廊下のむし探検

このブログではマンションの廊下にでてくる「むし」の紹介とカメラを使ったちょっとマニアックな趣味を紹介します

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廊下のむし探検 第948弾

先ほどの続きで、10月8日の「廊下のむし探検」の結果です。蛾、カメムシ、甲虫、バッタ以外です。

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今日の最初はこのクモです。アリグモの仲間♀です。「ハエトリグモ ハンドブック」に載っている検索表では、腹部に光沢がある方を選んで、次に胸部が強く盛り上がるか、盛り上がらないで、それぞれヤサアリグモ、アリグモになります。そこで、横からも撮ってみました。

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たぶん、これは盛り上がっている方だと思うので、ヤサアリグモではないかと思います。

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これも先ほどのハンドブックに載っています。たぶん、ミスジハエトリ。似た種としてはチャスジ、デーニッツが載っているのですが、見た感じはだいぶ違いました。

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これはハンゲツオスナキグモかな。

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これは地下駐車場の天井に止まっていました。エグリトビケラ科のウスバキトビケラです。

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両方とも雄アリです。翅脈から判定ができるとよいのですが・・・。以前、羽アリの翅脈調べをしたことがあります。 上の写真の個体では翅脈が見えるので、Perfilievaの論文に従って分類してみると、IIIdタイプになるのですが、Perfilievaによると、カタアリ亜科の23%、ヤマアリ亜科の26%、フタフシアリ亜科の18%などがこれと同じような翅脈を持っているのでこれからだと何とも言えません。やはり採集しないと無理か。

この後、マンションの近くの石垣にいるオオズアリを見に行きました。

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役に立つのかなぁと思われるようなものを持ってくるアリもいましたが、みな、忙しそうです。

その後、近くにあるユリの実を見に行きました。ここにはワタアブラムシではないかと思われるアブラムシがいっぱいついていて、先日、ここで寄生バチに乗っ取られたアブラムシを見つけました。これはマミーと呼ばれているようです。mummyを辞書で引いたら、ミイラとか、昆虫では蛹とかという意味になっているので、蛹と訳していたらよいのかなと思っていたら、今日見つけたサイト(高田肇、「アブラムシとその寄生バチ(2)アブラバチとアブラコバチ」、アリスタ ライフサイエンス農薬ガイドNo.97/F (2000.10.1))ではミイラと訳していました。確かに、蛹よりはミイラの方が適当かもしれません。今日はそのマミーにハチが抜け出した穴があるかどうかを確かめに行きました。

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矢印の部分に色の違うアブラムシがいますが、これがマミーです。左には先ほど見たオオズアリがいます。

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そのオオズアリ、マミーを乗り越えました。

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マミーはあちこちにありました。

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そのうち、大きな穴の開いたのも見つかりました。

先ほどの高田氏の記事には詳しい説明が載っていました。まず、アブラムシの中に産み付けられた卵から孵化したアブラバチ(コマユバチ科)か、アブラコバチ(ツヤコバチ科)の幼虫は、最初はアブラムシの生命維持に関係のない卵巣や脂肪体を食べるのですが、その後、消化管や気管などを食べていくので、アブラムシはついには死んでしまいます。アブラムシの器官や組織を食べ尽くすと、アブラムシの腹を裂いて分泌液で植物体に固定し、アブラムシの殻の中で繭を作ります。この状態をマミーと呼ぶそうです。アブラムシ殻は分泌液との反応でいろいろな色が付き、この色は寄生バチの種類で変化するみたいです。そして、羽化した成虫は口器で殻を丸く破り、中から出てきます。産卵から成虫まではハチの種類によって異なりますが、だいたい2〜3週間で、アブラムシの寿命1週間より長く、ハチ成虫の寿命は2週間から5週間程度だそうです。マミーからハチ成虫が出てくる、そんな瞬間が見れるとよいのですけど・・・。

雑談)今日はヨモギハムシを検索表に従って調べてみました。例によって、一か所部位が分からず苦労しましたが、それもなんとかクリアして、「天才キッズ全員集合」という番組を見ながらまとめています。「天才検索キッズ」なんていうのが現れてもよさそうですね。虫には余り興味ないかな。

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