廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第538弾

去年までなぜ気が付かなったのだろう。こんなにハネカクシがいっぱいいたのに・・・。そう思うくらいたくさんのハネカクシがいます。大きいのやら小さいのやら。でも、以前、柴田ほか、「日本産ハネカクシ科総目録(昆虫綱 :甲虫目)」、九州大学総合研究博物館研究報告 11, 69-218 (2013). (ここからダウンロードできます)を見て、日本産が398属2262種もいることを知ってから、種はおろか、属を調べる気もまったくなくなってしまいました。素人を打ちのめすのに十分な数字ですね。

今日の最初はこのハネカクシからです。

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翅が伸びていますが、見ていたらその翅をしまい始めました。

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まず、腹を右にやって翅を斜めに折り、

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次いで腹を上にやって鞘翅の下に押し込もうとしています。なんだかくちゃくちゃになっていますが、

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腹を戻すとなんとなく押し込まれています。

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その後はズルズルと中にしまい込まれてしまいました。そう言えば、以前、この翅の折り方を研究した論文を紹介したことがありましたね。

K. Saito et al., "Asymmetric hindwing foldings in rove beetles", Proc. Natl, Acad. Sci. 111, 16349 (2014). (NHKのかぶん(科学文化部)ブログで紹介されています。また、東大生産研の出している紹介記事がpdfで見られます

この論文の中で畳み込みの過程を高速度カメラで撮影した写真が載っていました。腹を逆側に曲げていますが基本的に同じ過程でしまわれていました。かかった時間はわずかに1.38秒とのこと。私の場合は、撮影した時刻から調べてみると10秒ほどかかっていました。広げるときには緊急性があるので素早く広げる必要がありますが、しまうときはゆっくりしても良いので特に慌てないみたいですね。(追記:MSWiさんから、「
最初のハナノミっぽいハネカクシはシリホソハネカクシ亜科。ヒメキノコハネカクシ類(Sepedophilus)…ですかね。」というコメントをいただきました

その他のハネカクシです。

イメージ 6

小さいこのハネカクシは数が多いですね。床の帯状の出っ張りの幅が3mmなので、大きさの比較をしてみてください。(追記:MSWiさんから、「2頭目はセスジハネカクシ亜科の、Anotylus辺りでしょうか。シワバネセスジハネカクシ?」というコメントをいただきました

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これは綺麗ですね。時々見ます。(追記:MSWiさんから、「3頭目はホソガタナガハネカクシの可能性高。」というコメントをいただきました

イメージ 8

これも見たような見ないような・・・。(追記:MSWiさんから、「4頭目もセスジハネカクシ亜科っぽいですが自信無し。」というコメントをいただきました

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こんなのはあまり見ませんね。(追記:MSWiさんから、「5頭目は最初の物と同じシリホソハネカクシ亜科でキノコハネカクシ類(Lordithon)かもしれません。」というコメントをいただきました

イメージ 10

腹を上に持ち上げたところを後ろから撮ったので、こんな姿になりました。この日のハネカクシは全部で6種でした。(追記:MSWiさんから、「最後はヒゲブトハネカクシ亜科の、Aleochara属?」というコメントをいただきました

イメージ 11

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シラフチビマルトゲムシが2匹いました。昨年は4/21、4/26と4/30に見ていました。昨年初めて見た時は何だかさっぱり分からなかったのですが、通りすがりさんからマルトゲムシ科だと教えていただきました。小さい虫ですが、こうして一旦意識し始めると結構見つかるものですね。

イメージ 13

こちらはタマキノコムシ科の仲間です。似た種が多くて、種までは分かりません。後頭部の格好に特徴があるような気がしますが・・・。

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ウスチャコガネが大見得をきっているところです。

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オオセンチコガネとセンチコガネの違いは頭楯と前胸背の筋だと以前教えていただきました。この写真では両方共はっきりしないのですが、輝き具合から、たぶんオオセンチコガネの方だと思います。

イメージ 16

こちらはヒラタハナムグリです。この日は2匹見ました。昨年は4/21から見始めていました。本当に決まって同じころに同じ種類の虫がわざわざマンションにやってきますね。何だか不思議な感じです。

後はゴミムシやテントウの常連が数種いました。とりあえず、これで昨日の甲虫を終わります。


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甲虫が多いと、本格的な春を実感しますね。
新しい葉が出る季節は甲虫の季節。 削除

2015/4/19(日) 午後 7:44 [ 通りすがり ] 返信する

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甲虫が多いと写真は楽しいのですが、一日30種も出てくると、私のような素人には重い課題になってしまいます。名前が分からないと一日悶々としていて・・・。

2015/4/20(月) 午前 8:04 [ 廊下のむし ] 返信する

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最初のハナノミっぽいハネカクシはシリホソハネカクシ亜科。
ヒメキノコハネカクシ類(Sepedophilus)…ですかね。
2頭目はセスジハネカクシ亜科の、Anotylus辺りでしょうか。シワバネセスジハネカクシ?
3頭目はホソガタナガハネカクシの可能性高。
4頭目もセスジハネカクシ亜科っぽいですが自信無し。
5頭目は最初の物と同じシリホソハネカクシ亜科でキノコハネカクシ類(Lordithon)かもしれません。
最後はヒゲブトハネカクシ亜科の、Aleochara属?

やはりハネカクシは強敵。こんな奴等を同定なんかやってられませんね(笑) 削除

2015/6/1(月) 午前 6:09 [ MSWi ] 返信する

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MSWiさん、すごいですね。私はハネカクシ2000種以上というのを聞いただけで、名前調べを完全に諦めてしまっていました。これだけのヒントを頂けたので、今日はこれまでのハネカクシの写真を全部プリントアウトして、トランプのように同じ種らしいものを重ねてみました。全部で20種以上にはなりそうです。有益な情報をいただき大変有難うございました。そのうちまとめて出したいなと思っています。

2015/6/1(月) 午後 9:10 [ 廊下のむし ] 返信する

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