのが氏の推測のようです

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ナカオビアキナミシャクもあちこちにいました。この蛾を見ると何か秋を感じますね。枯葉色だからでしょうか。

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ちょっと写真の写りが悪いので、何だか分からなかったのですが、ナカオビキリガあたりかなと思っています。

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地下駐車場の天井にマエアカスカシノメイガがたくさん止まっています。普段は撮らないのですが、今日はなぜか撮ってみようと思って、何枚か撮りました。

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これはウリハムシですね。

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そしてこれはサビマダラオオホソカタムシ。今日はヒメツチハンミョウはいませんでした。

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クサカゲロウは何匹かいたのですが、調べてみると、みんなスズキクサカゲロウでした。

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黒い三本線があるのでニクバエ科でしょうか。今日は採集してきたので、後で調べてみます。(追記:「原色昆虫大図鑑III」の検索表を用いて検索をしてみました。やはりニクバエ科で合っているようです

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そして、これは翅脈からイエバエ科かなと予想しています。これも採集してきたので、後で調べてみます。ハエも見始めると結構、面白いですね。(追記:これも「原色日本昆虫大図鑑III」の検索表で検索してみました。この写真では分かりませんが、A1脈が前方に湾曲しているので、イエバエ科ではなくてヒメイエバエ科のようです

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上の写真のような格好をしているとアリみたいですが、下のような格好をすると、やはりクモですね。ヤサアリグモだと思います。

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クロモンウスチャヒメシャクは分布が局所的なんですね。
出会う為に箕面に用事無いかなあ?(笑)

クロスジフユエダシャクやナカオビアキナミシャクには退化した口吻があった気が。
退化してるんで摂食はできなかった筈です。

ヒメイエバエ科でしたか。
A1脈って捕獲無しでは殆ど見えたことがありません。 削除

2014/12/3(水) 午後 10:34 [ 通りすがり ] 返信する

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お早うございます。
いつも驚きながら見ています。
私も住んでいるマンションの壁や天井に時々留まっている蛾や昆虫をブログに載せていますが、こちらの訪問者の種類や数はハンパじゃないですね。
不思議なのはフユシャクのメスの訪問です、
翅がないので徒歩ですよね。
手すりや廊下に歩いて登れる、って事は周りに車や自転車等が通る道はないのですか?
これだけの訪問を受け入れられるマンションは一体どんな環境の中にあるのか不思議で不思議でたまりません。

2014/12/4(木) 午前 4:39 [ - ] 返信する

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通りすがりさん、いつもコメント有難うございました。
箕面はいかにも蛾が多そうなところです。私もときどき行っています。でも、そこで長年調査をされていた山本義丸先生が、私のマンションの蛾の記録を見て驚いておられました。もう、十数年も前のことですが。クロモンウスチャも初めてかなと思ってちょっと興奮していたら、箕面ではすでに8匹も見られていると書かれていてちょっとがっかりです。私のマンションぶらぶら歩きと違い、やはり徹底的に調査されているのですね。

クロスジフユエダシャク♀の口吻は退化した口吻ですか。そう聞いてから、中島秀雄氏の「冬尺蛾」を見てみました。確かにフユシャクでは口吻が退化しているみたいです。おまけに口吻の長さまで測っておられ、クロスジフユエダシャク♀では1mmから1.4mmとのことです。上の写真では結構長いように見えますが。本によると、♂より♀の方が退化が著しく、これは耐寒性を身につけるため、凍結核となるエサの摂取をやめたためというのが氏の推測です。

2014/12/4(木) 午前 6:36 [ 廊下のむし ] 返信する

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too*oo*i*landさん、はじめまして。

私のマンションは郊外にぽつっと建っていて、2面は小さな空き地を挟んで道路に接し、1面は芝生の傾斜地、そして残り1面が雑木林に接しています。フユシャク♀を見るのは、この雑木林に近いところです。やはり歩いてきているのだと思います。ツチハンミョウという甲虫も冬によく見られるのですが、これも飛べないので、歩いてきているはずです。ただ、こちらは芝生の傾斜地側でよく見ます。

人の住むマンションとしてはちょっと虫が多すぎるかもしれませんね。今頃はカメムシが山ほどいて、皆、困っているかもしれません。私は嬉しいのですが・・・。

2014/12/4(木) 午前 6:49 [ 廊下のむし ] 返信する

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