廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第528弾

怒涛の如く虫が出てきていたのですが、ちょっと温度が下がってきたのか、少し減ってきましたね。それでも、いろいろと面白い虫が出てきていました。昨日の「廊下のむし探検」の結果です。

まずは蛾から。

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家を出たすぐのところを小さな虫が飛んでいました。まさか蛾とは思わず、廊下をずっと追いかけて行き、止まったところを撮りました。こんな綺麗な蛾でした。ホソハマキモドキ科のヘリグロホソハマキモドキみたいです。「標準図鑑」によると、4月から7月にかけて低地から山地の草地で得られるとのことです。標本箱を見ると、これまで4月から5月にかけて何匹か採集していました。

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今頃はナミシャクが多いですね。このセスジナミシャクを含めて4種いました。この蛾の模様の精巧さにはいつも感心してしまいます。

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これはたぶんチャオビコバネナミシャクですね。昨年も4/4に見ていました。

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これはシタコバネナミシャクですね。

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それにウスベニスジナミシャクですね。

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キリガはこのカバキリガだけ。

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それにこれはシロシタヨトウかな。

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今日はこのトビケラの検索をしてみました。「日本産水生昆虫」に出ているトビケラ目の科の検索表を使って調べてみると、カクツツトビケラ科になりました。触角の基部が毛がいっぱい生えているので、たぶんカクツツだろうと思っていたのですが、当たりでしたね。しかも、この個体は♂でした。「日本産水生昆虫」には♂の交尾器のスケッチがたくさん出ているので、比べようと思って写真を撮ってみました。

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複雑な形なのですが、複雑であるからこそ、他の種との区別ができるのでしょうね。図鑑のスケッチと比べてみると、トウヨウカクツツトビケラとそっくりです。たぶんこれでしょう。図鑑によると、あぜや公園などの人工的な水塊にもっとも早く移入するトビケラの一つだそうです。

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次はこのアメバチです。似た種にアメバチモドキがいるので、一応、採集してきて科の検索をしてみました。さらに、以前と同じように種の検索もしてみました。体長は11.8mmと小さいのですが、たぶん、以前も見たオオアメバチではないかと思っています。1928年のUchidaの論文(T. Uchida, J. Fac. Agri. Hokkaido Imp. Univ.21, 177 (1928)(ここからダウンロード可能))によると、このような特徴のアメバチのうち、体長が15-25mmの大型のものをOphion luteus、10-13mmの小型のものをOphion smithiiとしていましたが、後に後者はO. luteusのシノニムとされました。従って、「オオ」という名前がついていますが、小型のものもいるのではないかと思います。

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また、マルハナバチがいました。どうも名前が分かりません。一度、捕まえてきて調べないといけませんね。でも、この間みたいにブンブン言って動き回っていると、ちょっとねー。(追記:ほしさんから、「マルハナバチはコマルかクロマルならば、コマルに一票です。両種は毛並みや体サイズも目安になります。」というコメントをいただきました)(追記:通りすがりさんから、「マルハナバチはコマルかクロマルならば、コマルでしょうね。オオマルには変異があるそうなので、そちらの可能性もありますが…。」というコメントをいただきました

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この間もいたハマダラハルカですね。

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これは両方ともタマバエ科だと思います。前者は触角から、後者は翅脈からの判断ですが・・・。

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それにこれはオドリバエ科ですね。

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マンションの外壁に毛虫がついていました。1cmちょっとの大きさです。どうも毛虫はよく分かりませんね。以前、この外壁についている毛虫をヤネホソバの幼虫だと教わったことがあります。模様がちょっと違うのですが、これもそうかもしれませんね。(追記:通りすがりさんから、「ヤネホソバ以外の可能性もありそうですね。」というコメントをいだたきました

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マルハナバチはコマルかクロマルならば、コマルに一票です。両種は毛並みや体サイズも目安になります。

前記事のアリは♀の可能性もあります。♂アリは触角を伸ばしている(柄節の後ろを曲げない)ことが多く、発達した胸部に対し頭部が小さめで、逆に複眼は大きく見えることが多いです。

それにしても、さらに前の記事のゾウムシの大顎には驚きました。成虫が固い殻をかじる種類は大顎が残り、その必要がないグループは退化した(落下する)のでしょうかね。面白いお話でした。 削除

2015/4/7(火) 午後 8:13 [ ほし ] 返信する

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ほしさん、コメント有難うございました。

マルハナバチ、コマルの可能性大ですか。これまでも何回か見たのですが、いつも分からずじまいでした。これから勉強してみます。

アリも難しいですね。特に翅が生えているのが。これは♀の可能性もあるのですね。

ゾウムシは面白いですね。私も脱落性の大顎のあることは全く知りませんでした。また、あの長い口吻の先に大顎らしきものがついているのを見た時はびっくりしました。本当に虫は面白いですね。

2015/4/7(火) 午後 9:20 [ 廊下のむし ] 返信する

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脱落性大顎突起に関してですが、Thompsonの論文で図示されているのは、ゾウムシ科クチブトゾウムシ亜科、チョッキリゾウムシ科、イボゾウムシ科のものでした。また、脱落しないものの例として載っているのもイボゾウムシ科のものでした。クチブトゾウムシなどの短吻群は土中に卵を産み、一方、長吻群は固い植物組織中に卵を産むので、仰るとおり、クチブトゾウムシなどでは大きな大顎は必要なくて、その大部分を脱落させるのかもしれませんね。

2015/4/7(火) 午後 9:54 [ 廊下のむし ] 返信する

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春や秋はナミシャクが目立つイメージですね。

マルハナバチはコマルかクロマルならば、コマルでしょうね。
オオマルには変異があるそうなので、そちらの可能性もありますが…

ヤネホソバ以外の可能性もありそうですね。
ヤネホソバは3月末に成虫を見てますが、それも別種の可能性もあるかも…
Eilema苦手だし(笑) 削除

2015/4/8(水) 午前 0:48 [ 通りすがり ] 返信する

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ナミシャクが多いですね。何となくか弱い感じなので、写真をすぐに写したくなります。

マルハナバチも一度ちゃんと調べたいなと思うのですが、どうもあの外見から恐れをなしてしまいます。死んでる個体でもあるとよいのですけど・・・。

私も○○ホソバというのは成虫でも苦手です。まして幼虫だと・・・。おまけに背中には毒毛まで生えているようですし。育てればよいのでしょうけど・・・。

2015/4/8(水) 午前 6:56 [ 廊下のむし ] 返信する

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