廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第484弾

昨日の「廊下のむし探検」の結果です。昨日は午後から暖かかったので、少し虫が出てきていました。

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久しぶりに甲虫を見た感じです。この日は2匹いました。最近はハエやハチばかりやっていて、甲虫をすっかり忘れてしまっていました。仕方がないので、思い出す意味もあって、「原色日本甲虫図鑑」を初めから見ていきましたが、意外に見つかりません。そこで、ブログに出した写真を集めた画像リストをぱらぱら見ていたら、似ている種が見つかりました。キスイモドキ科のツノブトホタルモドキです。以前書いたブログを読むと、いろいろ調べてこれになったようです。

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よく考えると、ハネカクシも甲虫ですね。両方共小さなハネカクシですが、よく見ると種類が違うようです。名前は共に分かりませんが・・・。

後はハエです。

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この日はノミバエがいろいろといました。これは以前に見た種と似ていますが、額の色が黒っぽいところがちょっと違います。以前は橙色でした。でも、後脚脛節に剛毛がないので、おそらくトゲナシアシノミバエ亜科Megaselia属でしょうね。(追記:ケナシアシノミバエ亜科→トゲナシアシノミバエ亜科に訂正しました。覚え違いをしていたみたいです

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こちらは体長1mmちょっとの小さいノミバエです。ノミバエを写すときは後脚を写さないといけないので、後ろ姿ももう一枚。

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やはり後脚脛節には長い剛毛がありません。ただ、中脚にはありそうです。田中氏の検索表(田中和夫、「屋内害虫の同定法(3)双翅目の主な屋内害虫」、屋内害虫 24, 67 (2003) (ここからダウンロードできます))によると、最初の項目が、「脛節のすべて又はいずれかは基部2/3に独立した(列をなさない)長い剛刺毛を具える」とあります。従って、これはトゲナシアシノミバエ亜科ではなくて、ノミバエ亜科の方かもしれません。

廊下を歩いていたら、壁をかなりのスピードで登る細長い虫がいました。カメラの「影とり」で床に落とすと、こんな虫でした。

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よく見ると、2匹いるのですね。こんな感じで連結するのですね。これがかなり速い速度で歩きます。二人三脚ではなく、二匹十二脚ですね。翅脈や頭の形からやはりノミバエの仲間のようです。これも脚の脛節に長い剛毛が見えるので、ノミバエ亜科のようです。検索表を用いるともう少し先まで進めるのですが、残念ながら属までは達しませんでした。

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こんなハエもいました。以前見たオドリバエに似ているなと思って、フラッシュをたいたら、びっくりしたのかこんな格好になりました。

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お陰で翅脈がよく見えるようになりました。この間の個体と同じで、オドリバエ科のホソオドリバエ属(Rhamphomyia)かなと思います。

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これはこの間から見ているトゲハネバエ科でしょうね。

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これは採集してきました。検索してみたら、フンコバエ科になりました。この写真でもよく見ると後脚跗節第1節が太くなっているのが見えますね。Manual of Nearctic Diptera Vol. 2の検索表を用いると、属の検索ができるのですが、とりあえずはLimosininaeという亜科まで分かった状態です。

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これはクロバエ科かなと思います。

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ユスリカでしょうね。

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これはキノコバエかなぁ。(追記:通りすがりさんから、「キノコバエっぽいのはタマバエ科ですかね。」というコメントをいただきました。翌日、タマバエ科らしい個体を捕まえたので比較してみると、確かにかすかに見える翅脈がタマバエと似ています。特に、前縁脈が翅をぐるりと取り囲んでいる感じはそっくりです。さらに、脛節に距刺が見えません。Manual of Nearctic Dipteraで調べてみると、触角もタマバエっぽいようです。まだ、肝心なところを見ていないですね

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問題はこの種です。2-3mmの小さな種です。初めシマバエかなと思ったのですが、Sc切れ目があります。「絵解きで調べる昆虫」の検索表ではうまくいかないので、「大図鑑」の検索表を使ってみました。紆余曲折しながら、ケシショウジョウバエ科に辿り着いたのですが、まだ、確かではありません。でも、顔に鼻のような突起があり、可能性もあります。もう少し調べる必要があります。(追記:紆余曲折した挙句、結局、ショウジョウバエ科になりました。ちょっと腑に落ちないところもあるのですが・・・

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フユシャクはこの2匹。下の写真の個体はだいぶ黒いのですが、多分同じ種でシロフフユエダシャクだと思います。

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これは小さい小さいクモですが、腹部の模様が似ているので、ズグロオニグモの幼体かなと思っています。よく分かりませんが・・・。

2月といえど、探すといろいろな虫がいますね。最近はハエが少しだけ分かってきたので、以前ならハエと書いておけばよかったのですが、最近は○○科まで書かないと気がすまなくなり、ちょっと大変です。

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キノコバエっぽいのはタマバエ科ですかね。

こちらは早春の蛾も出始めたので、そちらでもいろいろと見られる様になりそうで楽しみです。 削除

2015/2/18(水) 午後 0:41 [ 通りすがり ] 返信する

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通りすがりさん、コメント有難うございました。

これはタマバエ科ですかぁ。ちょうど今日採集してきた種が、最終的にはタマバエ科になったのですが、慣れないので検索にだいぶ時間がかかってしまいました。ちょっと変わったハエですね。

こちらも早春の蛾が登場しました。春がもうすぐそこまで来ていますね。

2015/2/18(水) 午後 9:45 [ 廊下のむし ] 返信する

ノミバエの話になると出てくるZiramです。こんばんは。今回の同定も合っていると思われます。黄色(橙色)の個体はトゲナシアシノミバエ亜科(Metopininae)のMegaselia属でしょう。黒い個体はノミバエ亜科(Phorinae)は確実ですね。私の経験上トゲナシアシノミバエ亜科ばかり、しかもMegaseliaばかり相手にしてきたのでこちらの亜科にはそこまで明るくないのですが、検索表にもある通りやはり後脚の毛列の条数や中胸側板が見えないと厳しいですね。

[あと、細かいですが亜科の和名はトゲナシアシノミバエ亜科(棘なし脚ノミバエ亜科)…です。]

2015/2/20(金) 午後 5:49 [ - ] 返信する

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Ziramさん、コメント有難うございました。Ziramさんのお陰でノミバエが少し分かってきて大変嬉しいです。また、今回も同定があっていそうでほっとしました。

トゲナシアシノミバエ、間違って覚えてしまっていたみたいですね。どうもご指摘有難うございました。これからもどうぞよろしくお願い致します。

2015/2/20(金) 午後 8:26 [ 廊下のむし ] 返信する

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