廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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家の近くのむし探検 第113弾

家の改修もほとんど終わり、あと三日で元の家に引っ越しすることになりました。インターネットにつなぐためにノートパソコンを持って仮住まいと家との間を往復していたのですが、それも終わりになります。嬉しいですね。

さて、3日前の公園での虫探しの結果です。最近は暑くてほとんど虫の姿を見なくなったので、ツツジの葉だけでなく、早春にやっていたように木の幹も探し始めました。

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そうしたら、こんな小さな虫が桜の幹に止まっているのが見つかりました。下を向いてじっとしています。この形、何か見覚えがありますね。たぶん、イダテンチャタテの幼虫ですね。ちょうど同じ木で12月から2月ごろまでイダテンチャタテの成虫を見ていました。今頃、幼虫がいるのですね。これから観察が楽しみになりました。

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これはシラカシの幹に止まっていたウロコチャタテです。そういえば、マンションの廊下で虫の写真を撮っていた時も、虫があまりいなくなると、ウロコチャタテばかり撮っていたのを思い出しました。本当はマンションの改修工事がほぼ終わったので、廊下に戻ることができるのですが、せっかく、公園での観察を始めたので、もう少し続けてみようかなと思っています。

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いつものニジュウヤホシテントウかなと思ったのですが、先ほど、「原色日本甲虫図鑑III」を見たら、似た種にオオニジュウヤホシテントウというのがいます。図鑑によると、違いは斑紋が大きくて、第2列目の斑紋が肩にある斑紋と弧をなして並ぶかどうか、それに後腿節です。後腿節は見えないので、斑紋で判断すると、何となくオオニジュウヤホシテントウの方に似ているような気がしました。(追記2016/08/01;菅井 桃李さんから、「テントウムシはニジュウヤホシテントウです。オオニジュウヤホシテントウの鞘翅の紋はもっと大きく、前胸の紋も違ってもっとハッキリしています。オオニジュウヤホシテントウは北方系のテントウムシなので、年平均気温が13度より高いとあまり見られず、14度を超えるとまず見られません。大阪の年平均気温は16.9度なので、そちらだと高地に行かないと見られないでしょうね。関東でも平地(少なくとも南部の平地)ではニジュウヤホシテントウしか見られなくなりました。」という詳しいコメントをいただきました。一種増えたかなと思って喜んでいたのですが・・・。大阪の平地だと見られないのですね。これは残念

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公園の街路灯の支柱に止まっていました。肩があまり白くはないのですが、カタシロゴマフカミキリかなと思っています。

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後はカメムシ。これはクロスジヒゲナガカメムシかなと思いました。

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そして、これはオオクモヘリカメムシ

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悩ましいヒメシャクがまたいました。オオウスモンキヒメシャクかなと思ったり、ナミスジチビヒメシャクかなと思ったり。結局、ナミスジチビヒメシャクにしたのですが、違うかもしれません。

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こちらはマエキヒメシャクかな。

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ウコンカギバとヒメウコンカギバの違いが分からず、いつも?付きになってしまいます。

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これはベニシマコヤガですね。小さな蛾は葉と葉の間に止まっていることが多いので、撮影にはいつも苦労します。

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次は先日もいたこのハエ。菅井 桃李さんから、ヒロクチバエ科の○○マダラヒロクチバエだと教えていただきました。「日本昆虫目録第8巻」によると、マダラヒロクチバエ(Euprosopia)属にはオオ、マツダ、コの3種が載っています。CiNiiで探すと、マツダの記載論文が見つかりました。

H. Kurahashi, "A New Species of the Genus Euprosopia (Diptera, Platystomatidae) from Japan", 昆蟲 42, 40 (1974). (ここからダウンロードできます)

この中にはEuprosopia属の検索表が載っていて、マツダ E. matsudaiは腿節が黒という特徴が載っていました。この個体は橙色っぽいので、たぶん、それとは違うと思います。残念ながら、この検索表にはコが載っていなかったので、ここまでかなと思ったのですが、「日本昆虫目録第8巻」に載っていた次の論文がダウンロードできました。

R. Frey, "Beitrag zur Kenntnis der ostasiatischen Platystomiden (Diptera)", Notulae Entomologicae 44, 1 (1964). (ここからpdfがダウンロードできます)

このリンクはグーグルのリンクで、Notulae Entomologicaeという雑誌の44巻が直接ダウンロードしてしまうので注意してください。この雑誌の中に論文が載っています。この論文は日本産のコをフィリピンで記載されたコの亜種として記載しています。ドイツ語の辞書が手元にないので、詳しくはわかりませんが、この中でオオとコの翅の模様も載っていました。それと比べると、オオの方が近い感じですね。とりあえず、オオマダラヒロクチバエ?としておきます。

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恰好いいハチなのですが、調べても亜科止まりだろうなと思うと、採集の意欲がなくなってしまいます。ハチはとりあえず、ハバチ、ハナバチ、有剣バチの検索表があるので、そちらを重点的に調べようと思っています。といっても、引っ越しが済んだら・・・。

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これはこの間から見ているアカガネコハナバチでしょうね。今回はこれで終わりでした。

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テントウムシはニジュウヤホシテントウです。
オオニジュウヤホシテントウの鞘翅の紋はもっと大きく、前胸の紋も違ってもっとハッキリしています。
オオニジュウヤホシテントウは北方系のテントウムシなので、年平均気温が13度より高いとあまり見られず、14度を超えるとまず見られません。
大阪の年平均気温は16.9度なので、そちらだと高地に行かないと見られないでしょうね。
関東でも平地(少なくとも南部の平地)ではニジュウヤホシテントウしか見られなくなりました。

2016/7/25(月) 午後 10:21 [ 菅井 桃李 ] 返信する

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そうなんですか。一種増えたかなと思って喜んでいたのですが・・・。大阪の平地だと見られないのですね。これは残念。

2016/7/26(火) 午前 10:03 [ 廊下のむし ] 返信する

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