廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

全体表示

[ リスト ]

家の近くのむし探検 第97弾

昨日、久しぶりに家の近くの公園に行ってみました。来客があったり、外出したりで、4日ぶりになります。行ってみると、とにかく蒸し風呂のような暑さでした。こんなに暑いと虫もいないのではと思ったのですが、やはり虫は少なめ。少ないとどうしても、ハエとクモばかり撮る羽目になります。さらに、この日は公園にやってこられた人とおしゃべりする時間が長くて、肝心の写真はどれもいまいちでした。

イメージ 1

今日はまず、この虫から。これはウシカメムシの幼虫ですね。マンションの廊下でも見たことがあったのですが、外ではいろいろな幼虫を見ることができますね。

イメージ 2

同じカメムシ目ということでこれも出してみます。後脚の可動性距を見る暇がなかったのですが、これはウンカの仲間かな。(追記2016/07/09:MSWiさんから、「赤いのはNaratettix rubrovittatusというものだと思います。」というコメントをいただきました。この名前で検索してみると、よく似た種が出てきました。ウンカと書いたのはヒメヨコバイだったのですね。どうも貴重な情報を有難うございました

イメージ 3

これはネットで探してみました。カンキツヨメヨコバイというのに似ています。「原色昆虫大図鑑III」には出ていて、この属は単眼を備え、頭頂縫合線が頭頂基部から前方に走り、単眼間をやや超えるとのことでした。前から写したら何とか調べられたかもしれませんね。

イメージ 4

写しているときは気が付かなかったのですが、左側にはクモの姿が。何やら緊迫した雰囲気です。

イメージ 5

バッタの仲間もいろいろといました。これはマンションの近くにいたものですが、マダラスズの長翅型みたいですね。

イメージ 6

これもマンションの壁にいたもので、ホシササキリ

イメージ 7

これは変わった形ですね。でも、見覚えがありました。以前、マンションでも見たヒメクダマキモドキの幼虫ですね、たぶん。

イメージ 8

もう翅が生えてきているので、終齢幼虫かなと思ったのですが、さて何でしょう。なんとなく、イナゴの仲間みたいですが・・・。(追記2016/07/09:MSWiさんから、「バッタの幼虫はクルマバッタモドキかな…?直翅はほとんど分からないので、二信八疑ぐらいの眼で見てもらえればと・・・」というコメントをいただきました。バッタは本当に難しいですね。これからも幼虫の観察をしていきたいと思います。どうも有難うございました)(追記2016/08/02:8月㏠のブログでバッタについて盛り上がりました。その中で、MSWiさんから、上の写真の幼虫はマダラバッタではないかというコメントをいただきました。頭頂と額の角が鋭角なので、たぶん、ご指摘の通りマダラバッタみたいです

イメージ 9

カマキリがいました。これもオオカマキリなのかなぁ。ハバチの仲間を捕まえていますね。マンションの廊下ではどの虫も静かに止まっている静の世界なのですが、外ではいろいろなドラマが展開される動の世界ですね。

イメージ 10

羽アリも一応写したのですが、どうせ名前までは分からないでしょうね。

イメージ 11

イメージ 12

これはアオメアブだと思ったのですが、ネットに出ている写真と比べると、跗節の色が薄いような感じです。(追記2016/07/09:菅井 桃李さんから、「アオメアブは交尾中を見ても、片方だけふ節の色が薄いことがあったので、色が薄いこともある様です。ところで、日本産アオメアブは大陸のものと同種としてCophinopoda chinensis (Fabricius, 1794)の学名が使われてますが、交尾器の違いから別種のCophinopoda oldroydiとする論文があります。調べて見ると、確かに論文にある検索と同様にC. oldroydiになりますが、まだ詳しく検討されてない模様…。大型ムシヒキのアオメアブに代表されるクシヒゲムシヒキ亜科ですが、Ommatiusの様な体長が10ミリに満たない小型種も居て、なかなか面白い仲間です。この亜科の櫛状の触角を撮ろうとする人って、あまり居ないのかなあ?」というコメントをいただきました。

調べてみると、次の論文に両種が載っていることが分かりました。

L. Tsacas and J. N. Artigas, "Le genre Comphinopoda Hull, 1958 (Diptera: Asilidae) a repartition subcosmopolite inhabituelle", Annal. Soc. entomol. France 30, 447 (1994). (こちらで読むことができます)

論文はフランス語で、しかも、ダウンロードできないみたいです。でも、交尾器の図が載っているので、比較ができるかもしれません。菅井 桃李さん、有用な情報を有難うございました


