廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第850弾

昨年もそうだったのですが、冬が近づくと虫がいなくなるので、どうしてもハエばかり目についてきます。昨年はそれでハエの検索をいくつかやって、少しだけハエが分かるようになりました。それでも、普段よく見るハエは見ても科すらわからないので、捕まえて一つ一つ検索をしていくしか方法がありません。今年の冬は何をするのかまだ決めていないのですが、どうせハエくらいしかいないなら、とりあえず、いろいろな科のハエの検索をして、パッと見で何科か分かるようになりたいなと思っています。

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科別に分けて書くのも面倒なので、見た順に書いていきます。今日の最初はこんなハエからです。この姿見覚えがあります。以前、ヌカカだろうと書いたら、MSWiさんからForcipomyiaかと教えていただきました。一度検索をしてみようと思って、MNDやら論文に載っている検索表を翻訳したところまでは準備したのですが、その後、止まってしまっていました。一度調べてみないといけないですね。どうも小さな虫は調べるのが億劫になりますね。手作り図鑑のヌカカの項に入れたコラムを載せておきます。

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最近は寒いのでキゴシハナアブもじっと止まったままですね。

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この手の小さな虫が結構いっぱいいます。

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左右の複眼が中央で接しているので、たぶん、クロバネキノコバエの仲間です。

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小さなハエです。翅のsc切目の辺りが変わっています。また、h切目もあります。ミギワバエ、ショウジョウバエ、Milichiidae付近のハエかもしれませんね。一応、採集したので、今度、刺毛を調べてみます。(追記2016/12/12:体長1.3mm。大変小さいハエです。苦しんで、苦しんで検索を続けた結果、ミギワバエ科の可能性が高くなってきました。これから属の検索も試みてみます

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次はユスリカです。ふさふさの触角をしているので♂ですね。捕まえてもよかったのですが、体長はわずか2.2mm。ちょっとためらってしまいました。代わりにリバースレンズで拡大してみました。

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これは触角を撮ったものです。

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そして、これは腹部末端。把握器がこんな風に先端が曲がるのはエリユスリカ亜科かもしれません。

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ちょっと脛節と跗節第1節の長さ比べをしてみると、明らかに脛節の方が長いので、たぶん、エリユスリカ亜科で間違いないのではと思います。ユスリカ亜科は逆に跗節第1節の方が長くなります。

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こういうハエはパッと見ても何科か分かりません。もう少し感を養わないといけませんね。

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一応、顔と額の写真は撮ったのですが、何科か分からないと話になりません。でも、あまりにハエっぽいので採集するのはちょっと・・・。

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これはこの間、菅井 桃李さんからオオクロバエだと教えていただいたハエに似ています。ただ、「一寸のハエにも五分の大和魂・改」の記事を読むと、似た種にケブカクロバエというのもいるそうです。その違いについては、いつもお世話になっている次の論文に載っていました。

田中和夫、「屋内害虫の同定法(3)双翅目の主な屋内害虫」、屋内害虫 24, 67 (2003) (ここからダウンロードできます)

いろいろと違いはあるのですが、要は内外方の横溝前剛刺毛があればオオクロバエ、内方の横溝前剛刺毛がなければケブカクロバエだということみたいです(内方、外方の意味が分かりません)。刺毛はすっかり忘れてしまっていたので、思い出すつもりで、上の写真の毛に名前をつけてみました。

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だいたいは付けられたのですが、肝心の横溝前剛刺毛(iaを上に延長して、横溝(sut)を過ぎた直後にある刺毛)あたりが分かりません。別の写真を見たのですが、どうもないような感じです。だとすると、ケブカクロバエなのですが、ケブカクロバエ♂の左右の複眼はもう少し離れていて(頭幅の13〜15%)、オオクロバエはくっついているので、どうやらこれはオオクロバエみたいな感じです。やはり採集しないと駄目なのかなぁ。どうもこういうハエっぽいのは苦手です。しかもこれは大きいし・・・。

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この間、科が分からなかったガガンボ類がまたいました。今度こそと思って撮影してみました。

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まずは頭部。後から考えたら、もう少し横から撮れば、鼻状突起の有無が分かったかもしれなかったですね。

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そして翅脈。やはり肝心のSc脈がどれかよく分かりません。またしても、失敗。うーむ。

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これはツマグロキンバエ

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それにノミバエの仲間。これも小さいですね。

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公園をのぞいたのですが、大したものはいませんでした。小さな虫が飛んできて木の幹に止まったと思ったら、マンションにもいたクロバネキノコバエでした。

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夏によく見かけたムラクモハマダラミバエが1匹だけですが、まだいました。公園も寂しくなりましたね。この公園、閑静な住宅地にあるのですが、夜はシカが来ているという話や、イノシシの子供を見たという話や、近くでクマを見かけたという話も聞きました。意外にワイルドですね。

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