廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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家の近くのむし探検 第52弾

3日前の公園でのむし探検の続きです。この日は変わった虫がいました。

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こんな虫です。ツツジの葉っぱに止まっていました。尻尾が2本伸びていて奇妙な格好をした虫です。近づくとぴょんと飛んで、すぐ上にある葉の裏に隠れてしまいます。

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そして、葉裏からこんな風に覗いています。

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しばらくそのまま放っておくと、また、葉表に出てきます。図鑑を見ても載っていないので、ネットの画像検索をしてみました。そうしたら、ヨコバイ科ブチミャクヨコバイ亜科ブチミャクヨコバイかその周辺の種の幼虫のようです。ヨコバイ科は面白いのですが、図鑑や論文になかなか載っていなくていつも苦労します。ブチミャクヨコバイはDrabescus属になるのですが、「大図鑑III」を見ると、それでも4種載っています。なおかつ、幼虫については全く触れていません。それで少し論文を探してみました。

D. A. Dmitriev, "Nymphs of some species of the tribes Drabescini and Paraboloponini with a proposed synonymy of Paraboloponini with Drabescini (Homoptera: Cicadellidae: Deltocephalinae)", Oriental Insects 38, 235 (2004). (ここからpdfがダウンロードできます)

この論文はヨコバイの幼虫について書かれたもので、この中にDrabescus属についても載っていました。描かれた絵と比べると、Drabescus属で合っていそうです。Drabescini族の属への検索表を見ると、最初にDrabescus属が載っていて、前脚脛節が圧迫されているというのがポイントのひとつのようです。上の写真を見ると、前脚脛節の裏に黒い部分が見えますが、これがたぶんそのことを指しているのではないかなと思いました。ただ、種についてはまったく情報がないので、ここまででした。

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ツツジの葉の上を探すと相変わらずいろいろな虫がいます。これはこの間もいたアオヒゲナガトビケラですね。

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こちらはカクツツトビケラの仲間かなと思うのですが、種までは分かりません。

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この間教えていただいたコナカゲロウの仲間がいました。

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こちらはもっとずっと小さいコナジラミですが、こうやって比べるとだいぶ違いますね。

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ナシグンバイかなと思う種はよく見ますね。(追記2016/05/28:そらさんから、「私は、このグンバイムシはトサカグンバイだと思っています。」というコメントをいただきました。先日、ナシグンバイらしきものを見つけてから、同じだろうと思って、よく確かめずに書いてしまいました。確かに、これはトサカグンバイみたいです。どうやって見分けるのかと思って、「原色日本カメムシ図鑑第3巻」に載っているツツジグンバイ属の検索表を見てみました。ナシ、トサカの部分だけを抜き書きすると、

1a 帽状部はくさび状で狭く、複眼間の幅より明らかに狭い;前胸背の側突起は比較的長い;中央隆起は半円形で大きく、小室は3列                                      ナシグンバイ
1b 帽状部は強く膨らみ、複眼を含めた頭幅と同じかより広い;前胸背の側突起は著しく長いか著しく短い;中央小室は1〜3列                                          2(途中省略)
2 前胸背は黒色;帽状部の長さは中央突起の長さの約1.5倍;翼状片の小室は3列、前縁域は3列、亜前縁域は3-4列、盤状域と縫合域は3列                                 トサカグンバイ

ついでに勉強のためにナシグンバイとトサカグンバイを比較してみました。

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左がナシ、右がトサカです。確かに帽状部はかなり違っていました。側突起はナシでもトサカでも長い感じがします。中央突起は横からとらないと分からないので、別の写真で比べてみました。

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やはり左がナシで、右がトサカです。ナシは小室が3列、トサカは1列というのが何となく分かります。先日のブログでもトサカをナシと書いていました。訂正しておきます。そらさん、ご指摘どうも有難うございました


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それにクモヘリカメムシ

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バッタはだいぶ模様がついてきたので、今度は分かるかなと思ったのですが、結局、フキバッタらしいというところまででした。

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ヒメマルカツオブシムシ、今度はハルジョオンの花にいました。名前からは鰹節にいるという印象ですが、この間はコデマリの花、今度はハルジョオンの花でした。

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公園に行く道の塀に、この間からいろいろな種類のテントウムシが次々と蛹になっています。いろいろな模様があるので撮ってみました。半分想像も含めて、上からナミテントウ、ナナホシテントウ、ダンダラテントウかなと思ったのですが、どうでしょう。

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最後は毛虫です。これはもっぱらネット情報ですが、上はオオトビスジエダシャクに似ています。下はキリガの仲間かなと思ったのですが、それ以上は分かりませんでした。

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こんばんは、

私は、このグンバイムシはトサカグンバイだと思っています。
廊下のむしさんのご近所も、予想通り色々な虫がいると思って見ているのは私だけかな(^^)。

そら

2016/5/26(木) 午後 9:08 [ shi**087 ] 返信する

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そらさん、こんばんは。ご指摘有難うございました。
そういえば、以前、トサカかシキミかというので検索したことがありました。
http://blogs.yahoo.co.jp/fushionotori1/55141675.html

「日本原色カメムシ図鑑第3巻」によると、ナシかそれ以外かを見るには、翼状片の幅、帽状部の高さ、側面中央の小室列数、前後の暗色紋の幅で分かるみたいです。このうち、暗色紋は写真でもすぐに分かり、この写真では前側の暗色紋の幅が後ろ側の幅より明らかに広いことでナシではないですね。トサカかシキミかは微妙ですが、たぶん、おっしゃるようにトサカで合っていると思います。今度捕まえてきて調べてみたいと思います。どうも有難うございました。

2016/5/26(木) 午後 9:53 [ 廊下のむし ] 返信する

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そらさん、追伸です。
屋外に出てみると、虫の多いこと多いこと。マンションの廊下でのんびりと虫を調べていた頃が懐かしくなりました。改修工事が7月末までなので、何とかそれまでは頑張っていこうと思っています。今後ともよろしくお願いします。

2016/5/26(木) 午後 10:18 [ 廊下のむし ] 返信する

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すみません!グンバイの検索、間違っていました。ナシグンバイは帽状部が楔形で狭く、トサカかシキミは大きく膨らむというのが見分け方でした。いずれにしても、この写真の個体はトサカで合っているみたいです。検索表の違うページを見てしまっていました。おっちょこちょいですみません。

2016/5/27(金) 午後 5:21 [ 廊下のむし ] 返信する

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