廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第810弾

毎日毎日寒くなってきましたね。最近は廊下を歩いてもほとんど虫がいなくなってしまい、どうもモーティベーションが上がりません。昨日も一応歩いたのですが、ほとんどいませんでした。

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ナミテントウも寒そうに頭を穴の中に突っ込んでいました。

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ムラサキナガカメムシもこんな格好でじっとしていました。

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ハエもほとんどいませんね。それでも、一応、撮ったので翅脈を調べてみました。

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ポイントになる中胸副基節の剛毛列が見えないのですが、検索表に載っている次のような翅脈の特徴からイエバエ科かなと思いました。

M1脈は途中で前方に強く屈曲しない
Cu融合脈(CuA+CuP脈)は翅縁に達しない
A1脈は直線状で、その仮想延長部はCu融合脈の仮想延長部を横切らずに翅縁方向を向く

ここから先も進んでみたいですね。

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天井に止まっていました。いつものように顔のアップができないのですが、触角が短い、緑色が濃い、黄色の正中線が走るなどから、いつものスズキクサカゲロウだと思います。

最近は自分用の図鑑づくりに時間を潰しています。いまは、チャタテムシをまとめているところです。今日はこんなページを作ってみました。

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注にも書いてありますが、これは吉澤氏のチェックリストに和名を加えたものです。( )内には各属に属する日本産の種数を入れました。

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次は頭部の構造と翅脈のポイントになる部分を書いたものです。頭部の各部の名称は「原色昆虫大図鑑」を見ながら書き入れました。違っているかもしれません。

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最後は、上のチェックリストを見ながら富田氏の検索表を書き直したもので、簡単に科の検索ができればよいなと思って作ってみました。まだ、完成していないのですが、できるだけ顕微鏡で調べなくても、生態写真で分かる範囲で科が分かるとよいと思って試行錯誤しています。「爪の歯」が生態写真ではほとんど分からないので何とかこれを除いたものを作りたいなと思っているのですが、結構、難しいです。(追記2016/01/22:次の論文にいくつかの属の主要形質をまとめたものが見つかりました。

K. Yoshizawa, "Phylogeny and higher classification of suborder Psocomorpha (Insecta: Psocodea: ‘Psocoptera')", Zoological Journal of the Linnean Society 136, 371 (2002). (ここからpdfがダウンロードできます)

この論文はチャタテ下目の上位分類を調べようと、いろいろな形質をマトリックス形式にまとめて
分岐解析を行うという内容です。その中でここで用いた後小室、跗節、爪の3つの形質について拾ってみると、ほぼ昨日出したものと一致しましたが、若干の違いもありました。一つはKodamaius属がホソチャタテ科からケブカチャタテ科に移ったために残った部分。さらに、Elipsocidae科は跗節3節のものもあったので追加しました。また、ヒメチャタテ科で跗節3節の属もあるみたいなのですが、日本産に限るとこのままでよいのかも。跗節が2節で後小室が遊離のところにその他大勢が入ってきていて、この部分をどうするかが問題です

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