廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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家の近くのむし探検 第63弾

まだ、5月31日の写真の整理に追われています。昨日、蛾について出したので、今日はその残りを出します。

イメージ 1

マンションの廊下でしょっちゅう見かけたケバエの仲間がいました。眼が大きくないので♀の方です。前脛節に刺があるので、ケバエ(Bibio)属であることも分かります。捕まえて検索をすればよいのですが、捕まえなかったので、写真判定になります。ただ、この写真で検索をしようとすると判断が難しいところがいくつかあります。例えば、平均棍が黒か黄色か、腿節基部が細いか、口肢が長くて、末端節が長いかなどはこの写真ではよく分かりません。でも、そのほかの特徴である程度絞り込むことができます。このケバエの最大の特徴は前脛節の刺です。そこで、そこがうまく写っている写真を探してみました。

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片方(外側)の刺がかなり長くて、内側の刺が1/2以下になっています。Hardy(1969)の検索表と種の特徴を調べてみると、この条件から次の4種に絞られます。B. flavihalter, B. adjunctus, B. gacilipalpus, B. montanusです。このうち、B. flavihalterは体色が赤褐色なので除外できます。さらに、Hardyを読むと、adjunctus, gracilipalpus, montanusの順に内側の刺の長さは短くなり、それぞれ外側の刺に比して、1/2、1/3、1/4となります。この写真では棘の長さは約1/2から1/3の間くらいなので、montanusを除外します。残った2種のうち、gracilipalpusはHardyによると、10-12月発生と書いてあります。実際、私のマンションでも11月に観察していました。これに対して、adjunctusは6-7月発生で、過去には6月に観察しています。さらに、adjunctus♀については昨年詳しく調べていました

この両者を分けるには前脛節の刺の長さ以外にも翅脈でも調べることができます。

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この写真で矢印で示した脈が翅端まで達していればgracilipalpus、達していなければadjunctusになります。これは達していないので、たぶん、adjunctusでよいのではと思いました。和名はトゲナガアシブトケバエです。

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これはオドリバエです。後脚が太く、胸背が張り出しているので、この間から見ているhybos属だと思われます。

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また、アクロバティックな交尾をしているところにも出会えました。

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これもオドリバエです。R4脈が直角に近い角度で分岐しているので、たぶん、Empis属です。脚には鳥の羽のような毛が密生しています。したがって、♀です。

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アシナガバエは恰好が良いですね。ただ、フラッシュの光に敏感なので、フラッシュをたいて写真を撮ろうとすると、いつも何もいないか、あるいは隅っこで飛んでいる写真ばかりが撮れてしまいます。それでも、めげずに何度かやっているとそのうち慣れてくるのか、逃げなくなります。そうやって撮った写真がこれです。今度、属の検索をしてみたいと思っています。

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葉脈を見ると分かりますが、かなり小さなハチです。頭部の形はアリガタバチに似ている感じですが・・・。

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先日、シロコナカゲロウだろうと結論づけた個体です。この間の勉強から、こんな写真からでもある程度判定することができます。

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同じ写真ですが、少し暗くして、コントラストを下げました。そうしたら、翅脈が見えてきます。種の決め方は、まずⒶの脈が右側の脈と交わる点を探します。この個体の場合は脚が邪魔をして見えませんが、翅の基部近くまでは達していません。これで、SpiloconisとConiocompsaの2属を除外することが出きます。次はⒷを見ます。ここの分岐が見られます。これで、Coniopteryx属が除外できます。さらに、Ⓒで示した交点が右側の脈の分岐後になっているか、分岐前になっているかを見ます。これは分岐後なのでConwentzia属が除外でき、Semidalis属、すなわち、シロコナカゲロウに行き着きます。コナカゲロウの見方がちょっとだけ分かったので嬉しいです。

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次はグンバイムシです。これはツツジグンバイのようです。ツツジの葉で虫を探していたので、いても当然だったのですが、今回、初めて見ました。

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それから、定番のシマサシガメ

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ヒメクロゴキブリ

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カマキリの幼虫はがいました。昨日もいたので、前脚の基部で挟まれた部分の色を見てみました。黄色だったので、以前、菅井 桃李さんが言われたようにオオカマキリのようです。これもたぶんそうかな。

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後は甲虫。マメコガネ

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木の幹をものすごい速さで登っていたので、うまく写らなかったのですが、たぶん、クシヒゲベニボタルかその周辺の種だと思います。

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最後はクモで、サツマノミダマシあたりの幼体かな。

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