廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

全体表示

[ リスト ]

廊下のむし探検 第474弾

相変わらず何もいそうもない廊下を歩いています。でも、最近は3日に1日くらいのペースですね。それでも、探してみるとなんだかんだ虫はいるものです。

イメージ 1

今日はこの小さなハエからです。体長はわずか2mm、前翅長も2mmです。でも、家に戻ってからこの写真を見た途端、何となくノミバエという名前が浮かんできました。「絵解きで調べる昆虫」の検索表で調べてみると、やはりノミバエ科に落ち着きました。頭部の後ろ側の形が以前見た種と似ているからでしょうね。

一応、採集してきたので、いろいろと撮影してみました。

イメージ 2

まず、頭部です。この間も見たのですが、頭部にやたら太い毛が生えていて、結構、ごつい感じがします。触角の基部は丸いですね。それよりも、前脚の基部がちょっと変わっている感じです。

イメージ 3

イメージ 4

下から撮ってみたのですが、前脚の基節が太くなっているのでしょうか。ちょっと不思議な構造ですね。中脚の脛節末端内側にはずいぶん長い剛毛が生えています。

イメージ 5

これは横から撮ったところです。先ほどの前脚の根元の部分が膨らんでいるのが見えます。その他、体側には特に剛毛はないですね。

イメージ 6

最後は翅脈です。毒瓶に入れておいたら、翅が二枚くっついてしまって見難いのですが、この間のノミバエとよく似ています。特にR脈の辺りが変わっていますね。ただし、この翅脈の名称はManual of Nearctic Dipteraによるもので、「大図鑑」に載っている名称とはちょっと違うところがあると思います。(追記:Ziramさんに教えていただき、もう少し詳しく調べてみました。この種はトゲナシアシノミバエ亜科メガセリア属メガセリア亜属に属するかもしれません。詳しくはこちらを御覧ください

イメージ 7

イメージ 8

次はガガンボ2種です。翅脈を見るために並べてみます。

イメージ 9

いずれも中胸背にV字型の溝があるのでガガンボの仲間であることは間違いないです。後は翅脈からだいたい分かります。まず、下の写真の種はA1と書いた脈が翅の基部近くで急に曲がっています。従って、ガガンボダマシ科であることが分かります。上の写真の種はR1と書いた脈が翅縁に達せず、曲がってR4脈に合流しています。これからおそらくシリブトガガンボ科かなと推測されます。シリブトガガンボ科については、「日本産水生昆虫」に属の検索表があるのですが、M脈の数が3本で触角が鋸歯状でないので、ホソシリブトガガンボ属かなと思いました。あまり自信はないのですが・・・。(追記2015/10/30:aの写真の個体を再検討したのですが、ヒメガガンボ科のようです。さらに、同じと思われる個体を2015/04/24のブログに出していました

イメージ 10

この小さな甲虫がまたいました。この間と同じだとすれば、タマキノコムシ科Leiodes属でしょうね。

イメージ 11

ちょっと脚の数が増えてネコハグモになります。

イメージ 12

もっと脚の数の多いワラジムシの仲間です。ワラジムシとダンゴムシは後ろにある尾肢があるかないかで区別できます。

イメージ 13

ついでに各部の名前も書いておきます。尾肢は左端にある部分です。胸部が大きく、腹部はちょっとというのがこの仲間たちですね。

イメージ 14

こちらはオカダンゴムシですが、先ほどの尾肢が見えないですね。(追記:通りすがりさんから、「経験則ですが、オカダンゴムシはこの色ならメスですね。昔、卵を持っていたのは全てこの色の方でしたから。」というコメントをいただきました。ダンゴムシの♂♀なんて考えてもみませんでした

さて、ワラジムシの種類については、「日本産土壌動物―分類のための図解検索」(東海大出版、1999)の中に検索表があり、それで調べることができます。ワラジムシ科の検索表によれば、第2触角が長いということでチョビヒゲワラジムシ属が除外でき、次に胸節の後縁の両側に窪みがあればワラジムシ属、なければホソワラジムシ属だということが分かります。上の写真の種には窪みがないので、これはおそらくホソワラジムシ属ホソワラジムシだと思われます。

この記事に

閉じる コメント(4)

顔アイコン

ワラジムシとダンゴムシ、私も見分けられます。今年の夏あたりからですが。
それとハエを下から撮った図、なんか生々しくて、ハエになった人間、ハエ人間のような感じです。いや、変なこといいました。忘れてください

2015/1/23(金) 午後 9:42 [ あおやまはるま ] 返信する

顔アイコン

ワラジムシとダンゴムシ、以前はあまり違いが分からなかったのですが、最近は分かるようになりました。それでも撮影した時は、変なダンゴムシだなと思って写してしまいました(笑)。

ノミバエの前脚基部の形が面白いので、夢中で写してしまいました。下から写すとハエ人間みたいですか。そ、そう言われるとちょっと生々しいかな。腿節が太いから?・・・(^_^;。

2015/1/24(土) 午前 5:23 [ 廊下のむし ] 返信する

顔アイコン

ノミバエは背面以外から見た方が個性があって面白いですね。

経験則ですが、オカダンゴムシはこの色ならメスですね。
昔、卵を持っていたのは全てこの色の方でしたから。 削除

2015/1/25(日) 午後 1:48 [ 通りすがり ] 返信する

顔アイコン

通りすがりさんへ、こんばんは

前脚の基部が奇妙な感じだったので、いろいろと撮ったのですが、まさかハエ人間になるとは思いませんでした。

オカダンゴムシの♀ですか。色が違うとは思いませんでした。これからオカダンゴムシを見るのも楽しみになります。

2015/1/25(日) 午後 9:46 [ 廊下のむし ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事