廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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家の近くのむし探検 第6弾

マンションの廊下が平日歩けなくなったので、近くの公園や河原に虫探しに行くことになったのですが、案の定なかなか行く機会がなくて、これが3週間ぶりになってしまいました。最近はかなり暖かくなったので、近くの公園でもいっぱい虫がいるのではと思って、昨日の午前中にちょっと行ってみました。しかし、いませんねぇ。そらさんに虫の探し方を教わったので、葉っぱの裏を片端から見たのですが、一向に見つかりません。

また、トビムシ探しかなぁと思ったのですが、用水路の脇にいったら小さな虫が飛び回っていました。

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最初に見つけたのがこんな虫。クロバネキノコバエかなと思ったのですが、ともかく小さいですね。

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次はユスリカ。

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こちらのユスリカはちょっと大きめだったので採集しました。

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そしてガガンボ。相変わらず、地味な虫ばかりですね。でも、こんな小さな虫を写そうと思うと、以前、廊下で用いていたような20-30cmの小さな一脚ではまったく役に立ちませんね。以前の一脚はそれを壁に押し当ててカメラを固定していたのですが、外では壁がないからです。写そうとすると体が揺れて、葉っぱも揺れてなかなかピントが合いません。三脚か、せめて長い一脚くらいは必要みたいです。

たいした虫がいないので諦めてトビムシでも探そうかなと思っていたら、公園の端にある小山の斜面が禿げているところに小さなハチが飛び回っていました。

イメージ 5

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こんなハチです。体長は6mmちょっと。意外に警戒心が強く、近づこうとするとすぐに逃げてしまうので、何をしているのかよくわからなかったのですが、ウツギヒメハナバチと同じように地面にあいた穴に入っている様子でした。名前を調べようと思って1匹捕まえてきました。

以前、「日本産ハナバチ図鑑」(文一総合出版、2014)を買っておいたので、今日はそれで調べてみました。この本には絵(写真)解きの検索表が載っているので行けるところまで行ってみると、コハナバチ科コハナバチ属Evylaeus亜属carinate-Evylaeus群というところまでは達したのですが、それから先にはまだ何十種もいて名前まではたどり着いていません。でも、顕微鏡で見ると、いろいろと面白い構造が見えるので、また、今度詳しく調べてみようと思っています。

追記2016/03/19:「日本産ハナバチ図鑑」では、Evylaeus亜属がcarinate-Evylaeus群、carinaless-Evylaeus群、green-Evylaeus群の3つの群に分けられることは書かれているのですが、どのハチがそれに属するかは書かれていません。これについては次の論文に載っていました。

R. Murao and O. Tadauchi, "A Revision of the Subgenus Evylaeus of the Genus Lasioglossum in Japan (Hymenoptera, Halictidae) Part I", Esakia 47, 169 (2007). (ここからダウンロードできます)

これによると、「日本産ハナバチ図鑑」のp. 173-190がcarinate-Evylaeus群、p. 191-222がcarinaless-Evylaeus群、p. 223-229がgreen-Evylaeus群のようです。一応、学名の種名がアルファベット順にはなっていました。これで、carinate-Evylaeus群で近畿地方にいそうなのは10種に絞られました。これらはapristum種群、calceatum種群、latilabrum種群、percrassiceps種群、vulsum種群の5つの種群に分けられるようです。論文にはそれぞれの種群の定義が載っているので、もう少し攻めていけると思います。なお、carinateを辞書で引くと「竜骨状の」という意味になるのですが、前伸腹節にある隆起線のことを指すのだと思われます
)(追記2016/03/19:種への検索表も載っていました

追記2016/03/20:Ebmer(1995)(独語)をちらっと読むと、carinateは前伸腹節垂直面の上面と側面が稜で句切られていることを示しているようです。種への検索はなかなか難解です。今のところ、検索の結果、ニジイロコハナバチ L. (E. ) apristumになっているのですが、まだはっきりしていません)(追記2016/03/21:後脛節棘が2本あるのですが、どちらを見るかで間違っていました。inner hind tibial spurのinnerを前側と解釈していました。これは腹側の意味みたいです。もう一度、振り出しに戻ります→今度はキオビコハナバチ L. (E.) sibiriacumにたどり着きました。腹部第1背板T1の点刻はよく似ています。これで終わると良いのだけど・・・

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公園にはモクレン?の花がいっぱい咲いていました。

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