イメージ 13

イメージ 14

アシナガバエがいるとつい写したくなります。接写でフラッシュをたくと、必ず逃げるので、それに構わず何度でも写しているとそのうち止まったままになることがあります。その時が狙い目です。先日、菅井 桃李さんに、関東地方のアシナガバエについて「ハナアブ」に載っているという情報を教えていただきました。早速、注文したのですが、なぜかまだ届きません。関東と関西は結構離れているからなぁ。

イメージ 15

これは以前教えていただいた、ヘリグロハナレメイエバエだと思います。どうも写真がいまいちです。長くなったので、ここで打ち切ります。蛾、甲虫、クモは次回です。

この記事に

閉じる コメント(9)

顔アイコン

はじめまして。
子どもと虫の名前を調べていて、こちらにたどり着きました。
虫にお詳しいんですね!
そして、身近にこんなに色んな虫がいることに驚きです。
わが家の息子も虫大好きですが、名前を聞かれても答えられず…
こちらで勉強させていただきます 削除

2016/7/5(火) 午後 9:04 [ ずんだ ] 返信する

顔アイコン

ずんださん、はじめまして。
身近にいる虫の名前ぐらいは知りたいなと思って、3年半くらい前から我が家の近くにいる虫を調べ始めました。虫がこんなにたくさんいるなんて全く知りませんでした。まだ、始めたばかりの初心者ですので、これからどうぞよろしくお願いします。

2016/7/5(火) 午後 9:11 [ 廊下のむし ] 返信する

顔アイコン

こちらこそよろしくお願いいたします
先月から私が入院しており、寂しい思いをしている息子の慰めになれば、と病室で一緒に虫の名前を調べています。
身近な虫がいっぱいで、とてもありがたいです! 削除

2016/7/5(火) 午後 9:37 [ ずんだ ] 返信する

アオメアブは交尾中を見ても、片方だけふ節の色が薄いことがあったので、色が薄いこともある様です。
ところで、日本産アオメアブは大陸のものと同種としてCophinopoda chinensis (Fabricius, 1794)の学名が使われてますが、交尾器の違いから別種のCophinopoda oldroydiとする論文があります。
調べて見ると、確かに論文にある検索と同様にC. oldroydiになりますが、まだ詳しく検討されてない模様…

大型ムシヒキのアオメアブに代表されるクシヒゲムシヒキ亜科ですが、Ommatiusの様な体長が10ミリに満たない小型種も居て、なかなか面白い仲間です。
この亜科の櫛状の触角を撮ろうとする人って、あまり居ないのかなあ?

2016/7/5(火) 午後 9:54 [ 菅井 桃李 ] 返信する

顔アイコン

そうですか。お身体、大事にしてくださいね。虫のことで分からないことがありましたら、いつでもお聞きください。私も勉強のつもりで調べてみますので。

2016/7/5(火) 午後 10:06 [ 廊下のむし ] 返信する

顔アイコン

菅井 桃李さん

だいぶ、マニアックな話になってきましたね。TSACAS and ARTIGAS (1994)の論文はフランス語なのかな。両者を比較しているサイトもありましたが、♂交尾器だけが違うと書かれていました。

http://www.geller-grimm.de/korea/copold.html

触角が櫛状なのですか。写真をいくつか見てみたのですが、やはり採集しないと難しいみたいです。だいぶ大きいので、採集ねぇ。

2016/7/5(火) 午後 10:25 [ 廊下のむし ] 返信する

顔アイコン

バッタの幼虫はクルマバッタモドキかな…?
直翅はほとんど分からないので、二疑八疑ぐらいの眼で見てもらえればと(笑)
クダマキモドキの幼虫はこんななのですか。華奢でなんだかツユムシみたいですね。

赤いのはNaratettix rubrifronsというものだと思います。

2016/7/6(水) 午前 0:40 [ MSWi ] 返信する

顔アイコン

二信八疑って言いたかったんだけど…

そして失礼。rubrifronsじゃなくて、rubrovittatus です。
rubrifronsだと「額の赤い」の意味になってしまいますね…(笑)

2016/7/6(水) 午前 0:49 [ MSWi ] 返信する

顔アイコン

MSWiさん、いつもコメント有難うございます。バッタ幼虫、クルマバッタモドキの可能性がありますか。これは気が付きませんでした。どうなるかもう少し観察してみます。「二信八疑」という言葉も全く知りませんでした。これは半信半疑から来た言葉なのですね。ネットで検索してみると、一信九疑から九信一疑までありました。

それから、ウンカと書いたのはヒメヨコバイだったのですね。何だろうと思っていました。それにしても、よくご存じですね。Naratettix rubrovittatusを書いた松村氏の1920年の本?論文?を探してみたのですが、見つかりませんでした。その代り、属の検索は見つかったので、今度、見つけたら検索してみたいと思います。といってもだいぶ難しそうですが・・・。

2016/7/6(水) 午前 11:09 [ 廊下のむし ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事