廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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家の近くのむし探検 第176弾

一昨日、公園で見た虫の続きです。

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虫が少なくなっても、ハエやハチを探すと結構いろいろな種類が見られます。まぁ、マンションの廊下で見ていた時もそうでしたね。冬になるとハエばかり撮っていましたから。これはハナアブです。図鑑や「ハナアブの世界」のハナアブ写真集を見てもぴったりとくるのは見つからなかったのですが、なんとなく見覚えがあって、アシブトハナアブ♀かなと思いました。ネットで調べてみると、「一寸のハエにも五分の大和魂・改」の記事に似た種が出されていて、やはりアシブトハナアブの♀になっていました。でも、過去の記録を調べてみても同じような模様の種は見ていませんでした。どこで見たのだろう。

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これと似た種はこれまで何度か見ていて、一度、シワバネキノコバエだと教えていただいたことがありました。でも、「日本昆虫目録第8巻」を見ても和名索引には出ていません。それで、また、ネットで検索をしてみると、「一寸のハエにも五分の大和魂・改」の記事に詳しい説明が出ていました。それによると、この種はキノコバエ科(ナミキノコバエ科)のAllactoneuraの一種だそうです。それで、再び「日本昆虫目録第8巻」を見ると、akasakana一種だけが載っているので、これで決まりかなと思ったのですが、先の記事を見るとなかなか複雑なようです。要は東京から記載されたakasakanaと、台湾で記載されたformosana(この中にも何種か含まれる可能性がある)の交尾器と比較しないとなんとも言えないとのことです。そこで、とりあえず、akasakanaの記載論文を調べてみました。

M. Sasakawa, "Fungus Gnats,Lauxaniid and Agromyzid Flies(Diptera)of the Imperial Palace,the Akasaka Imperial Gardens and the Tokiwamatsu lmperial Villa,Tokyo", Mem. Natn. Sci. Mus. Tokyo (39)273 (2005). (ここからダウンロードできます)

この論文の中にakasakanaの特徴はいろいろと書かれているのですが、ポイントがどこだか分かりません。Remarksを読むと、結局、♂交尾器が特徴的というような感じです。最低、採集しないと無理なようです。ところで、「原色昆虫大図鑑III」にはジャワから記載されたcinctaにシワバネキノコバエという和名が与えられ、詳細な説明も載っていました。この辺りの事情についても上の記事に載っていました。したがって、今のところakasakanaには和名なしということになっています。結局、Allactoneuraの一種というのが一番適当な呼び名みたいです。いつもながら、ややこしいですね。

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これはアシナガバエの仲間で先日来何度か見ています。翅脈のM1(M1+2)が前側に大きく曲がって翅縁に達するという特徴から、田悟敏弘、「関東地方にて採集したアシナガバエ科の記録」、はなあぶ 30-2, 1 (2010)の翅脈の写真と比較すると、Amblyosilopusであることは確かそうです。さらに、論文に載っているsp. 1とsp. 2の翅脈とは特に似ています。ただ、sp. 2は脚の色が異なるので違いそうですが、、sp. 1は前脚跗節や腿節の刺毛を見ないといけないので、この写真でははっきりしません。やはりこれも採集が必要みたいです。ハエはどれも難しいですね。

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これは名前が分かります。クチナガハリバエですね。

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これはイエバエの仲間かな。

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それにヒサマツムシヒキかなと思っている種。最近、よく見ます。

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このユスリカは♀ですね。♂だったら採集してくるのですけど・・・。

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こんなハバチがたくさんいました。胸背が橙黄色なので、たぶん、イヌノフグリハバチか、ニホンカブラハバチですね。イヌノフグリハバチは脛節が全面的に黒いのですが、これは背面だけなので、たぶん、ニホンカブラハバチの方かなと思います。

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ハチの写真は撮るのですが、なんだかさっぱりわかりません。こんな写真がどんどんたまってきます。

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後はネコハエトリ

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これはコガネグモの幼体?隠れ帯が面白いので撮りました。

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こちらはもっと小さいクモ。

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毛虫がアリにつかまっていました。糸が見えるので、繭にでもなろうとしていたときなのでしょうか。毛虫の名前は分からないのですが、アリは以前調べたハリブトシリアゲアリかもしれません。

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最後はニホントカゲでした。

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