廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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フラッシュをたいてハエを撮影するときに、ときどき、ハエが逃げてしまって何も写らないことがあると昨日書きました。でも、シャッターが開いている間にフラッシュを一瞬たくだけなのだから、逃げることはありえないのではないか・・・。そこで、暇な連休を利用して、フラッシュのタイミングとシャッターとの関係を調べてみることにしました。

実験はこんな風にやってみました。

イメージ 1

家の中なので、障子が写ってしまいました。右にマブチモータが置いてあります。その左にあるのはその電源です。左側にカメラが置いてあります。照明には内蔵ストロボとストロボディフューザーである「影とり」が取り付けてあります。レンズの先端にはLEDを並べたリングフラッシュがついています。

イメージ 2

マブチモーターの部分を拡大します。マブチモーターはITEM15215*360 (13700-16200 rpm)で、適正電圧2.4-3.0 Vなのですが、かなり低めの1.1 Vで使っています。モーターの軸の先端にはペフ板を小さく切ったものを差し込み、それに先を切った虫ピンを刺し込んでいます。これを回転させながら、フラッシュをたいて撮影すると針が止まって見えるようになります。

イメージ 3

カメラ側はこんな感じです。リングフラッシュにはKENKO KSR-LES60を用い、拡散板をはずしてLEDを露出させて使っています。内蔵フラッシュは瞬時の照明に、リングフラッシュは連続照明に用いています。影とりを使わないと、回転する針の方向により強く反射するところと、しないところができるので、一様な光源になるようにと思って取り付けました。

まず、リングフラッシュを消して、内蔵フラッシュだけで撮影するとこんな感じになります。

イメージ 4

相当速く回っているのですが、フラッシュをたいて撮影するとほとんど止まって見えます。

今度は内蔵フラッシュをたかないで、シャッターが開いている間に針がどの程度回転するか調べてみました。そのために、リングフラッシュを連続点灯し、カメラの絞りを全開、さらに、ISOを2000にして感度を上げました。シャッター速度を変えて撮影したものが次の写真です。

イメージ 5

1/1000秒、1/500秒、1/250秒で撮影したのですが、シャッター速度が長いほど針が見える範囲の広いことがよく分かります。なぜ、針が一様に光らないで、飛び飛びに写っているのかはよく分かりません。ただ、この範囲はそう単純ではありません。次の写真を見てください。(追記2015/05/06:LEDで調光するときに、PWM(pulse width modulation)調光という方式を用いていると高速で点滅するようです。PWM方式というのは、点灯と消灯の時間幅を変えて調光する方式です。確かではないですが、リング照明がこの方式を用いているために、針が飛び飛びに写っているのではないかと思いました

イメージ 6

これは同じ1/1000秒で撮影したものですが、針の場所により針の見える範囲が異なっていることが分かります。針は左回りに回っているのですが、針が上がっていく左上の写真の場合は見える範囲が広くなり、逆に針が下がっていく左下の場合は範囲が狭くなります。

一眼レフではシャッターは2枚のシャッター幕で行っています。先幕が上がっていくことでシャッターが開き、後幕が上がっていくことで閉まります。左上の写真の場合、シャッター幕が黄色の矢印方向に上がるにつれて、針も上がっていくので、長い時間撮影ができます。一方、左下の場合は逆方向になるので短くなると思われます。

従って、針が写っている範囲はきっちりとは分からないのですが、フラッシュとのタイミングはだいたい分かると考えられます。この状態で内蔵フラッシュをたいてみます。内蔵フラッシュを用いる場合には、自動的にシャッター速度1/250秒に設定されます。

イメージ 7

これはその写真です。黒い矢印で示してある範囲がシャッターが開いている時間をおおよそ示しています。シャッターが開き始めてしばらくしてフラッシュがたかれたので、その部分だけ針は明るく写っています。うまく写すことができて、ちょっと満足です。

ところで、この写真を見るとフラッシュはほんの一瞬だけたかれるので、ハエが逃げる隙はなさそうです。どうしてなのだろうと思って、普段、ハエなどを撮影している時と同じ条件で撮影してみました。普段はマニュアルで撮影しています。絞りをF11まで絞り、ISO=100で撮っているので、マンションの廊下ではフラッシュをたかないとまっくらになります。それで、フラッシュがたかれたときだけ撮影できるようになります。この条件をユーザーセッティングモードに記憶させて使っています。その時の条件で撮影すると、実に次のようになりました。

イメージ 8

この条件ではシャッターが開いただけでは真っ暗で何も写らないのですが、針はこんなに広い範囲で写ってしまいました。つまり、フラッシュが長い時間たかれたことになります。これではハエは逃げてしまうのは当然です。どうしてこんなことになったのかよく分かりません。今、検討中です。

追記:通りすがりさんから、ハエが逃げるのはプレ発光に反応するからだと教えていただきました。また、Hepotaさんからは、フラッシュが長時間光るのはハイスピードシンクロではないかと教えていただきました。プレ発光のことはまったく知りませんでした。適正な発光量を決めるために、予め弱く発光して明るさを調べた後に本発光をするようですね。これにハエが反応しているとなるとこれは致し方がないですね。また、この写真のように、内蔵フラッシュをたいて針の写っている範囲が広くなった写真は何枚も撮ったのですが、いろいろと設定を変えていたら、もともとどういう状態だったのかよく分からなくなってしまいました。もう少し再現実験を試みてみます。皆さま、どうも有難うございました

追記2015/05/06:内蔵フラッシュの発光量を増やすと、発光時間がかなり長くなることが分かりました。発光時間は発光量に関係しているようです。詳細は次回に載せました

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カメラは持ってませんが、ラッシュ発光の前に一瞬光るプレ発光に反応して逃げると聞いたことがあります。 削除

2015/5/4(月) 午後 9:49 [ 通りすがり ] 返信する

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あっ、そんなことがあったのですか。それじゃ、今日一日の実験は無駄だったのかなぁ〜。

2015/5/4(月) 午後 10:05 [ 廊下のむし ] 返信する

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はじめまして?
プレ発光も本発光も光るのは一瞬なので最後の写真の説明がつきません。
ハイスピードシンクロという機能を使うと連続的に光る(Canonのサイトによると50kHzの間欠発光)そうなので、それが原因じゃないでしょうか。

2015/5/5(火) 午前 1:53 [ Hepota ] 返信する

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> Hepotaさん、コメント有難うございました。

プレ発光に、ハイスピードシンクロ。次々と知らない事実が出てきますね。確かにフラッシュが長く光るのは奇妙です。ちょっと調べてみたいと思います。どうも有難うございました。

2015/5/5(火) 午前 5:55 [ 廊下のむし ] 返信する

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