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「え?」
あまりの驚きで、言葉を失ってしまった。
夢をみているのか?
そう思ってしまうぐらい信じられない言葉が耳にはいり、何度も頭のなかで繰り返す。
俺のこと……好きだと。
「もう二度と言わないからな」
翔は恥ずかしそうに、赤く染めた顔をプイっと横を向く。
徐々に、これは現実だということを認識すると、今度は喜びの感情が湧きあがる。
こんなに、嬉しい気持ちになったのは初めてだった。
生まれて初めて、恋が実り、暖かい気持ちが胸を満たしている。
目頭がジンと熱くなり、生理現象から翔の輪郭がぼやける。
熱い涙がまぶたに溜まり、それはやがてつぅとこぼれおちた。
翔の素敵な顔を、はっきり見たくて……
シャツの袖でゴシゴシと目をこするけど、溢れる涙はとどまることを知らず……
「翔ッ!」
海斗はポロポロと大粒の涙を流しながら、たまらずベッド脇に座っている翔に思いっきり抱きついた。
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