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「翔……俺は翔がすごく好き。いつまでも、こうしていたいよ」
「海斗……俺も同じ思いだ」
スポーツマンらしい、たくましい胸の中でうれし泣きをしている海斗の髪を、優しい指先がすかしていく。
愛している人に髪をなでられ、海斗は気持ちよくしている子猫のように目を細める。
翔の腕に、ほんの少しだけ力がはいり、海斗はそのまま広い胸板に抱き寄せられた。
しかし、それは強引でもなく包みこまれるような柔らかさ。
密着度が増した胸の中では、心地よい翔の体温を感じる。
「翔の胸……温かくて、気持ちいい……」
そう甘えた声でつぶやけば
「それは、俺の……愛の証しさ」
との声。
そんなこと、他の人が聞けば喉元がムズ痒く感じるぐらい甘すぎる言葉だったけれど、今の二人には、気持ちをより一層燃え上がらせる睦言だ。
今日は、翔に甘えたい。
そんな気持ちがふつふつと湧きあがり、激しい愛欲に心が犯されていった。
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