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「翔は……男でも大丈夫なの?」
「俺は……愛することに男も女も関係ないと思っている。愛することに理屈なんてないよ。好きになることに、理由はいらないんだ」
「こんなカッコ悪い俺でも……愛してくれるの?」
翔は自分の胸から不安げに見上げている海斗を、穏やかで、かつ自信のある表情で見つめる。
「もちろん!容姿なんて関係ないさ。俺は、海斗っていう男に惚れたんだから。それに俺は、海斗をカッコ悪いなんて思っていないよ」
「翔……」
二人は熱い眼差しで見つめ合い、吸い寄せられるように口づけをかわす。
お互いの唇が軽く触れると、殺風景な病室が一気に淫靡な空気に包まれた。
「ん…ンン……」
初めて経験するキスは、ほのかに甘くて、たまらなく興奮する。
きつく口を吸われ、舌を絡められて。
軽く触れていた唇は、お互いの気持ちに盛り上がりをみせるほど、ぴったりときつく合わせられて、いつの間にか、唾液の跳ねる音が静かな病室で発せられていた。
「ひぁ……あ……」
舌先で口内の粘膜をペロンと舐められて、声をあげてしまう。
思わずブルッと身震いをして、力が抜けて崩れそうになった身体は翔に抱えられてしまった。
校内一カッコいいといわれる男子生徒の上手いキスは、自分の欲情を最高潮まで高めていく。
「あッ、あ……ンン」
海斗は、みだらな声を漏らし、初めてのキスに若干戸惑いながらも、燃えるような激しいキスの洗礼を受けていた。
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