廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第717弾

一昨日の「廊下のむし探検」の続きです。

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今日の最初はこのハチです。惚れ惚れするような色と形をしています。普通だったら採集するのですが、あまりに綺麗なので、写真だけにしてしまいました。上の写真でわずかに見える翅脈からヒメバチ科であることが分かります。ここからがいつも分からないのですが、「原色昆虫大図鑑III」の図版を見ていたら、オナガバチの仲間に似ていることが分かりました。この仲間は長い産卵管を持つのが特徴なのですが、♂はおそらくこんな恰好なのだろうと思い、後はネットでいろいろと探してみました。オナガバチ亜科Rhyssa属のシロフオナガバチに似ている感じですが、どうでしょうね。

追記:いつも参考にしている"Information Station of Parasitoid wasps"を見てみました。ヒメバチ科の亜科の検索は採集していないのでとても無理で、オナガバチ亜科だとして調べてみました。まず、近縁のクチキヒメバチ亜科とは「前翅翅脈cu-a脈の起点はRs+M脈とCu脈の合流点よりも翅の先端方に位置する。」という特徴で区別できます。この特徴はいくつか写した写真で確かめられたので、この2つだとオナガバチ亜科の方みたいです。さらに、属の検索では、Rhyssa属は鏡胞があるのが特徴ですが、残念ながらこの個体にはありません。従って、上の予想は外れてしまいました。鏡胞のないのはEpirhyssa属とTriancyra属です。これについては上のサイトと「日本産ヒメバチ目録」で標本写真が一部見られます。いろいろと見てみたのですが、まだピタリという種が見つかっていません)(追記:標本写真をつらつら見ていると、サッポロオナガバチ Epirhyssa sapporensis あたりが近そうな

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他にもハチはいました。地下駐車場の壁に止まっていました。セグロアシナガバチですね。襲ってこないと言われたのですが、やはり近づくのは怖いです。

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これは廊下で死んでいました。単眼の部分が黒いので、キイロスズメバチかなと思ったのですが・・・。

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これは4日前に見た羽アリです。翅脈を見ると、mcuという小さな部屋が見えます。これは以前紹介したアリの翅脈の論文

K. S. Perfilieva, "Trends in Evolution of Ant Wing Venation (Hymenoptera, Formicidae)", Zoologicheskii Zhurnal 89, 965 (2010). (ここからダウンロードできます)

によると、IIIdに分類される型です。でも、このタイプの翅脈を持つものは多くて、カタアリ亜科の23%、ヤマアリ亜科の26%、フタフシアリ亜科の18%などだそうで、分類にはつながりません。一応、採集してきたので今度調べてみます。

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またしてもガガンボです。腹部末端が尖っているので♀です。翅脈はガガンボ科を示しています。前脚脛節末端の棘の有無で、マエキガガンボ属かガガンボ属かというのが分かれることになります。そこで、何とか撮ってみました。

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小さいけれど棘が見えます。これでたぶんガガンボ属だということが分かりました。でも、ここから先はどう進んでよいのやら。

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これはヒゲナガサシガメです。

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そしてこれはオオホシカメムシでしょうね。

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ウスバカゲロウがいました。これとコウスバカゲロウの違いは翅の縁紋近くの翅脈を見ればよかったでしたね。ここに横脈があればウスバ、なければコウスバ。これはあるので、ウスバカゲロウだと思います。

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また、オオゾウムシがいました。這い回っているので、ゴミをいっぱいつけています。

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最後はワスレナグモです。この頃多いですね。

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