廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第518弾

やっと昨日見た虫の名前調べが一部終わりました。ちょっとずつ追い付いてきてますね。まずは甲虫からです。この日は甲虫がやけに多かったです。

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まず最初はこの甲虫です。これは昨年の4/23、4/24のブログに出していました。ダンダラカッコウムシではないかと思った種です。この時はカッコウムシの語源を探そうと中国のサイトまで探し回りました。中国語で「郭公虫」だということは分かったのですが、その語源までは分かりませんでした。今年は忙しくて、そこまで手が回りません。

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次はこれです。これはアオグロカミキリモドキという種だと思うのですが、やはり昨年の4/2と4/15に見ていました。この時は通りすがりさんに名前を教えていただきました。だいたい毎年同じ種が見れますね。でも、ちょっとずつ早くですが・・・。

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次はこのコメツキです。コメツキにしては珍しく模様があるので、喜んで図鑑を探したら、クロスジヒメコメツキに似ていることが分かりました。ただ、説明を読むと、ホソナカグロ、ナカグロ、チュウゴクナカグロの近縁種があり、♂交尾器を見ないと分からないとのことでした。でも、とりあえずクロスジヒメコメツキ(?)にしておきます。

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イタドリハムシが2匹いました。昨年は4/28と5/1のブログに出していました。これも今年の方がだいぶ早いですね。

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これは昨年も見て、5/30のブログに出していました。その時はクチブトチョッキリとしていたのですが、もう一度、「原色日本甲虫図鑑」を見てみると似た種がぞろぞろいます。どうしようかと思って、図鑑に載っているチョッキリ族の属の検索表で検索してみることにしました。クチブトならばLasiorhynchites属で、その他だったらInvolvulus属だったので。でも、最初でつまづきました。上翅に会合部小溝があればLasiorhynchites属に至るし、なければInvolvulus属に至るのですが、肝心の会合部小溝が分かりません。ネットにも載っていません。上の写真で上翅会合部の横に溝のように見える部分がそうならば、クチブトチョッキリかなと思っていますが・・・。いつもはっきりしませんね。(追記:通りすがりさんから、会合部小溝について、「ゴミムシだと小盾板付近にあるんですが、チョッキリはどうでしょうね。」というコメントをいただきました。チョッキリについて少し調べてみると、

Y. Sawada, "A systematic study of the family Rhynchitidae of Japan (Coleoptera, Curculionoidea)", 人と自然 No. 2, 1-93 (1993). (ここからダウンロードできます)

という論文を見つけました。この中で、私の見た検索表で会合部小溝のある属ではすべて、"scutellar strioles"があり、そうでないのはないとなっていました。"scutellar strioles"は小盾板小溝と訳すべきかなと思うので、通りすがりさんのコメント通り、小盾板小溝があるかないかという風に考えればよいと思われます。なお、小盾板小溝については、「原色日本昆虫図鑑(I)」のp. 60 第16図Aに図が載っています。さて、肝心の上の写真なのですが、その部分が不鮮明でよく分かりません。なぜ、採集しなかったのかと悔やんで悔やんで・・・


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次はこのハネカクシです。胴体がかなり太い感じです。床の模様から見積もった体長は9.3mmでした。この形からナカアカヒゲブトハネカクシかもと思ったのですが、どうでしょうね。

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次はこのハネカクシです。こちらは体長5.2mmでだいぶ小さいです。何となく先ほどの種と体型が似ているので、同属かなと思ったのですが、触角が長くて細いのでやはり違うでしょうね。

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こちらはだいぶ小さなハネカクシで、この間から何回か見ています。その時はアロウヨツメハネカクシかもとしたのですが、よくは分かりません。この写真では後翅を伸ばしているのですが、胴体よりかなり長いですね。ちょっと驚きました。

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後はいつも見ている種です。これはオオヒラタケシキスイとしている種です。

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ナミテントウですが、カメラを向けたら立ち上がってきました。

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しばらくすると元に戻り、初めて紋が4つであることが分かりました。

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それにいつもいるマツトビゾウムシ

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それにクロオビマグソコガネです。

冬の間はハエの名前調べに終始したのですが、春になると甲虫も調べなけりゃ、ハチも調べなけりゃとかなり大変になりました。6月がもっとも虫の多くなる月なのですが、3月末で早くも限界かな。

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会合部小溝…よく分かりませんね。
ゴミムシだと小盾板付近にあるんですが、チョッキリはどうでしょうね。
信頼できるサイトの標本画像で見比べようと思ったら、見ることができなかったので分かりませんでした。

テントウムシが立ち上がったのは、高いところに上りたかったのかもしれません。
テントウムシの他にも、コハナグモや普段はポロリと落ちて逃げるゾウムシが草の先端で手を振ることがあって、ゾウムシは指を出すと上ってきます。
テントウムシは飛ぶ為に高いところに上りたがるんですが、飛べないゾウムシは人の手を借りて移動したいのかと思うほど意味が分からないです。
上ってみたら収穫の無いまま行き止まりで、また下りるのも面倒とか?(笑)
何れにしても、明らかに向こうがこちらの存在に気付いた上でそんな行動をするのが不思議です。 削除

2015/3/31(火) 午前 1:32 [ 通りすがり ] 返信する

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通りすがりさん、コメント有り難うございます。お陰様で、いただいたコメントがヒントになって先に進めます。

「会合部」という言葉がいろいろに使われているようです。例えば、

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080215/147282/

この養老氏の記事によると、説明では「甲虫の硬い前羽の付け根の逆三角形をしたのが『会合部』」と書いたり、図ではその下の会合線の部分を示したりと違っています。

おそらく、この場合はゴミムシの「小盾板小溝」のようです。というのは、チョッキリについて書かれた論文

Y. Sawada, 人と自然 No. 2, 1-93 (1993)

では、私の見た検索表で会合部小溝がある属ではすべて、"scutellar strioles"があり、そうでないのはないとなっているからです。"scutellar strioles"は小盾板小溝と訳すべきかなと思うので、通りすがりさんが仰る通りだ思います。で、肝心の私の写真ではその部分が不鮮明でよく見えません。なぜ採集をしなかったのだろうと、いつも

2015/3/31(火) 午前 6:09 [ 廊下のむし ] 返信する

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悔やんでしまいます。・・・というのが切れてしまっていました。

コメントは500字以内という制限に引っかかって、なかなか投稿ができません。なお、上の論文は

Y. Sawada, "A systematic study of the family Rhynchitidae of Japan (Coleoptera, Curculionoidea)", 人と自然 No. 2, 1-93 (1993)

で、http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/r-bulletin1.html からダウンロードできました。

テントウムシは私がカメラを向けた途端、立ち上がってきたので、攻撃姿勢を取ったのかなと思ったのですが、カメラの前につけている白い「影とり」の板にびっくりして飛び上がろうとしたのかもしれません。でも、お陰で面白い写真が撮れました。

2015/3/31(火) 午前 6:19 [ 廊下のむし ] 返信する

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