素敵な夜景に踊らされて☆萌えガク

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日が沈み、街の灯りがきらめきを増す頃、一樹と裕也は都心にあるホテルの一室で、パーティーに出席するための支度を整えていた。

もちろん、ホテルは名の知れた一流ホテルだ。

「裕也、準備できたか?」

一樹が、待ちくたびれた様子で声をかけてきた。

立派なホテルのパーティーに出席するなんて一度も経験したことはない。裕也は、これから体験する社交界デビューに、期待と喜びで胸を膨らませながら熱心に身だしなみを整えていた。

一樹に用意してもらったタキシードだって、身につけるのは生まれて初めてのこと。スイートルームに設えられた鏡を覗きこみながら、丹念に身だしなみを整える。

すでに、タキシードに蝶ネクタイという礼装姿の一樹は、こういうパーティーに場慣れしているのか、30分も前から身支度を終えている。

その礼装姿は……さずが、一樹というべきか。

一樹の精悍な顔つきと長身の身体が、タキシードにぴったりとマッチしていて、見事なまでに着こなしている。

それに比べ、鏡に映る自分の姿が歯がゆい。まるで、タキシードに着せられているようで、まったく自分と釣り合わない。

「おい、裕也。もう、いいだろ?はやくパーティー会場に行こうぜ」

「う、うん。今、行くよ」

これが最後だと思って、鏡の前で髪を手で整えるが、それでも納得できなくて。

妙に髪型が気になり、鏡の前から離れないでいると、背後にいる一樹に、鏡越しから「もう、カッコよくきまってるぜ」と苦笑されてしまった。

初めての、セレブなパーティーに落ち着かない自分の気持ちを見透かされて、裕也ははにかみながら部屋をあとにした。


・+☆+・
4/50話


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