廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第800弾

昨日は天気が良かったので、午前中に散歩に行ったついでに廊下を歩いてみました。本当に何もいませんね。蛾がこんなにいないのはほとんど信じられません。目立った虫がいないと、ついハエばかり撮ってしまいます。

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こんな感じのハエがいました。何を探したらよいのかさっぱり分からないのですが、先日紹介した自分用の手作り図鑑ができているので、ざっと見て探すことができます。この図鑑の中には、ハエ目は名前のわからないものを含めて180種ほど載っているので、結構、役に立ちます。それでざっと見てみると、フンバエ科、フンコバエ科、トゲハネバエ科、ヤスデヤドリバエ科あたりに似た種が載っていました。このうち、フンコバエは後脚跗節第1節が球状に肥大するので除くことができます。また、トゲハネバエ科は前翅前縁に刺の列が並び、Sc切れ目があり、後単眼刺毛が交差することが特徴です。そこで、まず翅をちょっと拡大してみました。

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それにしても変わった翅脈をしています。前縁に刺のような毛が並んでいますが、いずれにしてもSc切れ目はありません。

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次は頭部ですが、後単眼刺毛はほぼ平行になっています。こんなところから、トゲハネバエは除外できそうです。ヤスデヤドリバエはヤチバエから分かれた科でたぶん違うかなと思って、残るのはフンバエで、この科の特徴は前額は広く、額内刺毛を欠くというのでこれはよく合っていそうです。あまり自信はないのですが、フンバエ科かなと思いました。(追記2016/02/10:採集していた個体を検索してみました。ちょっと途中で躓いたのですが、最終的にはヤチバエ科になりました。後は、岐阜大のサイトやいくつかの論文の記述から、ブチマルヒゲヤチバエ Pherbellia ditoma だろうと思われます。特徴はM脈にある2つの突起です

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これはまた別のハエです。これもさっぱり分からなかったのですが、

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拡大してみると、後単眼刺毛が交差している感じです。それでシマバエ科かなと思いました。

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次はこれです。今までのハエとは触角が違います。長角亜目ですね。脚に白い部分があるのでかなり変わった感じです。翅脈がだいぶ変わっています。この手がかりだけで、ブユ科であることが分かりました。後は、ネットで調べてみるとオオイタツメトゲブユという名前で似た種が出ていました。それで、それを手がかりに「日本昆虫目録」で調べてみると、この種はブユ科ブユ亜科ブユ族Simulium属に属していて、全部で23種。このうち、本州産は15種。なかなか大変です。「原色昆虫大図鑑III」には綺麗なイラストがでているので、比べてみると、前脚腿節が基部を除き黒色で、脛節が先端を除き白いのは、ニッポンヤマ、アオモリヤマ、アシマダラ、ヒメアシマダラあたりが似ています。今回は採集したので、後でもう少し調べてみます。(追記2016/02/11:後で検索をしてみました。その結果、アシマダラブユの可能性が高いことが分かりました

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これはクロバエ科のツマグロキンバエかな。

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これは名前の分からないクロバエ?

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ハエ以外ではこんなチャタテがいました。長い触角です。

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チャタテがいれば、必ず翅脈を写そうと思っていたので、今回は写して見ました。

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ついでの名前をつけていました。後小室があり、その上辺がM脈と脈を共有していて、M脈が3つに分かれていて、M脈とRs脈とがほぼ一点で交わっているところなどから、以前から見ているクロミャクチャタテだと思われます。

ということで、ハエが多いと、なかなか大変になります。採集しておけば検索表を使って検索ができるのですが、ハエばかり貯まっていくのもどうも・・・。

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