廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第611弾

一昨日の「廊下のむし探検」の結果です。蛾はすでに昨日出したので、残りの虫についてです。特に目立った虫はいなかったのですが、初登場の虫もちらほらいました。

今日はまずはカメムシからです。

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こんなサシガメがいました。廊下の壁のちょっと手の届かないところに止まっていたので、望遠で撮ったら赤い部分がちょっと分かりにくくなりました。でも、たぶんクビアカサシガメですね。私は初めて見たのですが、「日本原色カメムシ図鑑第1巻」を見ると、本州から九州まで分布していると書いてあるので、普通にいるのでしょうね。コナラ、クヌギなどの樹上で生活し、鱗翅類の幼虫などを捕食するとのことです。

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これはヒゲナガサシガメですね。こちらはこれまで6月から9月にかけて何度か見ています。

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これはブチヒゲカメムシですね。外ではよく見るのですが、実は、「廊下のむし探検」初登場です。廊下にいたのですが、だいぶ弱っていました。

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どうやらクサカゲロウが何種類か廊下に来ているようです。これは採集してきたのですが、スズキクサカゲロウでした。

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スズキクサカゲロウかなと思って、写真だけ撮って採集しませんでした。後で写真を見ると、どうやら以前教えていただいたイツホシアカマダラクサカゲロウのようです。これは失敗!どうも、観察力がないみたいですね。

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次はこのチャタテです。以前、翅の模様からスジチャタテだとしていたのですが、もう一度きちんと確かめるために今回は採集してきました。でも、毒瓶に入れておいたら、翅がくちゃくちゃ。それで、消毒用エタノールに入れて観察しました。そして、いつものように次の論文の検索表で調べてみました。

富田康弘、芳賀和夫、「日本産チャタテムシ目の目録と検索表」、菅平研報12、35 (1991). (こちらからダウンロードできます)

まず、チャタテ科は間違いないと思います。でも、種への検索の最初のところでいつもつかえてしまいます。検索表の最初には「小顎髭の端節は幅の2倍より短い。触角は前翅長の約2倍」という項目があります。対する項目は、「小顎髭の端節は幅の約2.5倍。触角は前翅長の1.5倍まで」です。小顎髭の長さが幅の2倍か2.5倍かというのはなかなか微妙です。更に、触角は上の写真ではあまり長くないみたいですが、実は先端が切れてしまっていました。

スジチャタテの方に進むには前者を選ばなければならないので仮にそちらを選ぶとすると、次に迷うのは、「縁紋の後縁は尖る」という項目です。これがよく分かりません。だけど、これを選ばないとスジチャタテにはたどり着きません。というので、もう少し調べてみます。チャタテもなかなか難しいですね。

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ガガンボが変わった止まり方をしていました。翅に模様があるし、これは分かるだろうなと思って、図鑑やらネットを調べたのですが、結局、分かりませんでした。

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大きさからはクロオオアリの♀だと思うのですが、最近見る個体は何となく翅が着色しているようです。(追記:フッカーSさんから、「 クロオオアリの♀だと思われたのは、おそらくクロヤマアリの♀でしょう。クロヤマアリの♀も比較的大きいですが、クロオオアリの♀よりは全然小さいです。飛翔時期はクロオオアリが5〜6月頃と早く、クロヤマアリが6〜7月となるのですが、今年は暑くて全国的に虫の出が早い傾向なので、クロオオアリもクロヤマアリも前倒しになってる感があります。羽アリは雨後によく出るので、雨の多い6月は上手くするといろんな種類の羽アリが日替わりで見られます(笑)。」というコメントをいただきました。やはりクロオオアリではなかったのですね。ちなみに、床の帯状の模様の幅が3mmなので、それから推定すると、体長は11.7mmくらい、前翅長は10.5mmくらいでした)(追記:フッカーSさんから続いて、「体長が12ミリ近いなら、ハヤシクロヤマアリ♀の可能性もありますね。クロヤマアリの場合、有翅メスの通常の体長は10ミリほどです。腹部背面を見て、第2節の真ん中あたりに立毛が何本かあればクロヤマアリ、ほとんど見えなければハヤシクロヤマアリになると思います。」というコメントをいただきました。どうも有難うございました。今度見つけたら調べてみたいと思います

イメージ 10

トビケラですが、動き回ってなかなか止まりません。最後は溝の隅にこんな格好で止まってじっとしています。名前は分かりませんが・・・。

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よく見るカミキリだと思っていたのですが、トゲヒゲトラカミキリとは模様がちょっと違うようです。エグリトラカミキリは翅端に刺があるのですが、それがありません。むしろ、翅端が裁断状でないのが不思議です。結局、よく分からずじまいです。

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これはフタモンウバタマコメツキです。オオフタモンウバタマコメツキの本土亜種ですね。

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最後はクモです。これはコカニグモです。カツオブシムシをくわえているようです。

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オチバカニグモの仲間なのですが、名前はわかりません。

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最後はシャコグモです。この間見たのが♂だったのですが、これは♀の方ですね。

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クロオオアリの♀だと思われたのは、おそらくクロヤマアリの♀でしょう。クロヤマアリの♀も比較的大きいですが、クロオオアリの♀よりは全然小さいです。飛翔時期はクロオオアリが5〜6月頃と早く、クロヤマアリが6〜7月となるのですが、今年は暑くて全国的に虫の出が早い傾向なので、クロオオアリもクロヤマアリも前倒しになってる感があります。
羽アリは雨後によく出るので、雨の多い6月は上手くするといろんな種類の羽アリが日替わりで見られます(笑)。 削除

2015/6/16(火) 午前 10:59 [ フッカーS ] 返信する

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フッカーSさん、コメントありがとうございました。

これはクロオオアリ♀ではなくて、クロヤマアリ♀なのですか。知りませんでした。床の帯状の模様の幅が3mmなので、それから推定すると、体長は11.7mmくらい、前翅長は10.5mmくらいですね。やはりクロオオアリよりは小さいですね。この間も何種か見たのですが、名前の方はさっぱり分からなくて・・・。

2015/6/16(火) 午後 2:36 [ 廊下のむし ] 返信する

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体長が12ミリ近いなら、ハヤシクロヤマアリ♀の可能性もありますね。クロヤマアリの場合、有翅メスの通常の体長は10ミリほどです。腹部背面を見て、第2節の真ん中あたりに立毛が何本かあればクロヤマアリ、ほとんど見えなければハヤシクロヤマアリになると思います。 削除

2015/6/16(火) 午後 8:48 [ フッカーS ] 返信する

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ハヤシクロヤマアリですか。「日本産アリ類画像データベース」にはワーカーの検索表だけが出ているのですが、羽アリも基本的には一緒なのでしょうか。今度、採集して調べてみます。どうも有難うございました。

2015/6/17(水) 午後 8:54 [ 廊下のむし ] 返信する

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