廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第530弾

昨日の「廊下のむし探検」の結果の続きです。最近、外出続きでちょっと落ち着かないのですが、とりあえず見た虫の写真を出しておきます。この日は変わった形のカメムシに出会えました。

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体長5.5mmほどの虫です。写真を撮って拡大してみても、何だろうと思ってしまいました。でも、三角形の革質部らしいものが見えるので、こんな形でもカメムシの仲間だろうと信じて、図鑑を探してみました。「日本原色カメムシ図鑑第3巻」を見ていたら、それらしい一群のカメムシが見つかりました。コバネナガカメムシ科というのがあるのですね。その中ではホソコバネナガカメムシというのが似ています。図鑑には属・種の検索表が載っているのでざっと試してみると、一部合わない感じもするのですが、基本的にはホソコバネナガカメムシで合っているようです。日本全土で見られ、メダケに寄生するようです。

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最近、この小さなゾウムシをよく見かけます。この日も2匹いました。だいぶ前に検索を試みたのですが、どうもはっきりしかなったので、もう一度採集してきました。森本桂ほか著、"The Insects of Japan Vol. 3 (日本の昆虫3)"(櫂歌書房 、2006)をもう一度じっくり読んでみたのですが、以前引っかかったところにやはりまた引っかかってしまいました。それでもめげずに頑張ってみて、結局、以前と同じケブカクチブトゾウムシに至りました。おそらく、これで大丈夫なのではと思います。

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コメツキもいたのですが、調べる意欲なしで、名前も分かりません。最近はいろいろなものを調べなければいけないので・・・。

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さて、ハエとハチです。初めはこのケバエからです。この写真でも前脚脛節端に2本の棘がでているのが見えますね。従って、ケバエ科Bibio属ですね。例のHardy and Takahashi, Pacific Insects 2, 383 (1960)(ダウンロード可能)に載っている検索表で調べてみました。これは♀の方です。検索の結果、キスネアシブトケバエ Bibio aneuretusになりました。おそらくこれで大丈夫だと思いますが、交尾器を見るために♂も探してみることにします。(追記2015/10/10:和名が間違っていました。「日本昆虫目録」によると、キスネアシボソケバエが正しいです

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このツヤのあるハエも採集してきました。ちょっと変わった種類かなと思ったのですが、意外に普通のイエバエ科になってしまいました。合っているのかなぁ。

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さすがにこういうハエらしいハエは採集する気がなくなってしまいます。M1脈が中室端と翅端との中間ほどで曲がっています。これが翅端に近いとクロバエ科、中室端に近いとニクバエ科ですが、これはたぶんヤドリバエ科ではないかと思います。違うかな。

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これはセスジユスリカ辺りでしょうね。

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ガガンボのペアです。

追記15/04/12:写真を出すのを忘れていました。

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そう、蚊の仲間です。それにしても立派な突起が出ています。中心から、口吻、小顎肢、触角の順に並んでいます。このように小顎肢の長い種を以前、ハマダラカとしていました。この種も小顎肢は長いのですが、以前教えていただいたヤマトヤブカと前胸背や脚の模様が似ています。ちょっと並べてみます。

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下の二枚は14/07/16、14/05/19に撮影したもので、上はヤマトヤブカ、下はハマダラカ亜科としていたものです。上の個体は触角が細いので♀と思われます。小顎肢が短いですね。でも、一昨日撮影した個体と前胸背や脚の模様が大変似ています。従って、一昨日写した個体もヤマトヤブカ♂ではないかと思われます。そう思って、今度は14/05/19に撮影した個体も比べてみます。小顎肢が長いのですが、触角に長い毛が生えているので、やはり♂の方です。模様もよく似ています。以前は、農研機構のホームページ
検索表を使ってハマダラカ亜科に達したのですが、よく見ると、この検索表は雌蚊用でした。従って、このこの種もヤマトヤブカではないかと思われます。結局、皆、ヤマトヤブカなのでしょうね

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これは横向きに止まっていたのか、カメラを横にしたのか忘れてしまいました。でもこの向きでないと画面からはみ出してしまいそうです。アメバチの仲間ですね。採集はしなかったのですが、以前調べたモンキアメバチと翅脈も胸背の模様も似ているので、たぶんモンキアメバチでしょう。

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また、ハチですね。今のところ、何科かもよく分かりません。

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こちらはトビケラです。これも名前は分かりません。

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最後はこのクモです。たぶん、キンイロエビグモ♀だと思いますが、よく分かりません。

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ホソコバネナガカメムシですか。
この仲間は見たことがありませんが、ササ類で見付けられそうですね。

オスの蚊の前胸背と脚の模様は、確かにヤマトヤブカに見えますね。
長い小顎肢はハマダラカ的ですけど、やっぱりヤマトヤブカなんでしょうね。 削除

2015/4/12(日) 午後 9:24 [ 通りすがり ] 返信する

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通りすがりさん、こんにちは

カメムシにも変わった種類がいますね。コバネナガカメムシというのは初めてみました。本当にマンションの廊下は虫の観察に適していますね。

蚊もいろいろな種類がいるなと思っていたら、♂と♀ではだいぶ違うのですね。結局、ヤマトヤブカばかりだったとは。

2015/4/13(月) 午後 3:25 [ 廊下のむし ] 返信する

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> tos*k*hiさん、こんにちは

この種については、Hardy and Takahashi (1960)が記載論文になっています。この論文では♀の前脚について、腿節は幅の2.4倍の長さで、その裏側には一連の棘が生えていることが特徴だと書かれています。また、その絵も載っています。それを見ると前腿節はかなり太い印象です。和名の由来はよく分からないのですが、ケバエの検索表では、後脚第1跗小節が太いか細いかという項目がよく出てきます。私はこの跗小節が細いのでアシボソとなっているのかと思いました。素人なので詳しいことは分からないのですが・・・

2015/5/4(月) 午後 7:36 [ 廊下のむし ] 返信する

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