廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第603弾

昨日の「廊下のむし探検」の結果です。この日は気温も低くて、虫も少なめ。そんな中ではヒシウンカが何匹かいました。

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ヒシウンカというのはこんな虫です。ちょっと蝉に似ていますね。床の帯状のでっぱりの幅が3mmなので、だいたいの大きさは分かると思います。これが本当にヒシウンカかどうか調べてみたいと思って、「原色昆虫大図鑑III」に載っている検索表で調べてみました。

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これはカメムシ目同翅類の科の検索表の抜粋です。32番まではヒシウンカ科に至る道を抜粋して書きましたが、それ以降はすべて書いています。これを見ると、ウンカ科とヒシウンカ科の決定的な違いは後脛節端に可動性の距があるかないかです。可動性の距については以前のブログに出しましたので、そちらをご覧ください。検索表では31の下唇がどれなのかよく分からないので、検索表通りではなく特徴だけを見ていきたいと思います。

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まずは前翅翅脈です。翅脈の名称を調べようとしてだいぶ苦労しました。結局、次の論文を参考にして名称をつけてみました。

B. Locker et al., "Taxonomic and phylogenetic revision of the Gelastocephalini (Hemiptera : Cixiidae)", Invertebrate Systematics 20, 57 (2006). (こちらからpdfがダウンロードできます)

だいたいは良いと思うのですが、ちょっと心配なのは、Sc1からSc3辺りです。特に、Sc2とSc3をR脈とすべきかどうか悩みました。結局、論文に載っている翅脈との類推からこの図のようにしたのですが、ちょっと自信がありません。検索表との関係では爪状部の中にある爪状部脈の先端が爪状部の先端に達していない(矢印)ことで、これが検索表の32になります。

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次は頭部を横から見たところですが、この図からは単眼が複眼の下にあること(13、15)、肩板があること(
13、36)、顔の中央に中央縦走隆起線があること(36)などが分かります。今度は正面から見てみます。

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この図からは、中央縦走隆起線の上に中央単眼があること(36)、触角に細い触角鞭節があること(1、15)などが見えると思います。

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さらに後脚を見てみます。脛節末端に可動性の距がありません(34)。この点がウンカ科と違うところです。また、跗節は3節あります(1)。というので、ヒシウンカ科であることは間違いなさそうなのですが、ヒシウンカ科自体が世界的にもあまりまとまっていない分野のようです。いくつか論文をぱらぱら見たのですが、どれも頼りなさそうな内容でした。それにしてもなぜ粉を吹いたようになっているのでしょうね。いろいろと謎の多そうな虫です。

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その他のむしです。これはチャタテムシの仲間ですね。

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クロオオアリの♂かな。

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これはヤニサシガメですね。

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この間からこのハムシがいるのですが、名前が分かりません。

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これはクチキムシでしょうね。

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なぜか蛾はほとんどいませんでした。ヒョウモンエダシャクが床で死んでいました。

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これも床に止まっていました。リンゴツノエダシャクですね。

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シジミチョウが廊下で飛び回っていたので、追いかけて行ったら外に出てやっと止まってくれました。綺麗なツバメシジミでした。

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最後はクモです。フラッシュをたいたらこんな姿に写ったのですが、これはギンメッキゴミグモです。ちょっと拡大してみます。

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本当に銀色に光っています。

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こちらは別の個体です。なぜこんな銀色になっているのでしょうね。

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最後はササグモでした。

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