廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第536弾

最近、ハチに関心が移っていて、他の虫の名前調べがおろそかになっています。でも、放っておくとどんどん写真が溜まってくるので、どしどし出していくことにします。これは一昨日の「廊下のむし探検」の結果です。この日、一番目立ったのはこの蛾でした。

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あっちから、こっちから、上から、それにアップといろいろに撮ってみました。

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とにかく金色で綺麗です。これはミドリヒゲナガというヒゲナガガ科の蛾です。♂は触角が前翅の3倍、♀はほぼ同長というので、これは♀の方でしょう。何でこんなに綺麗なのでしょうね。昨年も4/13と4/25に見ていました。ちょうど同じ頃ですね。

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サカハチトガリバが2匹いました。暗い地下駐車場の天井に止まっていたので、あまり綺麗には写りませんでした。でも、変わった形です。

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キリガは2種。上のアカバキリガはまだ綺麗でしたが、下のシロヘリキリガは模様が薄くなってきています。そろそろ春キリガの季節も終わりですね。

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ナミシャクは3匹いました。いずれも暗い地下駐車場の天井なので、はっきり写っていません。一番上はシタコバネナミシャク、下2匹がウスベニスジナミシャクかなぁと思いますが、はっきりとは分かりません。

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体長4.6mmのこの甲虫。初めて見ました。図鑑で調べると、フタホシアトキリゴミムシに似ています。写真の方は頭が少しぼやけてしまいました。ちょっと失敗。

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これは昨年4/27と5/25に見ました。たぶん、ケブカクロナガハムシだと思います。

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これはまた悩ましいハムシダマシです。フジハムシダマシとナガハムシダマシがいて、昨年もだいぶ苦労しました。図鑑には複眼間距離/複眼横径の比が出ているので、写真で測ってみると1.8になりました。この数字だけを信じると、フジハムシダマシになるのですが・・・。

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これはこの間おしえていただいたドウガネヒラタコメツキかな。

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後はいつもの連中です。これはツマキアオジョウカイモドキ

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これかこの間から見ているケブカクチブトゾウムシですね。ケブカ以外がいないかと思って、クチブトゾウムシがいると片端から写しているのですが、これは特徴がケブカですね。

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マツノシラホシゾウムシ辺りのゾウムシがいました。今回は採集してきました。今度もう一度、名前調べに挑戦してみます。

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撮影するときはあまり気にしないで撮ったのですが、後で見てみるとこれは変な虫ですね。甲虫なのかどうかも分かりません。もう少し丁寧に撮影すればよかった・・・。(追記:通りすがりさんから、「最後の謎甲虫は、おそらくマルトゲムシ科のMicrochaetes属の1種だと思います。外来種の筈ですが、意外と各地で記録があります。」というコメントをいただきました

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カメムシもいつもの連中です。クサギカメムシとムラサキナガカメムシはあまりに多いのでパスすることとして、このミツボシツチカメムシは綺麗なので、ついつい写してしまいます。

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マツヘリカメムシは一昨年秋に出現してから、急速に増えてきました。記録のために撮影しておきます。

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いつもモリチャバネゴキブリの幼虫と書いているのですが、実はチャバネゴキブリとの違いがよく分かりません。何で調べれば良いのだろう。

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このトビケラもよく分かりません。たぶん、シマトビケラの仲間かなと思うのですが・・・。採集してきたので、今度調べてみます。(追記:「日本の水生昆虫」に載っている検索表で検索してみました。シマトビケラ科シマトビケラ属になりそうです。残念ながら♀なのではっきりしたことは言えないのですが、腹部末端の構造はウルマーシマトビケラに似ている感じです

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オチバカニグモの仲間だと思われます。名前を調べようと思って学名で検索したら、OxyptilaとOzyptilaという似た属名が両方使われているようです。この辺りの事情は次の論文に出ていました。

H. Ono, "A Revisional Study of the Spider Family Thomisidae (Arachnida, Araneae) of Japan", National Science Museum monographs 5, 1-252 (1988). (ここからダウンロードできます)

この論文によると、もともとオチバカニグモ属に対して、Simonという人が1864年に属の記載をしたそうです。このときはギリシャ語をラテン語に訳してOzyptilaと書いたのですが、つづりが間違っていたようです。そこで、Theorellが1869年に正しいつづりでOxyptilaと訂正しました。この訂正版がヨーロッパを中心に使われるようになったとのことです。ところで、国際的には原記載を用いるというルールがあり、初めのOzyptilaがアメリカを中心に使われているそうです。ネットで検索すると、Oxyptilaが3000件、Ozyptilaが20000件引っかかるので、後者の方がよく使われているということでしょうね。ちなみに私の使っている、新海栄一著、「日本のクモ」(文一総合出版、2006)では前者の方を採用しています。

ところで、谷川明男氏のホームページにある日本産クモ類目録によれば、日本産オチバカニグモ属は8種いるようです。上の論文にもこのうち3種の検索表が出ているのですが、触肢を見たりしないといけないので、採集必須のようです。クモはどうもね。

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もっと脚の多いヤスデもいました。クモと違ってヤスデには整った美しさがありますね(私の偏見ですが)。ちょっと調べてみたい気もするのですが、どこから手をつけてよいやら。

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長細いついでにこの毛虫。いつもヤネホソバといっているのですが、マンションにはいろいろな模様の毛虫がいるので、近縁種がいろいろいるのかもしれません。これはコケを食べるのでしたっけ。飼育するとよいのでしょうけど。それもちょっとね。

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ヒゲナガガ、良いですよね。
普通種のホソオビヒゲナガのオスの触角の長さも良いですし、コンオビヒゲナガやウスベニヒゲナガといった綺麗どころもあって、ちょっと好きな科です。

最後の謎甲虫は、おそらくマルトゲムシ科のMicrochaetes属の1種だと思います。
外来種の筈ですが、意外と各地で記録があります。

コケガの幼虫は何種か居ると思いますが、流石に飼育羽化は… 削除

2015/4/17(金) 午後 11:16 [ 通りすがり ] 返信する

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ミドリヒゲナガは特に綺麗ですね。ほれぼれとしてしまいます。ヒゲナガガ科は全体の形のアンバランスさも面白いし、色も綺麗、飛び方も滑稽だし、なかなか面白い種ですね。

マルトゲムシ科ですか。わけの分からない虫がいると、たいがいマルトゲムシ科ですね。もう少し観察しておけばよかった。

2015/4/18(土) 午後 7:26 [ 廊下のむし ] 返信する

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